《Review》シャーロック・ホームズの冒険/アーサー・コナン・ドイル

今はないのかも分かりませんが、俺が小学校の頃には学校の図書室で貸出やってました。最近また読み直してるんですが、大人になって読んでみてもやっぱり面白いなと思いました。

収録作品はこちら

・ボヘミアの醜聞
・赤毛組合
・花婿失踪事件
・ボスコム渓谷の惨劇
・オレンジの種五つ
・唇のねじれた男
・青い紅玉
・まだらの紐
・技師の親指
・独身の貴族
・緑柱石の宝冠
・ぶな屋敷

この中で俺が好きなのは「ボヘミアの醜聞」「赤毛組合」「ぶな屋敷」です。

「ボヘミアの醜聞」は、短編小説のうち最初に発表された作品です。ホームズが「あの人(あの女性)」と呼ぶ特別な存在、アイリーン・アドラーが登場します。ボヘミア国王からアイリーン・アドラーの持つ写真を取り戻す依頼をホームズは引き受けます。写真が隠されている場所を知ることには出来たけど・・・というお話です。

「赤毛組合」では、ホームズは燃えるような赤毛の初老の男性ジェイベズ・ウィルスンから相談を受けます。ウィルスンは雇っているスポールディングから新聞広告を見せられて、「赤毛組合」の組合員が募集されている事を知ります。赤毛組合は百万長者だった赤毛の男が創ったもので、自身の遺産を同じく赤毛の人々に分け与えるための組織であり、組合員は簡単な仕事をするだけで高額の給料が得られるということでした。組合員になって順調に8週間が過ぎますが、ある日事務所を訪れるとドアに「赤毛組合は解散した」と貼り紙がしてありました。赤毛組合の目的とは何だったのか・・・というお話です。

「ぶな屋敷」は、住み込みの家庭教師を引き受ける事になった若い女性バイオレット・ハンターのお話です。雇用条件におかしなところがあることや高額な給料に不安を感じ、ホームズのもとを訪れます。ホームズの調査によって屋敷の秘密が明らかになるのですが、このバイオレット・ハンターのグイグイいっちゃう行動力が割と好きでした。

短編なので通勤中にさらっと読めたりするのも良いですね。海外ドラマや映画とかも色々ありますし、ハマることが出来ればより色んなところで楽しみが増すかと思います♪

ちなみに以前書いた憂国のモリアーティも面白いので、良かったら是非読んでみて下さい。モリアーティ教授が主人公の漫画です♪

《文:nonono》

 

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