読書会に参加者が集まらない理由をAIに聞いてみた

こんにちは。のーさんです。
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ののの@彩ふ文芸部(彩ふ読書会)
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今回は普段開催している読書会について、書きたいと思います。

目次

  1. 人が集まるところに人は集まる
  2. 個人的体感による分析
  3. 参加者数と準備時間
  4. 分析① 準備不足
  5. 分析② 参加申込までのややこしさ
  6. 分析③ 忙しいと思われている
  7. 分析④ 参加者の好きなジャンルの偏り
  8. 分析⑤ Xへの依存度の高さ
  9. 分析⑥ ホームページの検索
  10. AIによる分析

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人が集まるところに人は集まる

「人が集まるところに人は集まる」といわれています。たとえば行列が出来ていると「この先に何があるんだろう」「人気なのかな」と思って並ぶ人がいたり、人だかりができていると、中心に何があるのか気になって、より人だかりが出来るみたいなことです。バンドワゴン効果という名前がついているみたいです。

私は読書会を主催してますが、「参加者が集まらない」とは絶対に言わないようにしてきました。「人が集まるところに集まる」の逆、いわゆるスノップ効果になってしまうのを防ぐためです。※使い慣れない横文字を使ってみましたので使い方間違っていたらすみません!

コロナ禍になって読書会を休止する前は、参加者を募るのにそれほど苦労することはありませんでした。しかし、コロナ禍が落ち着いて読書会を再開するようになってからはどうにも上手くいってません。ゆるやかな変化だったので何とかなってきていたのですが、先月はいよいよ開催中止の危機に陥りました。最低3名いれば読書会は何とか形になります。当日体調不良等の欠席があっても大丈夫なよう、事前申込の段階では4〜5名はいてほしいところです。ところが、11/8の東京読書会では推し本披露会の参加者がぎりぎりまで2名の状況でした。

みんなー!

読書会に参加してえええ!

と書いただけで参加してもらえたら超ラクなんですが、実際そうはならないんですよね。むしろ、こういったことは書けば書くほどドツボにはまります。

「あんなに発信したのに、あんなに準備したのに、参加してくれないなんて……みんなひどい!」

「参加してくれたら面白さは分かってもらえるはずなのに……!!」

なんて、主催者としては思ってしまいがちです。先ほど「それほど苦労することはありませんでした」と書きましたが、「ほんまに開催できるんか?」と焦る回はちょいちょいありました。そのたびに、「なんで?え、なんで?」と焦り、しまいには「開催してやってるのに!」なんて何様気分で憤慨してしまう気持ちが芽生えつつ、「いやいや自分がやりたいからやってるだけでしょ」ともう一人の自分にたしなめられることもありました。

参加者の立場になって考えてみると、ストレートに「参加して!」と書いても全く響かないことは分かります。特定の個人に対して「あなたに参加してもらいたいんです!」は有効だと思いますが、言われた側からするとプレッシャーにもなりますし、「参加しなければならない」という気持ちで参加してほしくはないので、私はなるべく使わないようにしています(記念イベントとかでないかぎり)

11/8の東京推し本披露会は危機的状況でしたが、課題本読書会に参加予定だった方が推し本披露会に回ってくださり何とか開催できました。しかし、次の12/13も似たような状況です。会を成立させられない点においては完全に主催の責任であり、非常に申し訳なさでいっぱいとなり……

これはいよいよいかんぞ!と、ちゃんと分析して対策を立てようと思った次第です。

とはいえ、常に改善は加えてきていて、今の形がベストもしくはベターだと思ってやっているところはあります。自分が手がけた会ということで愛着バイアスもかかっています。私一人で分析しても独りよがりとなり、客観的判断は出来ません。

そこで、AIに聞いてみることにしました。

12/13の募集ページを読み込んでもらい、分析してもらう方法です。色んな意見をもらえたので、下のほうに記載します。

この記事では、まずは個人的体感による分析から始めて、AIによる分析、そして今後の対策を考えていきたいと思います。

個人的体感による分析

参加者数と準備時間

今回は東京会場の推し本披露会を中心に分析してみます。彩ふ読書会は9年目に突入しましたが、ざっくりと3つの時期に分けることが出来ます。

第一期は2018年2月~2020年1月までの読書会休止前(コロナ禍以前)、

第二期は2022年10月~2025年9月までの読書会再開後(コロナ禍以降)、

第三期は2025年10月~現在です。

それぞれの参加者の状況はこちらです。

第一期
2018年2月~2020年1月までの読書会休止前(コロナ禍以前)

