2023年11月19日、大阪で今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』を課題本とした読書会を開催しました。
今回は主催含め11名(女性3名、男性8名)で読書会を開きました。初参加の方が4名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。
目次
読書会って何?
読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。
「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。
読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。
自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。
彩ふ読書会の目的
簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。
家庭でもない。
職場でもない。
貴方にとっての、第三の場所。
居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。
教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。
集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。
「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。
読書会レポート
では、読書会のレポートに戻ります。
読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。
お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。
会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。
開始時刻になったら読書会開始です。
まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。
自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。
今回の課題本は今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』でした。
皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。
難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。
まずはお一人ずつ読んで感じたことを話して頂いて、そのあとはフリートークとなります。時間になりましたら終了です。
当日の流れは以上です。
百聞は一見に如かずですので、ぜひ会場に足を運んで実際にご自身で会を体験して頂けたら幸いです。いやいや、もっと事前に調べておきたい!という方は、下のリンク先に詳しいことを書いていますので、宜しければチェックしてみてください。
課題本読書会は、普段手に取らない作品に挑戦できる機会となります。読んだことがある作品の時に参加するのももちろん大歓迎ですが、「読んでみたいと思っていたけど……」と積読状態になっている本、全くタイトルも知らなかった本にも挑戦してみていただけたら幸いです。締め切り効果がありますので、挫折していた本も意外と読めたりしますよ!
お会いできるのを楽しみにしております。
参加者からのレポート
今回はありませんでした。
アンケート結果
今回ご参加いただいた方には、1月13日の読書会に関するアンケートにご協力いただきました。見切り発車が常のワタクシですが、若干迷いが生じまして、これは一旦聞いてみた方が良いなと思いご協力いただきました。回答してくださった皆様、ありがとうございました!
まずは課題本のアンケート。内容は以下の通りです。
irodoku20231119-425つの作品に対し、1人1作品に投票をお願いしました。複数回答されていた方の分は、申し訳ないですが今回は無効票とさせて頂きました。有効票22票の結果はこちらです!
2票 美しい星
4票 かか
1票 幼年期の終わり
2票 月と六ペンス
13票 コンビニ人間
というわけで……2024年1月の課題本は村田沙耶香さんの『コンビニ人間』に決定しました!!
内容
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。
横断検索はこちらです(外部サイトへ移動します)
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784167911300
課題本にしてみたい作品としては以下の回答が集まりました。
『グレート・ギャツビー』 スコット フィッツジェラルド
『キャンディ・キャンディ』 いがらし ゆみこ
『大いなる遺産』 ディケンズ
『変身』 東野圭吾
『復活の日』 小松左京
『魔王』 伊坂幸太郎
『ハンチバック』 市川沙央
『桐島、部活やめるってよ』 朝井リョウ
桐野夏生さんの本
青山美智子さんの本
次回の候補作にあがるかも?です!ご協力ありがとうございました。
お次は第1部に開催する会に関するアンケート。内容は以下の通りです。
irodoku20231119-4310個の候補に対し、1人3票の投票をお願いしました。結果はこちらです!
5票 推しアニメ紹介会
13票 推し映画紹介会
7票 推しドラマ紹介会
7票 ボードゲーム会
10票 漫画限定読書会
9票 ミステリー限定読書会
5票 SF限定読書会
4票 『ジョジョの奇妙な冒険』課題本読書会
5票 『進撃の巨人』課題本読書会
6票 『SLAM DUNK』課題本読書会
というわけで……2024年1月13日の第1部は推し映画紹介会に決定しました!!こうしてみると既に実施している推し映画紹介会、漫画限定読書会、ミステリー限定読書会に票が集まっていますね。やはり全く未知のものよりも票が集まりやすいのかもしれませんね。まだ実施したことのない企画の中では推しドラマ紹介会が7票と最も票を集めました。
やってみたい企画としては以下の回答が集まりました。
・推し曲紹介会
・『宇宙兄弟』課題本読書会
・『BASARA』課題本読書会
・『はじめの一歩』課題本読書会
・ホラー小説限定
・音読の会
・スポーツ形式
・フットサルやバスケなどのスポーツを軽くする
・テーマ別読書会(魅力的な悪人がでてくる小説、クローズドサークルものなど特別なテーマを設けての読書会)
・ホラー限定読書会
・山登り
・プレゼンテーション大会(ゆるめの)
・『呪術廻戦』課題本読書会
沢山のアイデアありがとうございますー!!次回の候補作にあがるかも?です!
アンケート結果は以上です。
最後に
上の方にも書きましたが、今回は主催含め11名(女性3名、男性8名)で読書会を開きました。初参加の方が4名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。
初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。
次回の大阪での読書会は12/23です。年内最後!!
ぜひご参加くださいませ!
▶《大阪》12/23(土) ミステリー限定読書会 開催のお知らせ
▶《大阪》12/23(土) 『スター』課題本読書会 開催のお知らせ
以上です。
ありがとうございました!