2018年9月2日、日曜日。
大阪で読書会を開催しました。
場所は英国紅茶専門店ロンドンティールーム堂島本店併設のオックスフォードクラブ。英国の雰囲気溢れる素敵な空間です。JR大阪駅から徒歩8分ほどの所にあります。
午前の部は主催含め18名(女性10名、男性8名)、午後の部は主催含め15名(女性7名、男性8名)で読書会を開きました。午後の部の課題本はサン=テグジュペリの「星の王子さま」でした。私とサポーターさん以外は全員ほぼ初心者の方々です。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
さて、このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会」と「彩ふ読書会の目的」から始め、午前の部、午後の部のレポートに映りたいと思います。
目次はこちらです。
目次
読書会って何?
まずは「読書会」とは何かについて。
これについてはwikipediaに掲載されているものを一部引用させて頂きます。
読書会とは、集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベント、またはイベントを開催するグループである。
目的や参加者数、文化背景などに基づいて様々な様式・分類がある。
「読書会の進め方」による分類
・輪読会式: 特定のテキストを一区切りずつ読んでいく方式
・研究会式: 特定のテキストを事前に読んだ上で指導者を中心に報告や講義を行う方式
・発表会式: 参加者が各自自由なテキストとテーマで発表を行う方式
「何を読むか」による分類
・テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会
・テーマ読書会: 同一のテーマであればテキストは同一である必要はない読書会
・自由読書会: テキストもテーマも制約がない読書会
(wikipediaより引用)
彩ふ読書会の場合は「読書に関するコミュニケーションを行うためのイベントを開催するグループ」にあたります。様式・分類については今後別のものも行っていきますが、午前の部は「発表会式・自由読書会」です。持参した本を各自紹介していく形式で行っております。午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。
読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。
自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。
彩ふ読書会の目的
簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。
家庭でもない。
職場でもない。
貴方にとっての、第三の場所。
居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。
教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。
集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。
「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。
午前の部レポート
では、読書会のレポートへ移ります。
読書会にお申込頂いた方には当日までに3回メールが届きます。予約した直後の自動返信メール、2~3日以内に予約完了メール、開催2日前に最終確認メールが届きます。メールの内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。
会場に辿り着き扉を開くと現れる仄暗い廊下。今回はちゃんと電気消しておきました!
短い廊下を抜けた後は受付をお願い致します。
午前の部は2、3のグループに分かれますので、受付時にどのグループかをお伝えしております。
開始時刻になったら読書会開始です。
まずは司会のワタクシのーさん(ののの)がご挨拶させて頂きます。その後、各テーブルに分かれて自己紹介を行って頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。
各テーブルで自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。最初はお一人一冊ずつのご紹介です。時間が余れば二巡目に移るかフリートークとなります。ご紹介頂いた本は随時テーブルの中心に並べて頂きます。
11:45頃になりましたら全体発表を行います。他のテーブルでどなたがどのような本を紹介されたかを知るために行っております。
※全体発表の方法については、9/9以降一部変更させて頂きます。詳しくはこちら。
12:00頃になりましたら最後に次回のお知らせをさせて頂きます。最後に推し本の写真を撮らせて頂きましたら、午前の部は終了です。
その後、お時間のある方はフリートークを楽しみましょう(大体いつも13:00頃まで皆さん残っておられます)
次の予定がある方はそのままお帰り頂いても問題ございません。お帰りの際はロンドンティールームの店内は通らずにエレベーターの使用をお願いしております。
午後の部にも参加される方はランチ交流出来たらなと考えております。外食に行って頂いても構いません。その場合は13:50迄に会場までお戻り下さい。
午前~お昼の流れは以上になります。
今回紹介された本はコチラです。
Aテーブル
★夜が小沢をそそのかす スポーツ漫画と芸人の囁き
★物語ること、生きること
★さかさま世界史 英雄伝
★天久鷹央の推理カルテ
★格闘するものに○
★天国はまだ遠く
Bテーブル
★女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと
★永遠のおでかけ
★日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
★さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
★世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
★夜の木
★貧困の文化―メキシコの“五つの家族”
★凍りのくじら
★アルケミスト 夢を旅した少年
Cテーブル
★恋するシロクマ
★屍鬼
★ビブリア古書堂の事件手帖
★入門! 進化生物学 – ダーウィンからDNAが拓く新世界へ
★晴天の迷いクジラ
★大家さんと僕
それでは詳しく見ていきましょう♪(サポーターの方の取って頂いてたメモと合わせて書いてます)
Aテーブル
★夜が小沢をそそのかす スポーツ漫画と芸人の囁き/小沢一敬
前回「拝啓、本が売れません」や「天才はあきらめた」を紹介して下さった男性からの推し本です。
お笑い芸人・スピードワゴンの小沢一敬さんの著書。漫画の名言を紹介している本だそうです!
