《大阪》2024年1月13日(土) 『コンビニ人間』課題本読書会レポート

2024年1月13日、大阪で村田沙耶香さんの『コンビニ人間』を課題本とした読書会を開催しました。

今回は主催含め11名(女性4名、男性7名)で読書会を開きました。初参加の方が3名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。

読書会って何?

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。

「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

課題本読書会とは?

事前に読了しておいた課題本について語り合う形式の読書会です。
課題本を読書してる最中に感じたこと、読後に感じたこと等を自由に発言しあいます。参加条件は「課題本の読了」のみです。
推し本披露会が「これまで」を共有する機会とするならば、課題本読書会は「これから」を共有する機会となります。同じ本を読了したという体験こそが、まずは大きな意味を持ちます。「これはさすがに読了は厳しいだろう・・・・・・」といった本が選書されるかもしれません。何とか読了したけど、当日特に意見が出ずに沈黙してしまったり話が脱線してしまう可能性もあります。ですが、本を読んでいる間や読書会中の瞬間瞬間を共有していくことが大切だと考えております。

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート

では、読書会のレポートに戻ります。

読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。

お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。

今回の課題本は村田沙耶香さんの『コンビニ人間』でした。

皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。

難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。

まずはお一人ずつ読んで感じたことを話して頂いて、そのあとはフリートークとなります。時間になりましたら終了です。

当日の流れは以上です。

百聞は一見に如かずですので、ぜひ会場に足を運んで実際にご自身で会を体験して頂けたら幸いです。いやいや、もっと事前に調べておきたい!という方は、下のリンク先に詳しいことを書いていますので、宜しければチェックしてみてください。

課題本読書会は、普段手に取らない作品に挑戦できる機会となります。読んだことがある作品の時に参加するのももちろん大歓迎ですが、「読んでみたいと思っていたけど……」と積読状態になっている本、全くタイトルも知らなかった本にも挑戦してみていただけたら幸いです。締め切り効果がありますので、挫折していた本も意外と読めたりしますよ!

お会いできるのを楽しみにしております。

参加者からのレポート

今回はありませんでした。

アンケート結果

今回ご参加いただいた方には、3月24日の読書会に関するアンケートにご協力いただきました。一番投票数の多かったもので読書会の形式が決まります。回答してくださった皆様、ありがとうございました!

アンケートの内容はこちらのリンク先をチェックしてみてください。
▶1月配布用アンケートができました(次々回の読書会を決めるアンケート)

まずは課題本について。4つの作品に対し、1人1作品に投票をお願いしました。複数回答されていた方の分は、無効票とさせて頂いてます。有効票12票の結果はこちらです!

2票 消滅世界
2票 沈黙
2票 日の名残り
6票 動物農場〔新訳版〕

というわけで……2024年3月24日の課題本はジョージ・オーウェルの『動物農場〔新訳版〕』に決定しました!!

内容
飲んだくれの農場主ジョーンズを追い出した動物たちは、すべての動物は平等という理想を実現した「動物農場」を設立した。守るべき戒律を定め、動物主義の実践に励んだ。農場は共和国となり、知力に優れたブタが大統領に選ばれたが、指導者であるブタは手に入れた特権を徐々に拡大していき……。権力構造に対する痛烈な批判を寓話形式で描いた風刺文学の名作。『一九八四年』と並ぶ、オーウェルもう一つの代表作、新訳版

横断検索はこちらです(外部サイトへ移動します)
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784151200878

課題本にしてみたい作品としては以下の回答が集まりました。

『幼年期の終わり』 クラーク

次回の候補作にあがるかも?です!ご協力ありがとうございました。

お次は7周年イベントに関するアンケート。
彩ふ読書会は6月30日に7周年イベントを予定しております。場所は決まりましたが、内容はまだ決まっていませんでしたので、アイデアを募りました。結果はこちらです!

推し本披露会テーマ案
・私を変えてくれた本
・好きだけど、おすすめできない本
・ただただ熱い本!
・趣味の本
・勉強になった本
・7にまつわる本
・役に立った本
・元気が出る本
・プレゼントしたい本

課題本案
・『道草』 夏目漱石
・『世界でいちばん透きとおった物語』 杉井光

沢山のアイデアありがとうございます!!

アンケート結果は以上です。

最後に

上の方にも書きましたが、今回は主催含め11名(女性4名、男性7名)で読書会を開きました。初参加の方が3名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。

初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

次回大阪での読書会は2/18です。ぜひご参加くださいませ!

▶《大阪》2/18(日) 漫画限定読書会 開催のお知らせ

▶《大阪》2/18(日) 推し本披露会 開催のお知らせ

▶《大阪》2/18(日) 『魔王』課題本読書会 開催のお知らせ

1月は28日に京都でも開催予定です。

▶《京都》1/28(日) 推し映画紹介会 開催のお知らせ

▶《京都》1/28(日) 推し本披露会(読書会) 開催のお知らせ

ぜひご参加くださいませ!

まだ募集は開始していませんが、6月30日には7周年イベントを予定しています。ぜひチェックしてみてください。開催にあたり7周年イベントサポーターも募集中です。

▶《大阪》6/30(日) “7周年イベントin大阪” 開催のお知らせ

▶7周年イベントサポーター募集のお知らせ

以上です。

ありがとうございました!