《大阪》2024年3月24日(日) 『動物農場』課題本読書会レポート

2024年3月24日、大阪でジョージ・オーウェルの『動物農場』を課題本とした読書会を開催しました。

今回は主催含め14名(女性4名、男性10名)で読書会を開きました。初参加の方が6名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。

読書会って何?

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。

「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

課題本読書会とは?

事前に読了しておいた課題本について語り合う形式の読書会です。
課題本を読書してる最中に感じたこと、読後に感じたこと等を自由に発言しあいます。参加条件は「課題本の読了」のみです。
推し本披露会が「これまで」を共有する機会とするならば、課題本読書会は「これから」を共有する機会となります。同じ本を読了したという体験こそが、まずは大きな意味を持ちます。「これはさすがに読了は厳しいだろう・・・・・・」といった本が選書されるかもしれません。何とか読了したけど、当日特に意見が出ずに沈黙してしまったり話が脱線してしまう可能性もあります。ですが、本を読んでいる間や読書会中の瞬間瞬間を共有していくことが大切だと考えております。

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート

では、読書会のレポートに戻ります。

読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。

お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。

今回の課題本はジョージ・オーウェルの『動物農場』でした。

皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。

難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。

まずはお一人ずつ読んで感じたことを話して頂いて、そのあとはフリートークとなります。時間になりましたら終了です。

当日の流れは以上です。

百聞は一見に如かずですので、ぜひ会場に足を運んで実際にご自身で会を体験して頂けたら幸いです。いやいや、もっと事前に調べておきたい!という方は、下のリンク先に詳しいことを書いていますので、宜しければチェックしてみてください。

課題本読書会は、普段手に取らない作品に挑戦できる機会となります。読んだことがある作品の時に参加するのももちろん大歓迎ですが、「読んでみたいと思っていたけど……」と積読状態になっている本、全くタイトルも知らなかった本にも挑戦してみていただけたら幸いです。締め切り効果がありますので、挫折していた本も意外と読めたりしますよ!

お会いできるのを楽しみにしております。

参加者からのレポート

▶彩ふ読書会大阪 課題本 動物農場 ジョージ・オーウェル/新宅 成憲さん(外部サイトへ移動します)

▶彩ふ読書会(大阪)24年3月に参加しました②/ちくわさん(外部サイトへ移動します)

いつもありがとうございます。
SNSアカウントをお持ちの方は、ハッシュタグ「#彩ふ読書会」で感想をひとことでも書いて頂けると嬉しく思います。読書会を続けていく上での励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

アンケート結果

今回ご参加いただいた方には、5月26日の課題本に関するアンケートにご協力いただきました。回答してくださった皆様、ありがとうございました!

今回は2つの作品のどちらかに1人1票、投票していただきました。有効票21票の結果はこちらです!

13票 お探し物は図書室まで
8票 車輪の下

というわけで……2024年5月26日の課題本は青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』に決定しました!!

内容
2021年本屋大賞第2位!!
「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

横断検索はこちらです(外部サイトへ移動します)
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784591176016

課題本にしてみたい作品としては以下の回答が集まりました。

『カンディード』ヴォルテール
『あなたの人生の物語』テッド・チャン
『闇の奥』ジョセフ コンラッド
『王妃の帰還』柚木 麻子
『自負と偏見』ジェイン オースティン
『ゴリラ裁判の日』須藤 古都離
『太陽の塔』森見登美彦
『暗幕のゲルニカ』原田 マハ
『エンダーのゲーム』オースン・スコット・カード
『争わない社会: 「開かれた依存関係」をつくる』佐藤 仁
『虐殺器官』伊藤計劃
『すばらしい新世界』オルダス ハクスリー
『ポーの一族』萩尾望都
本屋大賞ノミネート作品

次回の候補作にあがるかも?です!ご協力ありがとうございました。

アンケート結果は以上です。

最後に

上の方にも書きましたが、今回は主催含め14名(女性4名、男性10名)で読書会を開きました。初参加の方が6名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。

初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

次回大阪での読書会は4/28です。

▶《大阪》4/28(日) 推し本披露会 開催のお知らせ(お申し込みはこちら)

▶《大阪》4/28(日) 『箱男』課題本読書会 開催のお知らせ(お申し込みはこちら)

こちらはまだ募集は開始していませんが、6月30日に7周年イベントを予定しています。現在、大阪サポーターを含む11名で7周年イベントの中身を考えています。

▶《大阪》6/30(日) “7周年イベントin大阪” 開催のお知らせ

3月24日には初回打ち合わせを行いまして、色々と決まりました。レポートにしましたので、ぜひチェックしてみてください!!

▶《大阪》7周年イベント準備レポート①

開催にあたり7周年イベントサポーターも募集中です。「まだあんまり参加してないしな~」という方も大歓迎です。大阪会場の参加者の方々と交流を深める機会となりますので、最近参加し始めた方もぜひこの機会をご活用ください。お申し込みお待ちしております。

▶7周年イベントサポーター募集のお知らせ

以上です。

ありがとうございました!