2018.2 8名
2018.6 12名
2018.8 10名
2018.9 8名
2018.10 14名
2018.11 19名
2018.12 18名
2019.1 21名
2019.2 18名
2019.5 30名
2019.6 25名
2019.7 24名
2019.8 24名
2019.9 28名
2019.10 22名
2019.11 31名
2019.12 25名
2020.1 22名

第二期
2022年10月~2025年9月までの読書会再開後(コロナ禍以降)

2022.10 8名
2022.11 10名
2022.12 12名
2023.1 8名
2023.2 8名
2023.3 11名
2023.4 15名
2023.5 9名
2023.6 8名
2023.7 13名
2023.9 18名
2023.10 10名
2023.12 11名
2024.1 8名
2024.5 11名
2024.6 8名
2024.7 7名
2024.8 7名
2024.9 10名
2024.10 10名
2024.11 10名
2025.1 12名
2025.2 14名
2025.3 16名
2025.4 13名
2025.5 13名
2025.6 10名
2025.7 5名
2025.8 11名
2025.9 6名

第三期
2025年10月~現在

2025.10 9名
2025.11 4名

基本的に6名前後で1グループとしてまして、第一期の頃は3~4グループくらいに分かれるのが常でした。多いときには推し本披露会だけで31名いたこともありました。第二期は2グループとなり、第三期は1グループになっています。そして、その1グループさえも開催が危ぶまれる危機となりました。

元々、彩ふ読書会の場合は東京では課題本読書会が人気、大阪では推し本披露会が人気という傾向がありました。その理由は未だに分かっていませんが、また改めて分析したいところです。

東京の課題本読書会のほうも、参加人数的にはコロナ禍以前より少なくはなっているのですが、「この課題本だから参加しよう」という方だけでなく、「彩ふ読書会で課題本に指定されたから読んでみよう」と参加される方も多くいてくださるおかげで、今のところまだ困った状況にはなっていません。とりあえず今回は推し本披露会に絞って分析を行いたいと思います。

三つの時期に、今度は「読書会の準備にあてていた時間」を加えてみます。ざっくりとではありますが、ほぼ毎月開催していたので、一ヶ月で計算してみます。

第一期
2018年2月~2020年1月までの読書会休止前(コロナ禍以前)

平日5時間、土日10時間程度=週45時間
45時間×4週間=180時間

平均参加人数……16名

時間÷平均参加人数=11.25

第二期
2022年10月~2025年9月までの読書会再開後(コロナ禍以降)

平日1時間、土日3時間程度=週11時間
11時間×4週間=44時間

平均参加人数……10名

時間÷平均参加人数=4.4

第三期
2025年10月~現在

平日0時間、土日2時間程度=週4時間
4時間×4週間=16時間

平均参加人数……6名

時間÷平均参加人数=2.6

「時間÷平均参加人数」はよく分かりませんが割ってみました。単純計算ですが、「1人の参加者に参加してもらうためにあてている準備時間」ということで。

このように、第一期は読書会の準備にめちゃくちゃ時間をかけていました。まだ子どもも生まれていなかったですし、私自身が読書会バーサーカー化していたので、仕事以外の時間全てを読書や読書会の準備にあてていた感じです。平日は定時で帰り、帰宅後すぐに準備。土日も読書会がない日はひたすら読書か準備をしていました。結果的に効率的でないこともたくさんやりましたが、色々と試せるくらいの余裕がありました。

コスパ、タイパ、効率という表現はあまり好きではありませんが、準備にかけていた時間に対しての参加者数という割合でいくと、第一期は11.25だったのに対して第二期は4.4ですので効率的です。第二期で11時間かければおよそ3名、第三期で11時間かければ5名ほど参加してくれる計算です(そんな単純なものではありませんけどね!!)ただ、第二期〜第三期は必要最低限のことしか出来ていないので、いわば第一期の貯金を切り崩し続けて会を続けていたような感じです。と、いま認識しました(なんてこったい)