「SLAM DUNK」や「キャプテン翼」「キン肉マン」などの漫画の名シーンを取り上げ、小沢さんの見解の一言。これは気になる!9/24の漫画読書会に向けて読んでおきたいなーと思いました!
★物語ること、生きること/上橋菜穂子
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
あらすじ⇒人はなぜ物語を必要とするのか。自分はなぜ物語をつむがないといられないのか。どうしたら自分だけが書くことができる物語にたどりつけるのか。『獣の奏者』『精霊の守り人』を生み出した国際アンデルセン賞作家が、本の虫だった少女時代や文化人類学の研究過程など自らの人生を通じて語る、「物語」とは。
書店に行くと鹿の王や精霊の守り人をよく目にするので上橋菜穂子さんのお名前は知っていましたが、作品は未読!エッセイだと手に取りやすそうですね♪
★さかさま世界史 英雄伝/寺山修司
前回「私の嫌いな10の人々」を紹介して下さった女性からの推し本です。
内容⇒世界史上の英雄たちの虚飾に満ちた正体を見破り、たちまち滑稽なピエロにしてしまう寺山修司の眼力。コロンブス、エジソン、聖徳太子、ゲーテ、毛沢東、キリスト、紫式部…。卑近な話題を調味料に、強烈な風刺と卓抜なユーモアでどんな大人物も見事に料理してみせる、ユニークな英雄伝。
英雄ってそれだけで何となくスゴイ人ってイメージしちゃいますよね。どんな風に料理されるのか興味津々です♪前回紹介されていた中島義道さんの「私の嫌いな10の人々」も読んでみましたが非常に面白かったですよ!
★天久鷹央の推理カルテ/知念実希人
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
あらすじ⇒統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた…?頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。
知念実希人さんの作品は仮面病棟以来読めていなかったのですが、天久鷹央の推理カルテシリーズはずっと気になってました!京都の本屋さんにサイン本があるみたいですよ!
★格闘するものに○/三浦しをん
前回「ヨシダナギの拾われる力」を紹介して下さった女性からの推し本です。
あらすじ⇒これからどうやって生きていこう? マイペースに過ごす女子大生可南子にしのびよる苛酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら……。いざ、活動を始めてみると思いもよらぬ世間の荒波が次々と襲いかかってくる。連戦連敗、いまだ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族、年の離れた書道家との恋。格闘する青春の日々を妄想力全開で描く、才気あふれる小説デビュー作。
前回紹介されていた「ヨシダナギの拾われる力」に続き、こちらも気になる作品です♪
★天国はまだ遠く/瀬尾まいこ
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
内容⇒仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。
ほっこりしてやさしいお話という事です!
