辛酸なめ子さんの本は初めて読みました。
「辛酸なめ子」って名前、かなりインパクトでかいですよね。一回聞いたら忘れられません。いつ知ったのか、何をキッカケに知ったのか・・・・・・全く覚えていないのに何故か知ってる名前「辛酸なめ子」。顔も何故か知っている。不思議だ。
今回の「辛酸なめ子の世界恋愛文学全集」は表紙のデザインとタイトルに惹かれて手に取りました。中身はというと、日本文学と西洋文学の作品紹介です。
文学って、なーんかハードルが高いですよね。読みたい!ってよりも読んでおかなきゃ!って気持ちが勝ってしまうからかな? 一つ一つを見ればそんなことないんだと思うんだけど、「文学」っていうざっくりとしたジャンルで捉えてしまうと、何故か堅苦しさやら息苦しさやらを感じてしまう・・・・・・。歴史の重みか!? いや、ただの被害妄想ですね(^_^;)
この文学全集では恋愛視点で紹介してくれているので個人的には斬新でした。イラスト付きなので読みやすく堅苦しさがないです。
例えば・・・
・現代でいう自虐系ブロガー藤原道綱母の書いた「蜻蛉日記」
・恋しい芳子の蒲団や夜着の匂いを嗅ぎまくる時雄が主人公の「蒲団」
・モテテクとギャグの要素を併せ持った高度なエンターテインメント本「恋愛指南(オウィディウス)」
などなど、「え、これってこんな作品だったの!?文学おもしれー!」って思わせてくれます。ちょっとそろそろ教養を深めるためにも文学読んでみようかなって思われている方には最適な紹介本かもしれません。
《文:nonono》
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