コロナ禍で皆さんはどうお過ごしだろうか。
家族や職場の人とはまあ会えたとしても、それ以外の人とはなかなか会いにくいのが現状だろう。人と直接会えない、というのはなかなか辛いもんがある。家族や職場の人など、普段から付き合いのある人たちとのやりとりも無論良いのだが、そうじゃないやりとりもまた刺激があって良いものだ。しかし、その刺激が味わえない。ならば、どうするか。ポジティブになれることはなんだろうか。ドキドキできることはなんだろうか。
私はタイトルにも書いたように「秘技・鼻毛伸ばし」を提案したい。
これは誰にでも出来るし、相手も必要ない。お金もかからない。スリルと興奮を味わえる。費用対効果は抜群だ。方法としては、ただただ鼻毛の処理をあえて怠り、伸ばしつづけるだけという簡単さである。
マスクをするようになって、顔の下半分は見えなくなった。ようするに鼻毛を伸ばしたところで誰にも気づかれないのだ。しかし、食事時なんかにマスクを外さなければならないときもある。そんなときに話しかけられても顔を向けてはいけない。強い意志と覚悟が必要である。もし気付かれたらアウトだ。おそらく視線は鼻に向けられることであろう。気付かれるか、気付かれないか。なお、普段から鼻毛が伸びていて、かつ周囲の人にも知られていた場合、効果は薄い。普段からお手入れに気を付けていた人ほど、ばれたときのリスクは大きく、その分スリルを味わえるであろう。
……実はこの記事はだいぶ前に書いていた記事なのだが、先日彩読LINEコミュニティ内で行われた哲学カフェ・テーマ「大人」の回でも鼻毛の話が出ていたようだ!なんという個人的タイムリーな話題!参加していないので詳細は分からないが、開催後に教えてくれた内容メモでは「相手の鼻毛が出ていることを見つけた時、大人の対応は?」というものがあった。なるほど、これは実に興味深い。なるほどすぎて鼻毛が出そうだ。ちなみに私だったら何もない時は特に何も指摘しないだろうが、その人が大舞台に立つ前とかだったら鼻に指つっこんででも鼻毛を押し込むであろう。嘘だ、多分何もしない←
鼻毛の話とは少し脱線するが、「大人」ということでいえば以前彩ふ文芸部のサイトに投稿されていたコラム・エッセイが非常に面白かった。せっかくなので貼らせて頂く。
◆「タンノイのエジンバラ」から考える大人像(彩ふ文芸部サイトに飛びます)
https://irou-literary-club.amebaownd.com/posts/7406703
執筆者のshikadaさんには文学フリマ東京で出す予定の作品『彩宴-iroutage-』にも『日本の書籍は、なぜ定価販売なのか?』という作品でご参加いただいている。面白いのでぜひ読んで頂きたい。あ、なぜかまた文学フリマのお知らせ入っちゃってますね←
とにもかくにも、秘技・鼻毛伸ばし!
コロナ禍でドキドキが減った、スリルのある日常を送りたいという方。
ぜひお試しください。
まあ、私はやらないですけどね!(最後にハシゴを外すやつ←)