腕の見せどころだいてやんでい!

オンライン読書会をやるぞと決めてから毎回進行役をしている、のーさんです。コンニチハ。いや、あれですよ、コロナ禍で読書会が出来ずでブランクがありましたからね、わたくし自身のリハビリも兼ねて進行役をしておりました。コロナ禍になる前もサポーターさんや参加者の方にお願いすることが増えていたので、進行役は久々・オブ・ザ・久々でした。お試し版ではお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。

さて、皆さんにお聞きしたいのですが……会話って得意ですか?苦手ですか?私は苦手です(答えを待たない←)なので、だからこそ、今回は会話そのものについてのお話をしたいなと思います。何故急にそんな話をしようと思ったのかといいますと、ホームページにあげてきたものを読み直していたところ、こんな記事を見つけたからです。

《Review》なぜ、この人と話をすると楽になるのか/吉田尚記

2017年10月にアップした推し本紹介記事です。一回目の読書会を行う前ですね。あ、この本は本当面白くて私のバイブルですので、ご興味ありましたら是非読んでみてください!大阪会場で一度課題本にしたのも懐かしいですねえ。

この記事を書いた頃のワタクシ、本当にコミュニケーションが苦手な人でした……うぉーい!読書会やっとるがな!でんがなでんがな!なんて声も聞こえそうですが、色々と考えすぎてしまって言葉が出てこないタイプだったんですよね~。それが今はどうでしょう。相も変わらず出てきません←

まあ、あまり変わってはいないのですが、そこはそれ、ある程度自分なりのスタイルを確立することは出来ました。めっちゃ得意!ってわけでもないけれど、めっちゃ苦手!ってわけではなくなった感じ。日々の鍛錬のたまものですね!

仲の良い人、まだそこまで互いに知らない人、上司、先輩、後輩……さまざまな関係性の人たちといかに会話をするか。親しい人となら何にも気にせず話が出来るとしましょう。でも、親しくない人とも色んな場所で色んなタイミングで会話せざるを得ない機会って発生します。そう、大体不意に突然に。あの人とは何を話したら良いのかしら……と、悩むことって皆さんあるんじゃないでしょうか。

例えばエレベーターで一緒になったとき。何か一言二言喋ったほうが良いかなーって感じるタイミングってあるかなと思います。ばっちり目が合ってしまったときとかね!目が合わなければ気付かなかったフリもできますが、目が合ってお互いに認識してしまったあとではもう気付かないフリは出来ません。

他にも、学校や職場までの道のりでばったり出会ったしまったときとか。駅からの場合もあれば、途中のコンビニでばったりとか!親しい人ならば全然OK!でも、微妙な距離感の人だったら?で、大体微妙な距離感の人だったりしますよね!そうですよね!

私自身は今毎日のようにそのタイミングがありまして、嫌だなーどうしようかなーなんて思っていた時期もありましたが、今は「これは練習や!特訓や特訓!」と前向きに捉えています。トークスキルを身に着けたら、読書会のときに参加者の方にも安心してもらえる雰囲気が作れるんではないかなと、今はそう考えて職場でのコミュニケーションを楽しんでいます。私にとって職場は読書会のための修行の場です。逆に、読書会も私にとっては職場のための修行の場であります。なので、読書会で完璧なお姿をお見せしているかというとそうではありません。読書会でも毎回ハッとしたり反省することがほとんどです。次回に活かせることもあれば、同じ過ちを繰り返すこともあったりします。日々修行ですね。

職場では、長くて30分くらいのときもあれば、一言二言くらいしか喋れないタイミングのときもあります。会釈や無言で問題ないときもありますが、なるべく話しかけてみるようにしてます。その際の個人的なテーマは「いかに仕事以外の話をするか」です。それはなぜかといいますと、何となく距離感が縮まった気がするから!職場で仕事の話をするときって、お互いに仕事の顔、つまり既に他者に見せている顔をつきあわせながらコミュニケーションしているように思うのですが、それ以外の話をするとふっと違う顔が見れたりします。お互いにね。それが後々仕事でも活きてきたりもしているので、職場であえて仕事以外の話をするのって意外と大事だなあなんて最近は思っています。あと、職場で仕事の話ができる=既に共通点がある状態なので、割と誰とでも問題なく喋れます。読書会でいうと、それこそ本の話ですね!本が好きな方々が集まっているので、当たり前っちゃ当たり前かもですが本の話が尽きることはありません。ある意味それはお互いにイージーモード。それが、職場で仕事以外の話をする、読書会で読書以外の話をするとなると途端にハードモード。どう流れを持っていくかも含めて考える必要がありますよね。

さあ、前置きが長くなりましたが、ここから先は私が使っているトークスキルを大公開しちゃいましょう。

個人的には「読んでいない本について堂々と語る方法」を紹介したときと同じくらい禁断の記事になっております。だって、手の内を見せちゃうんですからね!なんでこんな記事を書いたんだって若干後か……いえ、会話が苦手な方にとって何かしらの一助になれば幸いだなあなんて思っております。

では、シンプルな答えをお伝えしましょう。

答えは……「共通点探しをしない」ということです!

