記憶の盆踊り
町田康
Amazon Publishing
▼内容
作家の「私」は昨年の暮れに酒を断ち、もうすぐ一年になる。積年の大酒がたたって、記憶が飛んでしまうようになったために、やめたのだ。それでもなお、記憶がすっぽり抜け落ちることがある。そんな秋の頃、「私」の自宅を謎めいた美女が訪ねてくる……。洗練された文章が読む者を酔い心地にする幻想綺譚。
注:この本は、2016年11月11日にKindle Singlesとして刊行された作品の新装版です。
Audibleの会員向けコンテンツにあった短編文学です。
Audibleについては以前記事にしてますので、こちらをご確認下さい。
▼本の朗読アプリ:Audibleとaudiobook.jpがアツイ!
https://iro-doku.com/archives/3330
読書会の自己紹介の時に好きな作家として町田康さんのお名前をあげておられた方がおりまして、お名前をお聞きするたびに気になり度が上昇。いずれは「告白」にも挑戦したいのですが、まずは短編から・・・・・・ということで読んでみた一冊。
結果、面白かった!!
町田康さんらしさがあるのかどうかは分かりませんが、ぐいぐい引き込まれていく展開と、男なら分かるうんうんといった自然な話の流れがとても好きで、面白かったです♪他にも書きたい事があった気がするのだが、何故だろう、思い出せない。まあつまりそれが記憶の盆踊りをしているということなのであろう。
略歴を見てみると作家、ミュージシャン、大阪生まれということでグッと親近感も。これから追っていきたい方です♪