Bテーブル
★女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと/西原理恵子
前回「自己肯定感、持っていますか?」や「ストレングス・ファインダー2.0」を紹介して下さった女性からの推し本です。
内容⇒愛娘へのアドバイスとして書かれた著書。本書が強く訴えるのは、女性が社会的に自立することの大切さ。著者と同じく、子育てを終えて〈卒母〉する人へのエールでもある。女性のための新バイブル。
この他に益田ミリさんの「永遠のおでかけ」も紹介して頂きました!ご自身のブログでも詳しく書かれていますので、良かったら遊びに行ってみてください(^^)
リンク先①:【女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと】(アメブロに飛びます)
リンク先②:【永遠のおでかけ】(アメブロに飛びます)
★日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ/森下典子
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
内容⇒「生きてる」って、こういうことだったのか!五感で季節を味わう喜び、いま自分が生きている満足感、人生の時間の奥深さ……。「お茶」に出会って知った、発見と感動の体験記。今秋映画化!お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる……季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている! 」その感動を鮮やかに綴る。
学校の先生から「まえがき読んでみ」と言われて読んでみたら面白くて一気に読まれたとか。お茶の本だけどお茶の本ではないそうで、自分の中で言葉にならなかったことを言語化してくれている、そんな一冊だったそうです。読書会後のフリートークでもこの本が気になっている方結構いらっしゃいましたね!私も非常に気になってます!
この他に「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」も紹介して頂きました!
レポートも書いて下さいました!良かったら遊びに行ってみてください(^^)
リンク先:「彩ふ読書会」でステキな人と本に出逢ってきた(別サイトに飛びます)
★世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド/村上春樹
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
内容⇒高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。
村上春樹さんの作品は私もいくつかは読んでいるのですが、こちらはタイトルは知りつつもどんな内容か知りませんでした。全体発表でお聞きした際、「あ、そういう本だったのか!」と俄然興味の沸く紹介をして頂きました!これは気になる。
★貧困の文化―メキシコの“五つの家族”/オスカールイス
一冊目に「夜の木」を紹介して下さった女性からの推し本です。
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
内容⇒20世紀半ば、一人の若きアメリカ人人類学者が、世界有数の大都市メキシコ市に暮らす5つの家庭を対象にフィールドワークを行う。それは、「未開人」を対象とするのが一般的だった人類学を大都市にもちこみ、同時代の問題を直視する、野心的な試みでもあった。その成果は、各家族の一日を「民族誌学的リアリズム」によって再現する形でまとめられ、アメリカで発表されるや大きなセンセーションを巻き起こした。この都市人類学の先駆的業績は、アクチュアルな問題として論争されつづける貧困問題の草分け的存在であり、今日なお、注目されている。
全体発表の際、「日本の貧困とは質が違う感じがする。現代の日本も貧しいと感じるが、質の悪い貧しさ、仕組まれた貧しさのように感じられる」と仰られていたのが印象的でした。
この他に「夜の木」も紹介して頂きました!パッと見た時の表紙のインパクトがすごい。本を並べて写真を撮ってみると更に際立ってますね(^^)
★凍りのくじら/辻村深月
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
内容⇒藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。
辻村深月さんの作品は過去の読書会でも「かがみの孤城」や「ぼくのメジャースプーン」等が紹介されていますね(^^)恩田陸さんや益田ミリさん、辻村深月さん等、読書会を始めてから気になりだした作家さんが非常に多くなっております!興味津々です♪
★アルケミスト 夢を旅した少年/パウロ・コエーリョ
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
内容⇒羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。
今までの仕事等を捨ててまで宝物を探しにいけるか?⇒自分だったらいかない、凄いなと感じられたそうです。ご紹介された方もよく旅行に行かれるそうなのですが、その時に一緒に持って行く一冊だそうです。ネットで本を買うときに割と関連ページに名前が上がってきて気になっている作品だったのですが、今回全体発表を聞いて俄然読みたくなりました!
Cテーブル
★恋するシロクマ/ころも
ワタクシのーさんが今回紹介した本です(^^)
アザラシを好きになってしまったシロクマくんの物語で、オス同士、種族を超えた大恋愛ものですが、過激な描写はありませんのできっと男女問わず読むことが出来るでしょう。シロクマくんの破壊力抜群な壁ドンあり、さらっと鋭く毒を吐くアザラシ君の可愛さ。たまらん!らぶ。
★屍鬼/小野不由美
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
内容⇒人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも……。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。
東京の読書会でも前回紹介されてましたが、紹介される度に「気になり度」が上昇してます!文庫版は5巻に分かれているとのことで、個人的には宮部みゆきの「ソロモンの偽証」に挑んだ時の「いざ参らん!感」を思い出しました。面白いことは既に分かっているけども、5巻あるのか~という躊躇感。でも読んだら絶対一気読み。間違いない。私もいずれ挑戦したい作品であります!
