《東京》2025年6月14日(土) 推し本披露会&『モモ』課題本読書会レポート

2025年6月14日、東京で読書会を開催しました。

推し本披露会テーブルは10名、『モモ』課題本読書会テーブルは13名で読書会を開きました。初参加の方が12名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。

読書会って何?

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。

「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート(読書会開始前まで)

では、読書会のレポートに戻ります。

読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。

お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けを行う場合は受付時にお伝えしています。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

推し本披露会レポート

推し本披露会とは、おすすめしたい本を各自持ち寄り紹介する形式の読書会です。文学、小説、ラノベ、マンガ、エッセイ、絵本、児童書、ビジネス書などジャンルは問いません。皆にオススメしたい本=推し本を披露して下さい。
読書を続けていると、自分で選ぶ本が好きな作家さんの本だけになってしまったり、似たようなジャンルばかりになってしまうことがあります。別のジャンルに挑戦してみたくても何を読んだら良いか分からない。あるいは普段あまり本を読まないでいると同じく何を読んだら良いのか分からなくなってきます。そうした時に推し本披露会はおすすめです。誰かの好きな本はきっと他の誰かも好きになれる本です。

自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。

上手く紹介しないと!と思わなくて大丈夫ですし、噛んだ!と不安にならなくても大丈夫です。他の方が紹介している間も、気になる点があったら自由に質問して下さい。まずはお一人一冊ずつの紹介です。時間の目安としては質問等も含め7、8分です。一巡して時間が余れば二巡目に移るか、フリートークとなります。時間になりましたら終了です。

今回紹介して頂いた推し本はこちらです。

推し本タイトル一覧

★不謹慎な旅 2  負の記憶を巡る「ダークツーリズム」

★ユーチューバー

★プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

★「自分発振」で願いをかなえる方法

★いくつもの週末

★天空の庭

★古本食堂

★最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常

★死ぬ瞬間-死とその過程について

★迷い鳥たち

★乱歩と千畝:RAMPOとSEMPO

参加される皆さんには受付時間中にメッセージカードを書いて頂いてます。

メッセージカードを読むだけでも面白いです!ぜひメッセージカードを読んでみてください♪

百聞は一見に如かずですので、ぜひ会場に足を運んで実際にご自身で会を体験して頂けたら幸いです。いやいや、もっと事前に調べておきたい!という方は、下のリンク先に詳しいことを書いていますので、宜しければチェックしてみてください。

課題本読書会レポート

課題本読書会とは、事前に読了しておいた課題本について語り合う形式の読書会です。
課題本を読書してる最中に感じたこと、読後に感じたこと等を自由に発言しあいます。参加条件は「課題本の読了」のみです。
推し本披露会が「これまで」を共有する機会とするならば、課題本読書会は「これから」を共有する機会となります。同じ本を読了したという体験こそが、まずは大きな意味を持ちます。「これはさすがに読了は厳しいだろう・・・・・・」といった本が選書されるかもしれません。何とか読了したけど、当日特に意見が出ずに沈黙してしまったり話が脱線してしまう可能性もあります。ですが、本を読んでいる間や読書会中の瞬間瞬間を共有していくことが大切だと考えております。

自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。

今回の課題本はミヒャエル・エンデの『モモ』でした。

皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。

難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。

まずはお一人ずつ読んで感じたことを話して頂いて、そのあとはフリートークとなります。時間になりましたら終了です。

当日の流れは以上です。

百聞は一見に如かずですので、ぜひ会場に足を運んで実際にご自身で会を体験して頂けたら幸いです。いやいや、もっと事前に調べておきたい!という方は、下のリンク先に詳しいことを書いていますので、宜しければチェックしてみてください。

参加者からのレポート

▶【今日あったこと】久々の推し本読書会in彩ふ読書会(推し本を選んだ理由を添えて)/h_morishige(外部サイトに移動します)

ありがとうございます!

SNSアカウントをお持ちの方は、ハッシュタグ「#彩ふ読書会」で感想をひとことでも書いて頂けると嬉しく思います。読書会を続けていく上での励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

アンケート結果

今回ご参加いただいた方には、2025年9~11月の読書会に関するアンケートにご協力いただきました。投票数の多かったもので課題本が決まります。回答してくださった皆様、ありがとうございました!

