読書会とは、読書が好きな人におすすめな交流会です

書会って知ってますか?

皆さんは「読書会」ってご存知でしょうか。

今初めて知った方もいらっしゃるかもしれませんね。

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。読書をしない方はまず知りませんし、読書する方にもほとんど知られていない超マイナーな会です。ですが、知っている人はとことん楽しんでいる知る人ぞ知る集まりです。

読書会って聞くと「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんね。この名称がハードルの高さを作り出している感は否定できませんが、たとえばカラオケが好きな方が集まってカラオケルームで歌ったりするカラオケオフ会とか、ゲーム好きな方が集まって一緒にゲームしたりとか、アイドル好きな人が集まって交流したりとか、そういうイメージと同じように考えていただけたら大丈夫です。いうなれば読書好きの交流会ですね。

読書好きの交流会=略して読書会。

すこーしハードルが下がーりましたか?

私自身、初めて読書会なるものを知ったときには「面白そう!参加したい!でも怖い!」とビビりにビビりました。実際に参加するまでには半年かかりました。申し込みボタンがポチーッと押せなかったんです。相当な準備をしてから挑みました。実際はそんなに構える必要はなくて、参加してからは「もっと早くから参加してれば良かった!あの半年は何だったんだ……」ってなりました。

本が好きなら、ぜひ一度は読書会に参加してほしいです。

まって何するの?

読書好きの交流って、結局何するの?

集まってみんなで本読むの?

何か話すの?

何話したら良いの?

そんな疑問を持たれたのではないでしょうか。

参加者を集めるだけ集めて「あとは勝手に交流してね」という会はないです。もしあったとしても、そういう会は読書会初心者にはかなりハードルが高いと思いますので、慣れてきてから参加しましょう。

基本的には主催が進行してくれますので、流れに身を任せれば大丈夫です。進行の流れもある程度決まった形式があります。形式は大きく分けて2つあります。

一つは本の紹介形式です。
参加者がそれぞれ自分の好きな本を持ってきて、その本の魅力を順番に伝えていきます。

もう一つは課題本形式の読書会です。
参加する日までに主催が指定した本を読んでおいて、当日その本について語り合います。

本を用意したり読んでおいたり、どちらも事前に準備が必要ですが、これは当日ご自身が楽しむためだと思ってください。ご自身の好きな本をどういう風に紹介しようかな~、課題本についてどう話そうかな~と考える時間も楽しいものです。ドキドキワクワクしつつ、当日までの準備も楽しんじゃいましょう。

書会の選び方

読書会って面白そうだ!と思ったら、まずは検索をしてみてください。Google検索やSNSなどで「読書会 東京」「読書会 京都」などと入力してみると色んな会がヒットすると思います。色んな会がヒットしてしまって逆にどれが良いか分からない……と迷ってしまうかと思いますが、まずはご自宅から近いかどうかで判断しましょう。大阪在住なのに東京開催のところを見つけてもなかなか参加が難しいですからね。

近くで読書会が開催されているようでしたら、その読書会のホームページを調べてみましょう。

近々開催される日程や、形式、以前開催したときのレポートなどが載っていると思います。特にレポートは目を通しておくと良いです。どんな雰囲気の会なのか、どんな本を普段扱っているのかを知ることが出来ます。紹介本のジャンルが決まっていたり、年齢性別等で制限がある会もありますので、しっかりと目を通しておきましょう。

「あ、ここなんか良さそう」と思える会を見つけたら、今度はその読書会名で検索をしてみてください。その読書会に関連する情報が出てきますので色々とチェックできるかと思います。ホームページは主催者の主観でしか作れないですから、良いように書こうと思えば書けてしまいます。実際に参加された方がSNSで発信されてたりブログを書いてくださっていたりすると、より参加者目線での情報を得ることができるのではないかと思います。

良さそうな読書会を見つけてチェックも終えたら、あとはお申込み!そして当日参加するだけです。

読書会はハードルが高そうかもしれませんが、実際参加してみたらやみつきになること間違いなしです。読書好きならぜひ、一度は経験してみることをおすすめします!