★ビブリア古書堂の事件手帖/三上延
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
内容⇒鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。
ビブリア古書堂、彩ふ読書会では初登場でしたね!私も読んだことがありますが、短編形式で進んでいくので通勤中にも読みやすくオススメです。
ご紹介された方は別の本も検討されていたようなのですが、「初回なのと、日曜日の朝にはちょっと・・・(不向き?)」という事でそちらは持参されずでした。日曜日の朝からでも全く問題ありませんので(むしろテンションあがるかも!?)また次回、是非熱いトークを♪
レポートも書いて下さいました!良かったら遊びに行ってみてください(^^)
リンク先:紙切れの世界(別サイトに飛びます)
★入門! 進化生物学 – ダーウィンからDNAが拓く新世界へ/小原 嘉明
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
内容⇒神様が創ったのでないのなら、生物はなぜこんなに多様な姿をしているのか?餌の種類に応じてくちばしの形を変えた鳥、オスが交尾後に貞操帯でフタをするトンボなど、多様な形や行動の進化が、どのようにして起こったかを解説。さらに中立進化説、分子遺伝学や行動生物学など最新の知見を紹介し、「挑戦するオス」が新たな種を生み出すとの新説や過剰な適応は絶滅への道であることを明かす。知的興奮に満ちた書。
ハエの生存戦略や蛾のお話、ミッシングリンクのことなどをお話して頂き非常に興味が沸きました♪つい気になって「人間はこれから先どう進化していくのかも書かれてますか?」とお聞きした所、そこからサピエンス全史のお話にも。でもまだ読んでなかった。しまったー!って感じではありましたが、なかなか自分一人では気づけないジャンルだったので興味津々でした(^^)
★晴天の迷いクジラ/窪美澄
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
内容⇒デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていた――。苛烈な生と、その果ての希望を鮮やかに描き出す長編。山田風太郎賞受賞作。
ご紹介された方は高校一年生の時に読んだそうです。夏の読書感想文を書かないといけない時に読めそうなやつを探し巡り会ったのだとか。本を読むきっかけにもなったとの事で思い出と共に語って頂きました!非常に気になります♪
★大家さんと僕/矢部太郎
前回「ナンシー関の記憶スケッチアカデミー」や「荒木飛呂彦の漫画術」「五年前の忘れ物」を紹介して下さった女性からの推し本です。
お笑い芸人・カラテカ矢部さんの描いたコミックエッセイ。大家さんとの交流が描かれています。テレビや書店で最近よく見かけていて、気になる作品でした!
ご紹介頂き、ありがとうございました!
午後の部レポート
彩ふ読書会は午前の部と午後の部に分けて二種類の読書会を開催しております。
午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。
読書会にお申込頂いた方には当日までに3回メールが届きます。予約した直後の自動返信メール、2~3日以内に予約完了メール、開催2日前に最終確認メールが届きます。メールの内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。
会場に辿り着き扉を開くと現れる仄暗い廊下。午後の部は・・・・・・いつの間にやら電気ついてましたね!
短い廊下を抜けた後は受付をお願い致します。
午後の部は全員でお話をしますので、6つのテーブルをくっつけて一つの大きなテーブルにしております。受付が終わりましたら、空いている席におかけになってお待ち下さい。午前の部から参加されている方は受付不要です。読書会が始まるまでお待ちください。
開始時刻になったら読書会開始です。
まずは司会のワタクシのーさん(ののの)がご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介を行って頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。
自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。
皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。
それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。
難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。一応お話を振らせては頂きますが、何も浮かばなかったら「パス!」と叫んで下さい!あ、パスは三回までOKです。15:10になりましたら読書会は一旦終了です。
お部屋は16:00まで使用できますので、お時間のある方はフリートークを楽しみましょう。割と皆さん読書会の緊張から解放された後のフリートークで交流を深めておられます。読書会自体は15:10に終了しておりますので、次の予定がある方はそのままお帰り頂いても問題ございません。お帰りの際はロンドンティールームの店内は通らずにエレベーターの使用をお願いしております。
お話をしている中で気になったのはサン=テグジュペリの書かれた「人間の土地」ですね。お話を聞いていて読みたくなりました♪他にも友達との関係性の話や、バラ、王様のお話なども出てきたり、語り手の方に注目されておられる方もいて、過去2回実施した時とはまた違った内容となりました。
そして何より!
