《東京》2023年7月15日(土) 推し本披露会(読書会)レポート

2023年7月15日、東京で読書会を開催しました。

今回は主催含め13名(女性8名、男性5名)で読書会を開きました。初参加の方が6名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。

読書会って何?

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。

「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート

では、読書会のレポートに戻ります。

読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。

お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。

上手く紹介しないと!と思わなくて大丈夫ですし、噛んだ!と不安にならなくても大丈夫です。他の方が紹介している間も、気になる点があったら自由に質問して下さい。まずはお一人一冊ずつの紹介です。時間の目安としては質問等も含め7、8分です。一巡して時間が余れば二巡目に移るか、フリートークとなります。時間になりましたら終了です。

当日の流れは以上になります。

今回紹介して頂いた推し本はこちらです。

推し本タイトル一覧

★武道館

★聞くこと、話すこと。~人が本当のことを口にするとき

★方法序説

★悪の芽

★シュナの旅

★ルーズヴェルト・ゲーム

★我が友、スミス

★暇と退屈の倫理学

★しあわせの小径

★無垢の博物館

★大河の一滴

★魚雷艇学生

★花は泡、そこにいたって会いたいよ

参加される皆さんには受付時間中にメッセージカードを書いて頂いてます。毎回、メッセージカードを読むだけでも面白くって、読みたい本が増えていきます!下記に一冊ずつアップしますので、ぜひメッセージカードを読んでみてください♪

私のーさんの推し本です。
武道館ライブを目指すアイドルグループの話。人気が出てきて駆けあがっていく様とか、けれど一人の人間としての葛藤や、自分で選んできたことに正解はあるのかと悩む様、外野からの批判などなど、舞台裏を覗いているような気分にもなりつつ、考えさせられることも多い作品でした。おすすめです!

初参加の方からの推し本。
5月10日に発売されたばかりの本で、聞くことや話すことについて書かれた本。メッセージカードで隠れてしまいましたが、帯には対談相手も書かれていて、上間陽子さんや坂口恭平さん、濱口竜介さん等と対談されています。あ、あと写真を撮らせて頂こうと思って忘れてしまってましたが、駒込駅近くにある「BOOKS 青いカバ」さんに行かれたそうで、そこでブックカバーにスタンプを押してもらったそうで見せていただいたんですが、めっちゃ可愛かったです。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

初参加の方からの推し本。
初めて読めた哲学書ということでご紹介いただきました。難しい問題をどういう風に考えていくかについては三つのステップがあるとのことで、そのうち「分割する」というステップは目から鱗でした。最初は目に映るあらゆることに考えてしまって知恵熱が出た!と仰っておられましたが、7年ほど実践されていくうちにだんだん楽しくなってきたとのことでした。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

初参加の方からの推し本。
無差別大量殺人が起こり、犯人は自殺し動機が分からない。主人公はその犯人とは面識がありました。自分の「あの罪」が無差別大量殺人に繋がったのか、主人公は犯人の動機を探っていきます。ネットは匿名性があるけど誰かの悪口を言ってしまう人もいますよね。こうした悪口・悪意というのは「人間がまだ進化の途中だから」というところがあって、紹介者の方は印象的だったとのことでした。読んでからも引きずるそうですが気になる作品!素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

前回『竜が最後に帰る場所』を紹介してくださった方の推し本。
スタジオジブリ宮崎駿監督が描きおろしたオールカラー水彩の絵物語だそうです。ちょうどこの日の前日に『君たちはどう生きるか』が公開されたこともあってタイムリー!この本では『もののけ姫』に出てくるヤックルも出てくるようです。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

前回『塙保己一とともに―ヘレン・ケラーと塙保己』を紹介してくださった方の推し本。
彩ふ読書会のサポーターもしてくださってます。いつもありがとうございます。
わたくし半沢直樹が大好きでして、そこから池井戸潤さんの作品には一時期ハマッていました。なんかこうやるぞ!って気持ちにさせてくれるんですよね。再読したくなってきました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回は課題本読書会に参加してくださった方からの推し本。
筋肉×文学というメッセージカードの文章がもうインパクト大ですね!デビュー作で第166回芥川賞候補作にもなった筋トレ小説!めっちゃ気になります。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

前回は課題本読書会に参加してくださった方からの推し本。
書店でも文庫化していたのを見かけて気になってたやつー!オードリー若林さんも帯で「哲学書で涙するとは思いませんでした」と書かれていて、哲学書ってハードルの高さを感じてしまうんですが、読んでみたいなと思いました。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

初参加の方からの推し本。
表紙がすごく素敵で気になっていた本でした。レポートを書く際にじっくり見ているので、当日その場で色々とお聞きしたかったなあというのが毎回悔やむところです。絵とことばで語りかけてくれるメッセージ集ということで、これはふとした時に本棚から手に取って読みたくなる本ではないでしょうか。葉祥明美術館のホームページを覗いてみたのですが、「あなたは今日微笑みましたか?」「喜びを感じましたか?」というメッセージと絵が飛び込んできてハッとなりました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回『万延元年のフットボール』を紹介してくださった方の推し本。
彩ふ読書会のサポーターもしてくださってます。いつもありがとうございます。
オルハン・パムクの作品は読めていないのですが、以前京都でも『わたしの名は赤』を紹介されていた方がいらっしゃいましたね。一番好きな恋愛小説かもしれないとメッセージにも書かれていて、俄然気になりました!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

初参加の方からの推し本。
人生、順調に行かない時の方が多いような気がします。私自身、立ち止まってしまったときはこれまでに何度もありましたが、そういった時に寄り添ってくれるものや支えてくれるものの引き出しを備えておきたいなと思いました。これは読んでおきたい一冊!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回『猫の舌に釘をうて』を紹介してくださった方の推し本。
野間文芸賞、川端康成文学賞を受賞した戦争文学の名作。戦争文学というとハードルの高さを感じちゃいますが、メッセージカードを読んでみると今のご自身とも照らし合わせながら読まれていたようで気になりました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

初参加の方からの推し本。
短歌集はこれまで読んでこなかったのですが、個人的に今最も気になっているのが短歌でして、気になる一冊です。ついつい文章が長くなってしまうので、31音の中にぎゅっと思いを込めるのって単純にもうなんかすげえって思います。メッセージカードの短歌良いですね!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

これにて読書会レポートは終了です。

参加者からのレポート

読書会に参加していただいた方からのレポートやつぶやきなどです。いつもありがとうございます!

最後に

上の方にも書きましたが、今回は主催含め13名(女性8名、男性5名)で読書会を開きました。初参加の方が6名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。

初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

あとご質問を頂きましたので記載しておきます。

第1部と第2部の間はお昼休憩としておりまして、会場でごはんを食べる方もおられますし、近くのお店にランチしに行かれる方もおられます。第2部受付開始は13:20、開始は13:30ですので、第2部も参加予定の方は13:30までに戻ってきていただければ、会場を出ていただいて構いません。会場で食べる方は近くのコンビニ等で買って戻って来られる方が多いです。

次回の東京での読書会は8/19です。ぜひご参加くださいませ!

▶《東京》8/19(土) ミステリー限定読書会 開催のお知らせ

▶《東京》8/19(土) 『変身』課題本読書会 開催のお知らせ

以上です。

ありがとうございました!