おじさまと猫
桜井海
ガンガンコミックスpixiv
最近動物関連の本にハマっておりまして、前回の読書会で紹介させて頂きました!
東京の読書会でも紹介させて頂いた「犬と猫どっちも飼っていると毎日たのしい」はワンちゃんが超絶可愛く、猫ちゃんも・・・・・・いや、ちゃん付けするなんて恐れ多い!思わず猫「様」と呼びたくなるほどの猫様。
対して、この「おじさまと猫」の猫ちゃんはひたすら可愛いです。
可愛いといっても見た目が可愛いわけではありません。犬と猫~の猫様の可愛さともちょっと違う可愛さ。
ペットショップで売れ残った成猫で、猫ちゃん自身も「どうせ誰も私にゃんて欲しがらにゃい・・・」と諦めている。そんな猫ちゃんのもとに「この猫をください」と一人のおじさまが現れます。
「嫁へのプレゼント?娘へのプレゼント?絶対に嫌がられるぞ!」と猫ちゃんは動揺します。しかし、店員さんに「プレゼントですか?」ときかれたおじさんは、こう答えます。
「いいえ。私が欲しくなったのです」
ズキュウウウウウウウウウウウウウウウン!!
あたしゃね、心打たれましたよ。
なんて素敵なおじさま!!惚れちゃう!惚れちゃうわ!(読書会では比較的真面目に紹介しました)
そんなこんなで飼われるようになった猫ちゃん。ふくまると名付けられ、おじさまと一緒に暮らし始めます。
・・・・・・おじさまは一人暮らしなのでした。おじさまに飼われ、居場所を得られたふくまる。けれど、それは同時におじさまにとってもふくまるがいることで家の中が明るくなり、精神的な安らぎや居場所を得られている。おじさまとふくまるの不器用ながらも互いに励まし合う姿が、何とも素敵でした。
オススメです♪