9つの作品に対し、1人3作品に投票をお願いしました。4つ以上回答されていた方の分は無効票とさせて頂いてます。結果はこちらです!

5票 タタール人の砂漠
4票 移動祝祭日
3票 古都

2票 予告された殺人の記録
1票 ゴリラ裁判の日
1票 すべての、白いものたちの
1票 地球にちりばめられて
1票 アフターダーク
0票 星を継ぐもの

というわけで……2025年9~11月の課題本が決定しました!順番は私のほうで組ませていただいて……

9月の課題本はブッツァーティの『タタール人の砂漠』です!!

内容
辺境の砦でいつ来襲するともわからない敵を待ちながら、緊張と不安の中で青春を浪費する将校ジョヴァンニ・ドローゴ――。神秘的、幻想的な作風で、カフカの再来と称され、二十世紀の現代イタリア文学に独自の位置を占める作家ディーノ・ブッツァーティ(1906―72)の代表作にして、二十世紀幻想文学の世界的古典。

横断検索はこちらです(外部サイトへ移動します)
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784003271919

10月の課題本はアーネスト ヘミングウェイの『移動祝祭日』です!!

内容
1920年代、パリ。未来の文豪はささやかなアパートメントとカフェを往き来し、執筆に励んでいた。創作の苦楽、副業との訣別、“ロスト・ジェネレーション”と呼ばれる友人たちとの交遊と軋轢、そして愛する妻の失態によって被った打撃。30年余りを経て回想する青春の日々は、痛ましくも麗しい――。

横断検索はこちらです(外部サイトへ移動します)
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784102100158

11月の課題本は川端 康成の『古都です!!

内容
京都の呉服問屋の娘である千重子は、幼馴染の大学生、真一と平安神宮へ花見に出かける。夕暮れ時、彼女はある秘密を明かすが、真一は本気にしなかった。その数か月後、夏の祇園祭の夜に、千重子は自分とそっくりな娘と出会う。あなたは、いったい誰? 運命の歯車が回り始めた……。

横断検索はこちらです(外部サイトへ移動します)
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784101002439

課題本にしてみたい作品としては以下の回答が集まりました。

『ライ麦畑でつかまえて』 J.D.サリンジャー
『ストーナー』 ジョン・ウィリアムズ

次回の候補作にあがるかも?です!ご協力ありがとうございました。  

最後に

お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。

初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

彩ふ読書会では、本が好きな人同士の交流、居場所作りを目指してます。2、3回と参加して頂くことで少しずつ自分にとって居心地の良い場所になっていくのではないかなと考えておりますので、また是非ご参加頂けたらと思います。

緊張なく楽しめるようになってきたな~となってきましたら、次は「サポーターになる」という楽しみ方もあります。サポーターになると、通常の参加とはまた違った楽しみを味わえますし、顔見知りの方も増えていきます。ご興味ありましたら以下の内容をチェックしてみてください。
いや、サポーターはちょっと荷が重いな……ということでしたら「ちょこサポ(ちょこっとサポーター)」もあります。ちょこっとだけでも読書会のお手伝いをいただけますと幸いです。詳細はこちらです。
▶サポーター&ちょこサポ募集状況

次回の読書会は7/19です。また募集開始しましたらホームページ上でお知らせしますので、どうぞよろしくお願いいたします。公式LINEや彩読通信(メルマガ)にご登録いただくとお知らせが届きますので、こちらも良ければよろしくお願いします(下記リンク先に登録方法を記載しております)
▶参加申込方法のご案内

初参加の方が楽しむコツは「読書会は初めてです」「彩ふ読書会は初めてです」と自己紹介の際に言っていただくことです。私のーさんはお申し込みいただいた時点で分かっていますが、他の参加者の方は知りません。「初めてです」と言っていただけると「よっしゃ!フォローしたろ!」と思ってくださる方ばかりですので、遠慮なく仰っていただけますと幸いです。

以上です。

ありがとうございました!