他にもホームページのアクセス状況や、参加者のリピート率なども加えたら詳しい分析は出来そうですが、途中からはSNSからの導線をPassMarketやPeatixへ変えているので、現在の状況ではあまり参考にはなりません。リピート率は調べたいところですが、残念ながら時間がとれないので今回は割愛します。

分析① 準備不足

これらの情報から、一つは「準備にあてる時間」が足りていないことが分かりました。一ヶ月単位で180時間あったものが16時間ですからね……。第一期のような状況に戻すとしたら、再び月180時間の準備時間を確保するか、10ヶ月に1回開催くらいにするしかありません。もっと早めに分析しておけば良かった……!(いま私自身が一番衝撃を受けてます)

バンドワゴン効果というか、ニューフェイス歓迎効果みたいなものが切れたことも考えられます。初期のころは目新しさがあったかもしれませんが、9年目ともなると「新しいところだから行ってみようか〜」という方の参加は見込めません(ずっと気になってて日程がたまたま合ったから、と参加してくださる方はいますが)

色んな読書会に行かれる方は、同じく色んな読書会に参加される方と「あの読書会は良かった」「あの読書会はやばかった」と情報を共有されているかと思います。私の立場からはたまに聞くくらいなので推測しかできませんが……初期のころには他の場所でも話題にしてくださって、それで気になって参加していただいた方もおられたのかもしれません。今は話題にのぼることはあまりないのかもしれません(逆にいうと、そういう話題性がないということでもあるかも)

分析② 参加申込までのややこしさ

第二期まではホームページに申込フォームを作っていたので、募集ページからそのまま申し込みが出来ていました。XやInstagramのDMでも受け付けていたので、気になってから申込までの流れがスムーズに作れていたと思います。
第三期からは諸事情によりオンライン決済のみとなりました。ホームページやSNSを見て気になっても、そこからPassMarketかPeatixのページに移らなければ申込ができません。しかも両方ともアカウントが必要となるので、申し込みまでの流れがややこしくなっています。元に戻せば第二期の状態くらいには戻れそうですが、ここはどうしようもない点です(本当どうしよ……)

分析③ 忙しいと思われている

これはもう本当反省なんですが、第二期のあたりから「のーさん、お忙しいと思いますが……」と言われることが多くなってしまいました。忙しい人に対してって、言いたいことを遠慮しちゃいますよね。暇そうにしている人のほうが話しかけやすいと思いますし、もう少し色んなことを丁寧にやっていく必要があるなと反省しています(反省はしてます)

分析④ 参加者の好きなジャンルの偏り

体感ですが、第一期のころは小説だけでなく漫画やビジネス書、自己啓発書、絵本や写真集など幅広いジャンルの本が紹介されていました。小説も純文学やSF、ミステリ、恋愛、時代や歴史小説などバラバラです(ちゃんと統計を取ったわけではないですが……)

自己紹介のときには毎回「好きな作品や作家さん」を教えてもらっています。その答えも割とそれぞれ違っていたのですが、最近は「ミステリ作品が好きで……」と言われる方が多かった印象があります。6人いたら2、3人はいるくらい。

これは、私のSNSでの発信が偏っているところもあるかもしれません。以前は偏らないように色んなジャンルの本を紹介するようにしていましたが、ミステリ作品が多めになっていました。

課題本に影響を受けることもありまして、課題本がSF作品だったりするとSF好きな方が推し本のほうにも参加してくださったりします。

主催がどんな本を好んでいたり、どんな傾向があるのかは、推し本披露会においては影響がありそうな気がしています。

分析⑤ Xへの依存度の高さ

読書会をお知らせする際は様々なSNSで発信しています。フォロワーさんの人数をここに書きます(12/1時点)

X 11807名
Instagram 291名
peatix 284名
読書メーター 177名
読書メーターコミュニティ 154名
note 173名
threads 152名
bluesky 16名