ふ読書会について

最後に私が主催する読書会についての紹介をさせていただきます。

彩ふ読書会は2017年11月に大阪でスタートし、コロナ禍となるまでは京都や神戸、東京、横浜、名古屋で読書会を開催していました。2020年2月16日の京都開催を最後に読書会は一旦休止しましたが、2022年5月に再開しました。現在は大阪、京都、東京の3会場で定期的に読書会を開催しています。

男女比はおよそ1:1です。毎回同じメンバーが揃うわけではありませんので、会によって比率は変わります。主婦の方や会社員の方、20~50代の方に多くご参加頂いてはおりますが、年齢や職業等による制限は設けておりませんので学生の方も60代以上の方も大歓迎です。2回以上参加されている方と初参加の方は2:1くらいです。

読書会自体が初めてという方にも多くご参加頂いております。皆さん最初は緊張されておりますが、紹介した本について話したり、普段読んでいる本の話をする内に徐々に緊張も解けて楽しんで下さっているように思います。普段読むジャンルは違っていても皆さん本が好きですので、本を話題に盛り上がる事が多い印象です。

当読書会ではレンタルスペースを利用して開催してますので、店員さんや他のお客さんの視線や時間などを気にすることなく読書会をお楽しみ頂けます。

安心安全にご参加いただくため、新型コロナウイルス感染対策として会場内では常時マスク着用、換気、机や椅子の消毒、受付時の検温や手指消毒などの対策を行っております。

読書会の目的

当読書会の目的は「本が好きな方の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

ただ単に生活を送るだけなら、第三の場所って必要ないかもしれません。家庭やら仕事やら学校やら地域やら身の回りの環境全てが充実していれば不必要な場所だと思います。でも、平穏な日々を送り続けるということは思いのほか難しいものです。自分自身の変化もしかり、周りの変化に振り回されることもしかり。一つ嫌なことがあったら連鎖反応で物事全てが嫌になってくることもあると思います。

でも、そんな時に一つでも自分がホッと出来るような居場所があれば、物事全てが少し前向きに考えられるようになるかもしれません。一人で思い詰めるようなことはないかもしれませんし、がんじがらめになってしまった現状を打破出来るかもしれません。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

ですので、読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。初対面だと緊張してしまって上手く話せなかったりするでしょうから、仮に初回があんまりだったなーと思っても2、3回と来て頂けたら嬉しいです。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。

色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。・・・・・・って書くと怪しさ倍増するので、普段はあまり主張しない事にしておりますが(笑)目的としては以上です。

書会の形式

推し本披露会(紹介本形式)と課題本形式の読書会を実施してます。この二つをメインとしていますが、漫画限定やミステリー限定など違う会も実施してます。

▼推し本披露会とは?
皆にオススメしたい本や自分が好きな本=推し本を披露する会です。文学、小説、ラノベ、マンガ、エッセイ、絵本、児童書、ビジネス書などジャンルは問いません。

紹介の仕方は自由です。作品のあらすじを話してみたり、この登場人物や台詞が好き!というポイントを話してみたり、こういう時の心情とぴったりだったと話してみたり、ご自身のやりやすい方法で紹介して頂ければと思います。

推し本披露会は、参加される方々がオススメしたい本を持ち寄って紹介しあうことで、それぞれの「これまで」を共有する機会となります。小説が好き、ラノベが好き、漫画が好き、文学が好き、アートが好き、ビジネス書や実用書が好き、絵本や児童書が好き、といった「好き」なことや、培ってきた人生観、価値観を本を通じてお互いに知ることが、関係性を深めていくことに繋がるのではないかなと考えております。

▼課題本読書会とは?
事前に読了しておいた課題本について語り合う形式の読書会です。
課題本を読書してる最中に感じたこと、読後に感じたこと等を自由に発言しあいます。参加条件は「課題本の読了」のみです。

推し本披露会が「これまで」を共有する機会とするならば、課題本読書会は「これから」を共有する機会となります。同じ本を読了したという体験こそが、まずは大きな意味を持ちます。「これはさすがに読了は厳しいだろう・・・・・・」といった本が選書されるかもしれません。何とか読了したけど、当日特に意見が出ずに沈黙してしまったり話が脱線してしまう可能性もあります。ですが、本を読んでいる間や読書会中の瞬間瞬間を共有していくことが大切だと考えております。

▼その他の開催形式
推し本披露会と課題本読書会の他にも、様々な会を実施してます。漫画限定やミステリー限定のように、特定のジャンルのみを紹介できる読書会や、本とは違う推しを紹介する会(映画、アニメ、ドラマなど)の会もあります。推し本披露会と課題本読書会は定期的に行っていますが、その他の会は不定期開催です。

最初のうちは会う人全員が初対面ですので緊張するかと思いますが、「これまで」と「これから」を共有していく事で、徐々に顔見知りも増え、貴方にとって居心地の良い場所になっていくのではないでしょうか。

合う合わないはあるかもしれませんが、どちらが良い悪いはなくどちらも良い形式ですので、本好きな方にオススメしたい形式です。

後に

私のーさんが読書会に参加するようになって主催をするに至るまでを@amagasarain様に漫画にしていただきました!最後にこちらもお読みいただけますと幸いです。

それでは、貴方の参加をお待ちしております。