先ほどのM-1グランプリ2017年、最初から最後まで観てました!
今回は特に面白かったですね。誰が優勝するのか本当に分かりませんでした。
個人的にはジャルジャルが面白かった!マヂカルラブリーは独特でツボる人にはツボりそう(笑)さや香は初めて知りましたが、これから出てきそうな芸人さんでした。他の芸人さんも面白い!レベルが高かったですね~。いやはや、お疲れ様でした。
ワタクシ生まれは九州でございますが、関西に住み出して十年以上経っております。もはや身も心も関西人でありますがゆえに、昔はロケばっかりだった千鳥が全国出てると不思議な感じがしたり、ブラマヨやチュートリアルが出てるとついテレビを観てしまったりしてしまいます。我が子のような感じ?負けるなって感じ?
テレビつけたら当たり前のようにどの番組にも出ているし、商店街でロケしてる現場を目撃することもあったりして、結構身近な存在ではありますね。身近な存在だからこそ、一般の方々の芸人さんを見る目は厳しかったりもします。俺も「これは誰にでもウケるだろうな」ってネタとか「これは一部にしかウケへんやろな」ってネタの選別やら分析をついついしてしまいます。あ、この芸人は売れるな、とかとか。
もちろん、関西に住む人全員が全員ってワケじゃありませんけどね。関西ってひとくくりもダメな場合がありますしね。大阪も京都も神戸も奈良も滋賀もありますからね。得意な人もいれば苦手な人もいるのですよ。
だから東京とかであれですよあれ、「なんか面白いことやって」ってフリはあきまへんでー!あれ絶対スベらせるパターンですからね。やるなよ?絶対やるなよー?(上島風に)
火花
又吉直樹 (著)
文春文庫
今回の推し本。M-1を観てたらこの本を紹介したくなりました!
お笑い芸人ピースの又吉さんが書いたデビュー小説であり、第153回芥川賞受賞作。映画も現在公開中ですね。
内容は売れない芸人・徳永の話です。
天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、徳永は弟子入りを申し出ます。2人は頻繁に会い、笑いの哲学を伝授されたり街で人と触れ合ったりしますが、やがて別の道を歩むことになります。
私小説かな?と思うくらいに主人公が又吉さんっぽい部分はありますが、そこはそうだと思って読んだ方が読みやすいです。笑いとは何か、人間の本質とは何かが描かれてます。
笑いって簡単なように見えて難しい。一見なんにも考えずにふざけてるだけに見えていても、そこには裏で緻密な計算が行われていたり、あるいはそれこそ天才肌で絶妙な間を作ったりセンスで乗り切ったりしているのだろうなと。
「これはウケるやろ!」って思って作ったネタが全然ウケなかったり、逆に全く予想だにしない部分でウケて笑いが起こったり。売れても一年後には消えていたり。芸人の世界は厳しい。しかしながら、芸人の世界だけじゃなくって、芸人以外の何かを目指したけど諦めてしまった人にとっても、共感出来る部分だったり突き刺さることが多い作品なのかなと思いました。
うん、ちょっと何言ってるか自分でもよく分からなくなってきましたが(笑)あれですあれ、最後の方の漫才は素敵でした。
ちなみに、Netflix版のドラマには今回M-1で優勝されたとろサーモンの村田さんも出演されているそうですよ。ちょっと観てみたい所です。
《文:nonono》
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