ご覧の通り、Xだけ桁が違います。第一期はX(旧Twitter)で発信すれば問題はなく、他のSNSはほとんど使っていませんでした。TwitterからXに……ごにょ……ごにょ……依存度が高いなと思ったのと、今後Xを利用する人は……ごにょ……ごにょ……となるかもしれないなと思ったので他のSNSもアカウントを開設しましたが、あまりうまく使いこなせていません。結局いまだにXを利用しているのが現状です。Instagramもですが、YoutubeやTikTokも使いこなしたいところなんですが、彩ふ読書会では参加者のお顔を映さないようにしているので、なんかみんなで楽しそうに読書会をしている風な写真をアップできないのがもどかしいところです。

noteはメインを文芸部にしているので、告知用というよりかは、既にお会いした方々との交流用として使っています。

分析⑥ ホームページの検索

Google検索で「読書会 大阪」「読書会 関西」などと検索すると、彩ふ読書会は上位に表示されるように対策をしています。東京のほうは15~30位くらいなので1ページ目に表示されることはありません。

これまでSEO対策をしてきたわけですが、AIの普及によってGoogle検索自体されなくなる可能性があります。現時点でも検索したら真っ先にAIの回答が出てきますし、そうなると検索から知ってもらう可能性は今後減っていくかもしれず、こちらも対策を立てる必要がありそうです。

AIによる分析

東京の推し本披露会募集ページを分析してもらう

お待たせいたしました。では、ここからはAIに聞いて分析してもらった結果をお伝えします。

今回はGoogle GeminiとChatGPTに同じ質問をしてみました。

質問は以下の通りです。

12/13に読書会を開催する予定ですが、推し本披露会のほうが参加者が集まりません。原因と、対策を考えてください。

と打って、以下のURLのリンクを貼りました。

東京|12/13(土) 推し本披露会(読書会)& 『69 sixty nine』課題本読書会

Google Geminiからの回答

推し本披露会に人が集まらないとのこと、集客は大変ですよね。原因と対策をいくつか考えてみました。

🤔 推し本披露会に人が集まらない原因

  • イベント形式のハードルが高い
    • 「発表」への抵抗感: 単に「感想を話す」というより、「本を紹介し、熱意を伝える」という「発表」の形式に、人前で話すのが苦手な人が参加をためらっている可能性があります。
    • 準備の負担感: 参加者側も「推し本」を選び、それを「披露」するための準備(プレゼン構成など)が必要だと感じ、負担に思っているかもしれません。
  • イベント内容の不明確さ・魅力の欠如
    • 「推し本」の基準が曖昧: 参加者が「どんな本を紹介すれば良いか」「どんな披露の仕方なら場に合うか」が分からず、敷居が高く感じられている可能性があります。
    • メリットの訴求不足: 参加することで「自分にとってどんな良いことがあるか(新しい本との出会い、好きなものへの共感など)」が明確に伝わっていない。
  • ターゲット層とのミスマッチ
    • 読書量への懸念: 「たくさんの本を読んでいる人が集まるのでは」と、読書量が少ない人が引け目を感じている可能性があります。
    • イベントの雰囲気: 募集文などから伝わる雰囲気が、求めている層(例:静かに聞きたい人、カジュアルに話したい人)に合っていないかもしれません。
  • 開催日程・告知方法
    • 日程の柔軟性: $12/13$が既に決まっているとのことですが、参加者の忙しい時期や曜日に当たっている可能性があります。
    • 告知のリーチ不足: 適切な場所(SNS、コミュニティ、ポスターなど)で、ターゲット層に情報が届いていない。

🚀 参加者を集めるための対策

1. 参加ハードルを下げる工夫

  • 発表形式をカジュアル化する
    • テーマを絞る: 例:「今年一番買ってよかった本」「10分で語れる推し本」「帯のキャッチコピーだけで語る推し本」など、紹介の範囲や時間を限定し、「準備」の負担感を減らします。
    • 「発表者」と「聴講者」を分ける募集をする: 「今回は聞くだけ参加も大歓迎!」と明記し、まずはイベントの雰囲気を知りたい人を呼び込みます。
  • グループ形式を導入する
    • ブレイクアウトセッション: 大勢の前での発表ではなく、少人数のグループに分かれ、お互いの推し本を交換し合う(対話形式)の時間をメインにする。

2. 魅力的なテーマとメリットの明確化

  • ターゲットを絞ったテーマ設定
    • 例:「疲れた心に効く!癒やしの推し本ナイト」「ビジネスマン必見!キャリアを変えた推し本」など、参加者が共通して持つ興味・関心に合わせたテーマを設定します。
  • 参加メリットを具体的に訴求する
    • 「普段出会えないジャンルの本が知れる」「あなたの**『好き』が認められる**場」といった、精神的なメリットや実用的なメリットを強調します。
    • 運命の一冊と出会えるチャンス」といったキャッチーな言葉を使うのも効果的です。

