かがみの孤城
辻村深月
ポプラ社
「ぼくのメジャースプーン」や「凍りのくじら」「名前探しの放課後」などなど、これまでにも読書会ではたびたび紹介されてきた辻村深月さんの作品。
割と本は読んでいる方だと思っていたんですが、全く手つかずの作家さんでした。しかし紹介された方々のお話を聞いていると、人気の高さをビシバシと感じる・・・・・・!!
これは読まねば・・・・・・!
と思っている作家さんは他にもおりまして←
辻村深月さん以外にも、恩田陸さん、原田マハさん、益田ミリさん辺りは読書会でもよく紹介されています。私の中では四天王的立ち位置。
恩田陸さんや益田ミリさんの作品は何冊か読ませて頂きましたが、まだ今まで一冊も読めていなかったのが辻村深月さんと原田マハさんの作品。四天王攻略は私の夢です。って、誰が興味あんねんな話ですな!
ともかく、そんな辻村深月さんの作品に、今回ようやく初挑戦することが出来ました!!
数ある作品の中で、何故「かがみの孤城」を最初に選んだのか?
理由としては・・・・・・
①本屋大賞受賞作だから
②一周年イベントで紹介されていたから
③順番気にしなくて良さそうだから
読書会で紹介されていた方に教えて頂いたのですが、辻村深月さんの作品には読む順番があるとのこと。もちろん単独で読んでも楽しめるけど、Aの作品に出てきた人物がBの作品にも出てきたり、謎が解決されたりといった風にリンクしていて、それが分かると更に面白いのだとか。
それ、私の好きなやつやん・・・・・・!!バチスタシリーズの海堂尊さんとかはまりましたもん。
撮り忘れてたけど、「名前探しの放課後」を持参された方の本の帯には「この順番で読んでみよう!」といった帯がついていました(撮っておけばよかった・・・!)
多分、書店で見れば帯がついているのかも?なので今度書店に行ってみようかなと思います。
で、その時に「かがみの孤城も繋がっているのか?」とお聞きしたところ、リンクしていないとのことでしたので、じゃあ読んでみるか!と後押しして頂きました。
結果。
読めて良かった!
実は大分前に購入はしていたんです。
でも、500ページ超えてるしな~とずっと躊躇しておりました。
そんな自分に平手打ちしたいくらいに面白かったです!!
▼内容(「BOOK」データベースより)
どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―
↑内容としてはこんな感じです(唐突な手抜き感)
まとまった時間が確保出来なかったので一気には読めませんでしたが、一日休みがあれば没頭して一気読みしちゃってたな、と思います。500ページ超えているのですが、すらすらと読みやすかったです。
主人公のこころ以外にも6人の人物と「オオカミさま」が出てきますので、最初は誰が誰なのか分からないかも?なんですが、読み進めていくうちに次第に輪郭がはっきりしてきます。それぞれに物語がある。
特にすごいな~と思ったのは心理描写。こころの内面が丁寧に描かれているな、と感じました。後半の展開は素晴らしいの一言。オススメです♪
ネタバレしてしまうとアレなので、詳しく書けないところが辛いところですが!かがみの孤城を課題本にして読書会でネタバレ気にせずワイワイしゃべるのも楽しそうな気がしてきました!
辻村深月さんの作品、これからも読んでいきたいと思います♪