10代の皆さんと10代のお子さんをもつ方々に読んでほしい「自分地図を描こう」

自分地図を描こう
秋元康 (著)
大和書房

毎日中学生新聞に1998年4月~12月連載されたものに加筆し再編集された本。自分のスタイル、恋愛、友達、学校、勉強、親との距離、将来といった項目で10代の方向けの39個のメッセージが書かれています。

20代前半くらいまで、自分は色々と思い悩んでたなーと思います。かといって誰かの意見を素直に聞くということもしませんでした。

大人の誰かが教えてくれる答えは素直に納得出来なくて反発したり、行き先が定まらないからこそ逆に何でもやれそうな気がしていたり。人の意見を素直に聞いていれば、また違った人生を歩んでいただろうなあと今振り返ってみれば思います。それが幸福なのかはまた別の話ではありますが(^_^;)

本当に自分のためを思って意見を言ってくれるのって家族や友達といった身近な存在だと思うんですが、当時はそういう存在こそ疎ましく感じていた気がします。俺の人生なんだから決めつけないでくれ、押しつけないでくれ、といった感じで。で、色々自分勝手に突っ走っていったら周りに人がいなくなって・・・・・・あれ?何だろう画面が滲んで見えない!(笑)

このような本に10代のうちに出会えていれば良かったな、と思いました。仮に同じ内容だったとしても、人に言われるよりも本に書かれている方が頭にすんなり入るような気がします。悩み多き10代の貴方には是非オススメしたい。ここに書かれている内容がまるっきり当てはまることは多分ないと思いますが、後々自分なりの答えを見つけていく時の参考にはなると思います。

そして10代のお子さんを持つ親御さんへ。

この本をこっそりベッドの下にでも忍ばせてみてはいかがでしょうか。それか、リビングにさりげなく置いておくか、トイレに置いておくか、ドアに張り付けておくか!気が向いたら読んでくれるかもしれません(^_^;)

《文:nonono》

 

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