これですよこれ!
星の王子さまのポップアップ絵本!!
これにはテンションあがりました!
ご持参頂き、ありがとうございました♪
やはり星の王子さまとモモは自分にとって戒めになる作品だなーと改めて自覚させて頂いた今回の会でした!ホームページのコンテンツ・Ideaboxの記事でもちょろっとほのめかしていたのですが、星の王子さまとモモについてはまた後日まとめてUPさせて頂こうと思います♪
ありがとうございました♪
個人的感想
「ほぼ初心者限定」と銘打った初の限定読書会。
実を言うと、あらかじめ想像していた参加者像は「読書会に参加してみたいと思いつつ、なかなか一歩踏み出せなかった方々」でした。お話苦手な方が多いんじゃないかなー?沈黙が多いんじゃなかろうか?よーし今日は張り切っちゃうぞおっ!!なんて勝手に思っていたら!
とんでもなかった……!!
ほんまに初めてなの!?ってなくらい、皆さん本に対しての熱い思いを秘めておられました!
あまりの熱量に時間が足りませんでした……!
午後の部で皆さんに上手くお話を振れなかったこと、予定していたフリートークの時間がほぼなかった事は今回大きな反省点です。
課題本読書会では自己紹介をした後にそれぞれの感じた事をお話して頂きます。
緊張感もありつつの意見交換。その後、一旦お知らせを挟んでからフリートークに移ります。フリートークでは皆さんで喋ることもあれば隣の方々と小さな輪になってそれぞれで会話を広げることもあります。
一旦終了とすることで緊張から解放され、自然にそうなるものだと思っていたのですが、そうではなかったんだなーと!いつも参加して下さっている方々を中心として皆さんに時間や流れを読んで頂いてたんだなーという事に改めて気づかされました。
裏を返せば流れを読ませてしまっていた、話し足りない状態にもなっていたんではないか……?身内的すぎる集まりにはならないよう気を付けてはいますが、初参加の方々を意識する余り、逆にリピートして下さっている方々に「これくらい甘えさせてよ」的な空気感を与えてしまっていたんじゃなかろうか?不平等さを感じさせてしまってはいないだろうか?
と、帰り道に色んな方々の顔を浮かべながら猛省しておりました。
初参加の方々にも楽しんで頂けて、リピートして下さっている方々にも楽しんで頂ける居心地の良い場所。そうあり続けるためには、もっと考え続けなあきませんね!
百聞は一見にしかずですから、いくら説明してみても実際に一度体験して頂くまではなかなか流れを把握するのは難しいかと思います。出来るだけ伝わるように説明はなるべく詳しく分かりやすくしていきたいなーと思います。
と、反省しっぱなしではありました……が!!
それだけで終わらない、むしろ課題点が見つかれば活き活きとし出してしまうのがワタクシのーさんでございます!
何よりですね、「ビギナー向けだから参加しやすかった」とのお声を頂けたこと、これだけで「ほぼ初心者限定読書会」をやって良かったなあーと思いました!非常に嬉しかったですし、励みになりました(^^)読書会のレポートをブログに書いて頂いたり、Twitter等で感想ツイートして下さったり、ありがたいです。
そして読書会終了後にまた参加申込をして下さった方も今回かなり多かったです!9/24の漫画限定読書会は朝の時点では10名だったのですが、終わってから一気に6名もの参加申込が!漫画限定読書会もいつの間にやら現在16名。もうすぐ満席です!※9/4時点で18名満席になりました。増席しますが残席僅かです。
ありがとうございます♪
そして、彩ふ読書会は常に進化を止めません!
