《大阪》2023年6月17日(土) 『星の王子さま』課題本読書会レポート

2023年6月17日、大阪で読書会を開催しました。

今回は主催含め8名(女性4名、男性4名)で読書会を開きました。初参加の方が3名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。

読書会って何?

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。

「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート

では、読書会のレポートに戻ります。

読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。

お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。

皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。

難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。一応皆さんにお話を振らせては頂きますが、何も浮かばなかったら「パス!」と叫んで下さい!あ、パスは三回までOKです。

まずはお一人ずつ読んで感じたことを話して頂いて、そのあとはフリートークとなります。時間になりましたら終了です。

当日の流れは以上になります。

ここからは『星の王子さま』の話をしていきますので、ネタバレしています。これから読む方はご注意くださいませ。

今回の課題本はサン=テグジュペリの『星の王子さま』でした。

私が読んでメモしていた感想はこちらです(メモなので結構雑です…)

レオン・ヴェルトにってどういう意味?いつも思う

8ページ。ボアの絵
大人から否定される

10ページ。有能な人たちに見せる。私も帽子?と言ってしまいそう
その人がわかりそうなことに合わせて話をするってあるなあ

15ページ。ヒツジの絵を描く。このやりとりが好き

18ページ。空から落ちてきたんだ。ああ!それはいいや!ひどい(笑)

22ページ。小惑星B612の話。トルコの天文学者、服装のせいで取り合ってもらえない。スーツきたら取り合ってもらえる。見た目で判断すること

23ページ。大人は数字が好き。たいせつなことは聞かない。確かに…何歳?お父さんの収入は?その子のことが分かった気になる。身につまされるなあ

王さま、地理学者、酔っ払い、実業家、大物気取り、点灯人

ヘビ

はかない
バラがたくさんいる

99ページ。なつく

102ページ。きみの足音がわかるようになる、好き

103ページ。きつねとのやりとり好き
モモ思い出す

104ページ。きみが夕方四時にくるなら〜わかる。当日より準備のほうが楽しい

107ページ。バラたちに直接言っちゃう王子さま

108ページ。たいせつなことは目に見えない

読書会で参加者の方から出た話題はこちらです。

・倉橋由美子さん訳の本がマイブームになり去年読んだ。王子さまといいながら達観している。大人が失っている大切なものを思い出させてくれる存在。人間離れしている。バラと喧嘩してるところは人間くさい。1人しかいない星がでてきてダメなところや愛おしいところもあって分かりやすかった。

・小学生のころに読んだときにはしっくりこなかった。改めて読んでみた。感情的で理屈で考える。達観しているが考え方が偏っているなと感じた。知ってることと知らないことの落差がある。パイロットも視点がずれている。大勢の中にいたら少数派の2人が同じベクトルを向いた。

・バラとのやりとりが印象的だった。大人は変。大人=ワルというイメージがある。バラとだけ違う。

・中学生の時に初めて読んで今回再読。大人は数字ばっかりというところが印象的だった。

・学生のころに読んだ。「大切なものは目に見えない」は革命が起きた。改めて良いなと思った。ファンタジーで分かるけど分からない。バラをなんでこんな好きなんかな?

・ガス灯が良い仕事している、向き合っているという点は言わんとしていることは分かるがしっくりこない。

・大学生の頃に読んだ。社会人になって読み返した。偉そうな人は心当たりがある人が思い浮かぶ。キツネとのやりとりが好き。とらえどころがなく、この本の感想を話すのが難しい。

というところが、一巡してお一人お一人に聞いて出てきた感想等でした。ここからはフリートークとなります。

フリートークでは、一巡して出た感想から掘り下げることもあれば新たな疑問について話すこともあります。今回は王子さまのこと、キツネのこと、バラのことなど登場人物についての話題になったりしました。王子さまは帽子の存在を知っていたのか?という疑問も印象的でした。あっという間に時間となり、読書会は一旦締めてお知らせをしました。

これにて読書会レポートは終了です。

参加者からのレポート

読書会に参加していただいた方からのレポートやつぶやきなどです。いつもありがとうございます!

最後に

上の方にも書きましたが、今回は主催含め8名(女性4名、男性4名)で読書会を開きました。初参加の方が3名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。

初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

次回の大阪での読書会は7/9です。ぜひご参加くださいませ!

▶《大阪》7/9(日) ミステリー限定読書会 開催のお知らせ ※満席となりましたので募集終了しました

▶《大阪》7/9(日) 推し映画紹介会 開催のお知らせ ※満席となりましたので募集終了しました

▶《大阪》7/9(日) 推し本披露会 開催のお知らせ ※満席となりましたので募集終了しました

▶《大阪》7/9(日) 彩ふ俱楽部@初心者ボードゲーム会 開催のお知らせ

8/6にはこんなスピンオフ企画も立ててみました。

▶《大阪》8/6(日) 冨樫義博展に行こうの会のお知らせ

▶《大阪》8/6(日) 冨樫義博氏を語る会のお知らせ

以上です。

ありがとうございました!