ONE PIECEとコラボした脱出ゲームが、私の脱出ゲーム初体験だった。その時の面白さは半端なかった。クオリティ高し!ワクワク感、ドキドキ感ハンパない!!と興奮した。それが5年くらい前の話だ。以来、ちょいちょいと脱出ゲームには行っていたのだけれど、いつしか行かなくなっていた。いや、行けなくなっていた。何故なら私は致命的な人見知りだからだ。初めましての人とその場で自己紹介をして謎を解くっていうのがどーも苦手だったのだ。謎解き自体は好きだし楽しいのだけれど、初めての(しかもその場限りの)人とやるってのがどーにも緊張してしまって、本来の力を発揮出来なかった。気を遣ってしまって楽しめない。
そこで思いついたのが、友人を誘ってメンバーを集めてグループチケットを購入してしまうという方法だった。これなら見知った人ばかりなので気兼ねなく謎が解ける。しかし、この方法も数回やって終わってしまった。何故なら会わなくなってしまったからだ。グループチケットを買うには自分も含めて6名必要だ。しかし、私にはそれだけの友人がいなかったのだった。
脱出ゲーム自体は好きだけど、一緒にやる仲間がいない・・・・・・初対面の人とは緊張して上手く出来ない・・・・・・ぐぬぬぅっ!!となっていた所に誕生したのが『謎解き部』であった。
謎解き部は、彩ふ読書会のコミュニティから派生して生まれたブカツで、これまでにもブカツの部長が数々のイベントを見つけ企画募集している。つい先月「魔王城からの脱出Ⅱ」では、ついに脱出成功した!らしい!!
私はまだ一度も参加出来ていない←
しかし、ブカツがあるという事それ自体が「タイミングさえ合えばいつでも参加できる」という安心感に繋がっている。
さて、話は変わって。
私はゲームが好きだ。最近はなかなか時間がなくて出来ていないのだけれど、一番最後にプレイして抜群に面白かったのがペルソナ5だった。
そのペルソナ5に新たな要素が加わった新生ペルソナ5 ザ・ロイヤルが10月末に発売される。実を言うと私はまだPS4を持っていない。ペルソナ5はPS3でプレイしたのだった。ペルソナ5 ザ・ロイヤルをやるにはPS4も買わねばならないという超高いハードルがあって、私はずっと躊躇している。しかし、気になって気になって仕方のない私はたまーに衝動的に検索を繰り返していた。
そしてある日、知ってしまった。
ペルソナ5の脱出ゲームがやっている・・・・・・だと!?
点と点が繋がった瞬間である。
久しぶりにやりたいと思っていた脱出ゲームとペルソナ5。この二つが同時に楽しめるっていう私にとっては超贅沢なイベント!!
やりたい!!
あ、謎解き部があるじゃあないか!
企画しちまえ!!
というわけで、衝動的に企画をしたのであった。
ところでこの脱出ゲーム参加において、私は一つやらかしてしまった事がある。
9/15の京都読書会の時の事だった。お昼休みの時、ふとLINEを開くと嫁から恐るべきメッセージが届いていた。
「貴様、ペルソナの脱出ゲーム行ったな」
正確には行くのは一週間後だったのだけれど、それはともかく、嫁にバレている事が問題だった。
飲み会に行っても怒らない優しい嫁が激怒していたのである!!私は戦慄した。これはやばい。同棲初日に段ボールベッドで寝ようとしてブチ切れた時と同じ恐怖感・・・・・・!!いや、ちょっと待って、何で、バレたの?