ドドーン!

え、ええええ!?

なんだってー!?Σ( ̄□ ̄)

ほら、共通点探したほうが楽じゃん?あるあるー!そうそう!ってなるじゃーん!?仲良くなれるじゃーん!!そうそうイエスイエス!オーイエス!!お互いに共通して好きなものがあったりしたら、まあそれで良いんす。でも、私気付きました。そういうことって、ほとんど、ない!Σ( ̄□ ̄)

私の場合好きなものは読書ですが、なんせ読書好きって周りにいません。本当いないですからね……だから読書会立ち上げたんでしたからね……「実はワタクシ本が好きなんです」って言ったら、「あ、へー、あ、うん」っていうリアクションが返ってきてそこで諦めて試合終了ですからね……。なんど強制終了したことか……。しかも「なんか賢そうな人」認定されて、距離が縮まるどころか水平線の向こう側まで離れていくっていうオマケ付きです。もう、やだ!読書好きなんて言わないっ!そう思った時期もありました。ええ、読書好きであることを隠してみました。しかし、ダダ漏れる読書好きオーラ!小説の引用とか、マンガのセリフ引用とかしちゃって、ポカーンとされたりとか、あ、なんかもう色々とワタクシやっちゃってますね……思い出したら涙が出てきました。

ここまで書いたらお分かりでしょう。共通点があれば万々歳ですが大体そうはならないということに。もう少しついでに言うと、「読書好き」という共通点があったとしても、ジャンル違いとかあったりしますので、共通点探しは砂漠の中から米粒を見つけるようなもんです。誰だ米粒捨てたの。あ、脱線しました。まあ何が言いたいかというと、あまり共通点探しに頼らない方が良いってことです。あ、もし出会えたとしたら、その方とのお付き合いは本当大切にした方が良いと思いますヨ。一生の出会いってやつかもしれませんので!

とにかく、共通点探しはしない。

となると、じゃあ、何を喋れば……ってなりますよね。でも、これも私気付きました。私自身が「何喋れば良いんだ」となっている状況に陥っているときは、相手も「何喋れば良いんだ」という状況に陥っているはずだ、と。そう思っていないかもしれないですが、そう思うようにしてみました。「お互いに話をしようと思っているけど会話の糸口がない状態」であると仮定します。決めつけます。いやいやスマホいじってますよ?窓の外見つめたりしてますよ?私と話す気なさそうじゃん……なんて思うような姿勢を見せられるかもしれませんが、ほら、もしかしたらその方はスマホで何か検索して会話の糸口を探してくれているのかもしれませんよ。窓の外に何かしらのヒントを探しているのかもしれませんよ。「私と話す気なさそう」って勝手に思ってしまうとこちらも話す気がなくなってしまったりしますが、若干強引にでもここは「よし、会話の糸口を探すぞ!」という心持ちでいくようにしてみると良いです。

あ、ワタクシもちろん「すべらない話」は沢山持っているんですヨ。特定の人とならば爆笑の渦に巻き込めるようなネタも持ち合わせております。でも、そういうのってどれだけ持っていても、いずれ枯渇するものではないかと思います。Aさんに一度話してしまったらもうAさんに対しては使えないネタになってしまいますしね。毎日毎時間毎分毎秒面白いことに出くわしているわけではないですし、身を削るネタは特別なときにおいておいた方が良いのではないかなと。乱発してると日常会話のハードルをどんどんあげていってしまう気がしますのでね。

じゃあ、何を話すかといいますと元気玉です。オラにネタを分けてくれけろ!身の回りにあるもの!ド定番なのは天気ですね、天気。ド定番中のド定番かとは思いますが、これも会話を始める糸口の一つだと考えてみたら、案外話が広がったりします。では、例を書いてみましょう。

私「今日めっちゃ晴れてますね」

A「そうですね」

私「明日は雨らしいですよ」

A「そうなんですか」

私「雨っていやですね~」

A「そうですね」

失敗しとりまんがな!!

