春琴抄
谷崎潤一郎
▼内容紹介
盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品。幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた奉公人の佐助は、後年春琴がその美貌を何者かによって傷つけられるや、彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。単なる被虐趣味をつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげる。
今回はaudiobookにて読了しました。
audiobookについては以前記事にしてますので、こちらをご確認下さい。
▶本の朗読アプリ:Audibleとaudiobook.jpがアツイ!
あまり予備知識を持たずに読んだので、こんな話だったのかと衝撃を受けました……!佐助の目のシーンにゾワゾワしました(; ・`ω・´)内容紹介を読んで頂いたらほとんど分かるかとは思うのですが、内容紹介では詳しく書かれていない「自ら盲目の世界に入る」という文章の描写。これにゾワゾワしたのであります。もちろん、この描写だけが全てではないんですが、「おおおおお・・・!!」という感じで、聴きながらゾワゾワした体験はこれが初めてかも?オススメです!