実は、バレたら絶対に怒られる事は分かっていた。何故なら嫁もペルソナ5が好きだからだ。本来ならば嫁と一緒に行くべきであろう事も分かっていた。しかし、嫁は今は行けない状況にある。それが分かっていてもなお、私はやりたい衝動を抑えられず企画したのである。そう、バレないように。
バレないようにホームページやTwitterでは上手い具合にペルソナについてのお知らせは入れなかった。コミュニティLINEにはそもそも私しか入っていない。バレるはずがなかったのだけれど、私は致命的なミスをおかしていた。明細書を机の上にポンと置いていたのである!!ポンと!!その明細書を見て気づいた嫁が即座にLINEを送ってきたというのが事の顛末であった。
課題本読書会で語っている間、私には「帰ってからどう嫁に許してもらうか」が課題であった。帰宅後、速攻で謝罪会見を開いたのは言うまでもない。謝罪スイーツは用意したが、「パンツの上からコンニチハ」は効果がなさそうなのでやめておいた。
結果、スイーツが功を奏し、次は一緒に行く事を約束して事なきを得た。いやはや、まさか明細書からバレるなんて初歩的なミスをやらかしてしまうとは、私もまだまだである。
まあバレたのでもうオープンにこのレポートを書けているってのはある。
結果オーライ!!
さて、前置きが長くなってしまったが、当日の様子に参るとしようか・・・・・・。
9月22日の東京読書会終了後、私たちは東京ミステリーサーカスを目指した。電車移動をし、新宿へ。
東京ミステリーサーカスとは、2017年12月新宿・歌舞伎町にやって来た世界初の“謎”のテーマパークだ。脱出ゲームや謎解きゲームなど、様々な体験型ゲーム・イベントが建物内にわんさか集まっている。地下1階~4階まで謎だらけ!今回はその中で『東京ミステリーパレスからの脱出』をプレイしてきた。脱出ゲームの性質上、内容に関するネタバレは出来ないため、書かない。この先を読んでもネタバレはしていない。ご了承頂きたい。
歩いている途中、「アルタ前」という言葉が飛び交う。アルタ前といえば、私たちが丁度京都で浴衣会をしていた時にグループLINEで話題となったワードであった。アルタ前っ!?アルタ前に集合って一度言ってみたい。いや、さらっと言える人間になりたい。ちなみに言うの忘れてたけどその日京都の浴衣会メンバーはポルタ前の京都タワーにいた。どーでもいいけれど!!ちょっと言ってみたかっただけです、ハイ。
アルタ前を通り過ぎ、しばらく歩くと東京ミステリーサーカスが見えた。入ってみると、めっちゃくちゃ人が多い!!カフェは埋まっていて入れそうにない。グッズショップにはここでしか買えない限定品もあった。しかし熱気はプンプン伝わってくる!
東京ミステリーサーカスまで一緒に行ったのは私を含めて9名。そのうち、ペルソナの脱出ゲームに参加するのは4名。私たちはペルソナ脱出ゲームに行き、5名はガンダムを起動した。
ペルソナ脱出ゲームの会場には私たちを含めて21か22のグループが集まっていた。司会者が挨拶をして、徐々にテンションが上がっていく!!前述したようにネタバレ出来ないので詳細にはお伝え出来ないが、ペルソナを知っていても知らなくても盛り上がる事間違いなしの構成となっている。
ゲーム開始!!
制限時間60分以内に謎を解いていく。
謎解きに何度も参加されているという方がリードして下さり、次々と謎が解けていった。。
す、すげえ!!
正直、参加する事に意義がある精神で参加していた。脱出は出来ないだろうと最初から決めつけていた。けれど、「もしかして脱出出来るんじゃ・・・・・・?」という期待感がふつふつと沸いてくる。私は何もしてなかったけど←
しかし、淡い期待を抱いた途端、解き方の分からない謎が立ちはだかる。えー?これどう解くの?分からん!!考えるだけで時間が過ぎていく・・・・・・ん?きらーん!!閃いた!!
そんな事の繰り返しで制限時間たっぷりと楽しめた。ここらへん詳しく書きたいのに書けないのがもどかしいのだけれど、結果的に4人ともどこかしらで活躍の場を見せる事が出来た。私も一個だけ咄嗟に閃いて解く事が出来たので大満足だ。
まあそんなこんなで。
非常に楽しい会だった。また謎解きや脱出ゲームなど色々と企画していこう。
おわり。