このあとチーンと沈黙だよ!どうするんだい!?とお思いのアナタ!

チッチッチッチッチ(なんか腹立つ言い方で←)

まずは会話を始めている。そこが重要なのであります!

会話さえスタートしていれば、ある程度話題がコロコロと変わっていっても問題ありません。「そういえば……」なんて感じで少し唐突に変えることも出来ます。話を続けることはいくらでも出来ます。続き行ってみましょう。

私「雨といえば、めっちゃ嫌な思い出があって」

A「そうなんですか。なんですか?」

私「小学生のときに……(なんてエピソードを少し語る)」

そこからはAさんの反応にもよりますが、「小学生のときってわけわからないことやりますよね」なんてかえってきたら「子どものころのわけのわからないことエピソード」にシフトしてみたり、雨女雨男トークしてみたり、Aさんも雨にまつわるエピソードを語ってくれたらそこから話を広げてみたり。もし、(ふーん、あ、そう)って感じだったら、「雨の時ってなんで晴れの時よりも気分上がらないんでしょうね~」なんてちょっとした疑問を投げかけてみたり。

あるいは。

上のやりとりは晴れの日に若干強引に雨の話に持っていってますが、それこそ天気の良い日だったら「晴れ」にまつわる話をしても良かとです。良かとです、で思い出しましたが、「〇〇さんって出身どこですか?」なんて言葉のイントネーションを話題にしてみるのもアリだったりしますね。県外の人とかだったりしたら、そこから地元トークにも広がりますし、地元トークになれば方言だけでなく名産とか名所とかまたまた広がっていきますね。連想ゲームみたいに思いついたことをポンポンポポーン!と繰り出していけば無限に会話が出来ます(ドヤア)

スムーズでなくとも、脈絡なく「〇〇さんは最近どうです?」みたいに投げかけてみると、結構な頻度で「実は私も最近〜」みたいに返してくれるもんだなとも気づきました。というか、私若干話すまでの間が空いてしまったりもするもので、スムーズにいかないことの方が多いです。

共通点探しをしないとは言いましたが、それは自分自身や相手の内面で探そうとしないということでして、身の回りにあるものは既に共通点であるからしてつまりは共通点探しはしちゃってますね。日本語難しいネ……。なんせ、目に入ってきたものから話題にしてみるのは一つの手かなと思います。糸口さえ見つかれば、あとはどーとでもなります。ぜひ、お試しください!

あ、ついでに趣味トークについても書いておきましょう。

趣味トークそのものについては、私からは読書にまつわる話になるので、そこから読書トークで盛りあがることはないです(断言)相手の反応は薄いです。ただ、いわゆるきっかけ作りにはなっていて、そこから「〇〇さんはなんか趣味とかあります?」とか、「休日は何してます?」とか話を広げやすかったりします。「読書好き」であることは全く隠す必要はなく、むしろどんどん発信しちゃって良いかなと思います。周りに「読書好き」と知られると、「のーさん、こんなイベントがあるよ~」なんて風に、本や読書にまつわるイベントを教えてもらえることがあったりもしますしね!

読書好きの相手を探すとなると砂漠に米粒ですが、「趣味がある人」というくくりでいくと、相手方にも趣味があれば趣味の話になりやすかったりします。キャンプが好きで~なんて話してくれたりすると俄然こちらも興味を持ったりしますしね!趣味がない、という人が相手でも、休みの日には何をしているか、というところにヒントがあります。何かしらやってるもんですからね。何もやってない、ほとんど寝ている、ということであれば、「睡眠」をテーマにしてみても良いですし。

あ、あと読書好きな方が読書しない方と会話をする上で一つお得なことも。それは、「〇〇の会話術!」とか、そういった本を相手は高確率で読んでいないということ!なので、実は本の内容そのままのことを実践してみても気づかれないっていうね、ふっふっふ。