実は・・・・・・あ、これについては色々とタイミングもありまして(もどかしい)
一周年イベントの時に「重大発表(!?)」として、またお知らせさせて頂きます!!(早く言いたい)
それまでにも改善出来る所は改善していきます。
まず第一弾!
これは早速9/9から実施したいと思いますが、全体発表についての変更です。
始めた当初はまだ10名ちょっとくらいだったのですが、最近は20名近くになる事がほとんどで、予定時間を大幅に超えてしまっていました。お一人一分はなかなか咄嗟には難しい・・・・・・という事も一つの課題点でした。あと皆の前で発表するのは恥ずかしい方もいるかなーとも(^_^;)
お昼の間もお部屋は使えますので、全体発表の後はフリートークな感じで大体13:00くらいまでは皆さん残っておられるのですが、出来れば全体発表よりもフリートーク的な時間を多く取らせて頂けたらなと思っております。読書会や全体発表そのものよりも、その後の参加者さん同士でわいわいとお話される時間の方がより交流を深める機会になっているためです。
グループ分けをしてしまっている以上、他のグループの方々のお名前と紹介本が分からないとお話の取っかかりがなくなってしまうのも事実。それこそ初参加の方にとっては誰が誰か分からない状態になってしまいますよね。
そこで、メッセージカード形式で9/9は行ってみたいと思います。
↑このように、紹介予定の本にメッセージを添えて下さい。
メッセージ内容については、当日までに考えて頂くことになります。
実際に私が書いてみましたが、文字を小さくしてみても大体100文字くらいが限度でした。
咄嗟に考えるのは難しいかと思いますので、「この本を100文字以内でどう紹介したら面白さが伝わるだろう?」と考えて頂けたらと思います。
↑こんな感じで一言メッセージでもOKです!
※もしご自宅にメッセージカードがおありでしたら、事前に書いてきて頂くのもOKです。紹介者、紹介本のタイトル、紹介文の記入をお願い致します。なければ当日お渡しします。
お名前と紹介本が分かるよう全体発表は行いますが、内容としては「お名前と、メッセージカードに書いた内容を読み上げるのみ」とさせて頂きます。上にも書きましたが全体発表よりもフリートーク的な時間を出来るだけ多く取らせて頂けたらなと思っております。何卒ご了承下さい。
当日各テーブルにメッセージカードを置いておきますので、受付の待ち時間内に記入をお願い致します。ギリギリに来られる場合もあるかと思いますので、全体発表までに書けなかった場合は一度「パス!」と叫んで下さい。後半にまた振らせて頂きます。
さて、読書会の時にもちょろっとお知らせしたのですが、2018年11月に彩ふ読書会は一周年を迎えます。一周年を記念して、いつもとはちょっと違う会場で、いつもとは違うイベントを開催し、新たな交流機会としていけたらなと考えてます。1周年は二度とありませので、是非ご参加頂けたら嬉しいです。もちろん、この時が初参加でも大歓迎!
いつもお世話になっているサポーターさんと、一周年イベントの臨時サポーターさんと一緒に現在準備中です♪11月18日(日)の10:00~14:30頃に実施予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します!!
