東京すみっこごはん
成田名璃子
光文社文庫
▼内容(「BOOK」データベースより
商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!?美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説!
以前読書会で紹介して頂いた本。ずっと気になっていたら9/1の読書会でもご紹介された方が!同じ本が紹介されると興味度が増し増しに(^^)
読んだ結果。
めっっっっっっちゃ面白かったです!
特に300ページ以降、グッとくるものがありました。良い意味で文体にクセがなく、スラスラと一気に読めました!四つのお話が入っていて、それぞれ視点が異なります。すみっこごはんに集まる人々の内面が描かれていくので、読み進めていくうちにメンバーの皆が好きになってきます♪
9/1の課題本が山内マリコさんのあのこは貴族だったからか、第二話の「婚活ハンバーグ」が印象に残りました!写真送った後に返信来なくなるとかね・・・・・・具体的なエピソードも盛り込まれておりましたね(^_^;)
あと料理は偉大!料理を作りたくなってきます。言霊の話も本当そうだと感じます。
彩ふ読書会もこうありたいな~と、読みながら感じました。家庭や職場で何か嫌な事があっても、ここに来ればホッとする、みたいな場所ってやっぱり大切だよな~と思いました。第三の居場所作りはまだまだ道半ば。個人的に「よし、頑張ろう!」って思わせてくれる作品でもありました。オススメです!!
さて、明日はどんな明日にしようかな?