なんせ、何が好きで嫌いでってことは、どんどん発信していくと、お互い居心地の良い時間を過ごせるのではないかなと、そう思います。

さて、ここまで何だか「俺トークうまいぜイェイ!」みたいなノリで書いてきましたが、実際には大体言葉に詰まること多しです。私自身が疲れていて話す気にならないときもあります(元も子もない←)場面によってはまだまだ修行が必要なときも多いですね。特に難しいのは3名以上の複数トーク!同じ場にいるのに私とAさん二人で盛り上がってしまってBさんが一人になってしまったりすると気になりますし、逆にAさんBさん二人で盛り上がってて私ぽつーんってなると悲しくなります。うまーく三人とも話題に入れるような何かを探すのって非常に難しいなと。それこそ共通点探しにやっきになっていると、会話の糸口すらつかめないまま時間だけが過ぎてしまうこともあったりします。私とAさん二人だけなら見つけやすくても、三人、四人と人数が多くなればなるほど皆が共通することって減っていきますからね。なので、やはりそういうときには元気玉方式の方が使えるときの方が多いかなって感じではあるんですが、これもまた何度もやってみて自分なりのスタイルを確立していきたいなと思っています。あえて目の前で失敗してみて自分をネタにする、という手法もありますね。実際やっておられる方がいてスゲーななんて思うんですが、まだそこまでの域には達していないのが現状であります!

と、色々と書いといてなんですが、会話を苦手だと感じる方が無理して克服しよう!とは思わなくても良いと思うんですよね~。会話したけりゃしたら良いし、したくなけりゃしなくても良いって思います。話したいけど難しいってのなら、周りがサポートしたらええんちゃう?って感じでもあります。そうすれば、お話するのが好きな方も、苦手な方も、お互いに居心地良く過ごせる場所・空間が生まれるのではないかなとも思ったりします。さあ、ここでサポーター募集のお知らせです(唐突感)

いや、サポーター募集を目的にこの記事を書いてたわけではないんですが、書いているうちに上のような結論に達しました(笑)そして、ここまで読んでくださった方は、きっと今何かしら感じて頂けているのではないかなと思い、もう勢いで募集しちゃいます!

彩ふ読書会のほうは今休止中なので再開してからにはなりますが、彩なす家オンライン読書会ではこれから会をサポートして頂ける方を募集します!彩ふ読書会、彩なす家オンライン読書会サポーター兼任もOKです。

何だかハードル高そう…なんて思われるかもですが、いつもお願いしているのは一点だけです。それは、初参加の方を私と一緒に気にして頂きたい、ということです。それさえ気にして頂けたら、あとは何とかなりますので全然大丈夫デス!

彩なす家オンライン読書会のことを知っている方になって頂きたいので、サポーターには一応条件を設けています。下記をご確認のうえ、もしよければご検討くださいませ!

サポーター活動はこんな方にオススメです

・本が好き
・読書会を盛り上げたい
・読書会をもっと違う形で楽しみたい
・文系の部活や大学のサークルみたいな雰囲気を味わいたい(年齢関係なく)
・将来的には読書会を主催したいなーという野望を胸に秘めている
・何かよく分からないけど楽しそうだ!

上記のうち一つでも当てはまる方にオススメです。彩なす家オンライン読書会の読書会に1回以上参加経験があればどなたでもOKです。参加歴は関係ありませんし、読書量や知識も関係ありません。面白そう!楽しそう!だと思ったら是非ご希望ください。

参加条件

・本が好きなこと
・彩なす家オンライン読書会に興味があること
・彩なす家オンライン読書会の読書会に1回以上参加経験があること
・主催のLINEアカウントを追加して頂ける方(打ち合わせでグループLINEを使用する為)
・サポーターLINE(グループLINE)に加入OKな方
・期間中なるべく参加可能な方
・初参加の方を気にして頂ける方

※期間中はなるべく参加して頂きたいのですが、急な予定が入ってしまうこともあると思いますので無理のない範囲で構いません。推し本披露会のみ、課題本読書会のみの参加でも問題ありません。期間中の開催予定日は早めにお伝え致します。

まあ、大体この記事をここまで読んでくださっている方ならば、大丈夫です!一応参加回数一回以上とはしてますが、何度か参加してみて慣れてきたな~って頃でも大歓迎です!ご自身のタイミングでご連絡頂けましたら幸いです。

サポーター希望の方は、件名に「サポーター希望」と記載してinfo@iro-doku.comまでご連絡下さい。質問も同メールアドレスにて受け付けております。お気軽にお問い合わせ下さい。

ご連絡お待ちしております(^^)

あ、そうそう!

ちょっとトークについての話に戻りますね。そういえば、4月から、この会話がうまくいった日を「勝ち」いかなかった日を「負け」として一応記録してたんでした!!ここまで書いてきたことに説得力も出てくるかなとも思いますのでね、せっかくですのでね、勝敗結果をお伝えしておきましょう。

びっくりしますよ?

結果は……

5勝45敗1分けです。

おったまげーーー!!