他開催レポート
あけみさん9/2AM開催レポ(別サイトに飛びます)
momomotokazuさん9/2AM開催レポ①(アメブロの記事に飛びます)
momomotokazuさん9/2AM開催レポ②(アメブロの記事に飛びます)
momomotokazuさん9/2AM開催レポ③(アメブロの記事に飛びます)
momomotokazuさん9/2PM開催レポ④(アメブロの記事に飛びます)
momomotokazuさん9/2PM開催レポ⑤まとめ(アメブロの記事に飛びます)
「彩ふ読書会」でステキな人と本に出逢ってきた(別サイトに飛びます)
紙切れの世界(別サイトに飛びます)
いつもありがとうございます(^^)
書いて下さった方はご連絡頂けると嬉しいです。こちらに随時掲載させて頂きます。
Twitterでのツイートもありがとうございます!彩ふ読書会(@lapinrire )とどこかに載せて頂けるとこちらにも通知が来ますので、どうぞ宜しくお願い致します。
■合わせて読んで頂きたい記事:
読書会を立ち上げる前のお話
初めて読書会に参加した日のこと
読書会に2、3回参加して頂きたい理由
課題本読書会を大人数でやる理由
私の漫画歴
次回お知らせ
★9/9 大阪AM
開 催 日:2018年9月9日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:18名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
参加条件:どなたでも
持 ち 物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:オックスフォードクラブ
住 所:大阪市北区曽根崎新地2-1-23 JPR堂島ビルB1F(JR大阪駅から徒歩8分)
※満席のため募集終了してます
★9/9 大阪PM
開 催 日:2018年9月9日(日)
受 付:13:30~13:50
時 間:13:50~15:10
定 員:18名
形 式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:デミアン/ヘルマン・ヘッセ
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:オックスフォードクラブ
住 所:大阪市北区曽根崎新地2-1-23 JPR堂島ビルB1F(JR大阪駅から徒歩8分)
※満席のため募集終了してます
★9/16 東京AM
開 催 日:2018年9月16日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:10名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
参加条件:どなたでも
持 ち 物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:NATULUCK神保町駅前店
住 所:東京都千代田区神田神保町1-18三光ビル3階(東京メトロ「神保町駅」から徒歩5分以内)
※満席のため募集終了してます
★9/16 東京PM
開 催 日:2018年9月16日(日)
受 付:13:30~13:50
時 間:13:50~15:10
定 員:10名
形 式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:モモ/ミヒャエル・エンデ
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:NATULUCK神保町駅前店
住 所:東京都千代田区神田神保町1-18三光ビル3階(東京メトロ「神保町駅」から徒歩5分以内)
※満席のため募集終了してます
★9/23 名古屋AM
開 催 日:2018年9月23日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:10名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
参加条件:どなたでも
持 ち 物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:ミツバチ会議室
住 所:愛知県名古屋市中区栄4丁目16−24 メーゾンオザワビル403号室(栄駅から徒歩5分以内)
※満席のため募集終了してます
★9/23 名古屋PM
開 催 日:2018年9月23日(日)
受 付:13:30~13:50
時 間:13:50~15:10
定 員:10名
形 式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:プチ哲学/佐藤雅彦
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:ミツバチ会議室
住 所:愛知県名古屋市中区栄4丁目16−24 メーゾンオザワビル403号室(栄駅から徒歩5分以内)
※残席僅かです。
★9/24 大阪PM
開 催 日:2018年9月24日(月・祝)
受 付:13:20~13:40
時 間:13:40~15:45
定 員:18名
形 式:漫画限定読書会(フリートーク)
参加条件:漫画が好きor普段漫画を読まないけど興味がある&開拓したいと思っている方
持 ち 物:飲み物、オススメしたい漫画があればご持参下さい(なくてもOKです)
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:ホステルわさび大阪
住 所:大阪府大阪市中央区千日前2-9-7 ダイトクビル(地下鉄なんば駅から徒歩5分)
※会場はオックスフォードではありません。ご注意下さい。
※残席僅かです。
★9/30 大阪
開 催 日:2018年9月30日(日)
募集締切:9月20日中
集 合:12:00~12:15
集合場所:決まり次第、改めて連絡させて頂きます。
時 間:12:15~16:00頃
定 員:12名
持 ち 物:なし
内 容:落語鑑賞会(サークル活動)
必要予算:2,250円
場 所:天満天神繁昌亭
住 所:大阪府大阪市北区天神橋2丁目2-1-34
参加条件:当読書会に過去一回以上ご参加頂いた方もしくは9月2日、9月9日、9月24日の読書会に参加予定の方
※サークル活動は、読書会にご参加頂いた方同士の交流を目的として実施しますので、参加条件を設けさせて頂きます。何卒ご了承下さい。