我が青春時代 “池袋ウエストゲートパーク”

池袋ウエストゲートパーク
石田衣良
文春文庫

高校時代にテレビドラマ「I.W.G.P.」がめちゃくちゃ流行りました。

TOKIOの長瀬が主演で、窪塚洋介が出てて、脚本は宮藤官九郎。チーフ演出は堤幸彦、オープニングはSadsの忘却の空。渡辺謙、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、酒井若菜、阿部サダヲが出ててって、おお、超豪華!

表と裏の境界線をギリギリ渡り歩いているヤバさといいますか、少し選択を間違えば自分も踏み込んでしまいかねない世界を垣間見てる感じが、高校時代の自分たちにはドンピシャア!な感じでした。

まあ自分は不良でも何でもなかったんですが、ちょっと乱暴な言葉遣いを嗜んでみたりですね、自転車で右へ左へと蛇行運転で通学してみたりですね、ちょっとした影響を受けておりましたね。そんな風にIWGP臭を醸し出していたら金髪の怖いお兄さんにカツアゲされました!!く、黒歴史!

醸し出していたはずがカモにされたってやつですねΣ(`・Д・ノ)ノ

・・・・・・今もなお黒歴史を刻み続けているような気がしないでもない、のののです。

ちなみにその時は20円しか持っていなかったので「ちっ、行け!」と罵倒されただけで終わりました。今では良い思い出です。あ、カツアゲといえばTSUTAYAの帰りにもされたことがあるんですが、それはまた別の機会にでも。

さて、I.W.G.P.原作は石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」です。読んだのは最近です。読書にハマったあと「そういえばあのドラマの原作ってどんなんだろー?」と気になって読むようになりました。

ドラマと原作では設定が少し違うみたいなんですが、あまり気にならなかったかな?それよりもドラマの人物達で脳内補完出来たので読んでて楽しかったです。

内容としては、主人公の真島誠が池袋で起こるトラブルを解決する話。マコトは池袋では名の知れた存在で一目置かれています。池袋を勢力下に置くカラーギャング集団「G-Boys」のキングとは同級生で親友で、彼から依頼を受けることもあったり、協力してもらって共に事件を解決することもあったりします。他にも魅力的な登場人物が多いです。一人称で描かれていて短編なので読みやすいですし、まるで自分も池袋に住んで事件に挑んでいるような気分にさせてくれます。オススメです♪

次に東京行った時にはI.W.G.P.に繰り出そうと思います。

あ、カツアゲされんよう気をつけます!(笑)

《文:nonono》

 

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