3. 告知方法の改善

  • 告知をパーソナルにする
    • 主催者が推し本を紹介する短い動画や記事を公開し、イベントの雰囲気や主催者の人柄を伝え、「ここなら楽しそう」と思ってもらう。
    • 友人や知人に個別にお声がけし、「特にあなたに合いそうな本が出るかも」といった個人的な推薦をする。
  • 複数の場所で再告知する
    • SNS、ブログ、メールリスト、職場の掲示板など、複数のチャンネルで、開催日が近いことを強調して再告知します。

まずは、イベントの**「カジュアルさ」「参加メリット」**を強調して再告知を打ってみるのが良いかと思います。

📢 次の一手をご提案

  • 「推し本披露会」のタイトルを変更して、よりカジュアルで参加しやすい雰囲気にするためのアイデアをいくつか出してみましょうか?
  • あるいは、「告知文」の草案を一緒に考えてみましょうか?

ChatGPTからの回答

興味深い問いですね。リンク先のイベント(12/13の「推し本披露会&課題本読書会」)を拝見しました。iro-doku.com
「推し本披露会」の参加者がなかなか集まらない原因と、それを改善するための対策を、私なりに考えてみます 🧐


🔍 考えられる原因

・「読書会」という言葉のハードルが高い/イメージが固い

  • “読書好きが集まっておしゃべりする会” という説明があっても、初めての人には「本をたくさん読んでいなければ」「知識が必要かも」と感じさせてしまいやすいようです。
  • 結果、「気になってはいるけど自分には敷居が高いかも…」と参加をためらう人が出やすいようです。

・主催者/運営側に「ファンベース」が弱く、参加の動機が弱い

  • 一般に「あなたの読書会」「あなたの主催する会」に来たい/参加したいという気持ちを抱いてもらうには、主催者や運営側の魅力やブランディングがあることが重要と指摘されます。単なる「読書会」という形だけでは、他の選択肢(本を読む、SNSで感想を共有するなど)との差別化が弱く、参加を決める理由になりにくいようです。
  • 要するに「この人/この会だから行ってみたい」と思わせる“引き”が弱い可能性があります。

・参加形式の負担(事前準備や読了義務など)が高めで敬遠される

  • 推し本披露会とはいえ、「“おすすめしたい本1冊以上持参”」「紹介に7〜8分」「自己紹介あり」など、ある程度「何か用意する」「発言する」ことが求められています。特に「人前で話すのが苦手」「本を持っていない/選びきれない」という人にはハードルが高くなりやすいでしょう。 実際、読書会が“敷居の高さ”で敬遠されるケースは指摘されています。 iro-doku.com+1
  • また、「読了してないと参加できない/発言しづらい」と感じる人もいるかもしれません。

・告知の仕方やターゲット層のズレ

  • “本好き”の人のうちでも、趣味としての読書をあまり積極的にしない人や、「読書会」に興味があっても「推し本紹介」に興味がない人も一定数います。そうした人に向けて「推し本披露」という形式のみで呼びかけていると、刺さる人がそもそも少ない可能性があります。
  • また、場所(東京/茅場町)や日時、参加費なども、特定の層にしかアプローチできていないかもしれません。

・読書会そのものの「敷居の高さ × ゆるさのギャップ」

  • “読書好きの交流会”と謳っていても、形式が「自己紹介 → 本の紹介 → 意見交換」と固められていると、「ゆるく本を語りたい/気軽に参加したい」という人のニーズとズレる可能性があります。
  • たとえば、「読んだ本も読了していない」「紹介する本も決まっていない」「気軽に”最近読んだ本”を話すだけ」のような、よりカジュアルな場の方が、参加のハードルが低くなる人も多い。

✅ 対策アイデア:参加しやすく/魅力的にする工夫

1. 「読書会」という言葉がハードルにならないよう柔らかく伝える

  • 告知文で「本好きならどなたでも」「読書量や経験は問いません」「知識は不要」「最近読んだ・気になってる本でOK」「一言紹介だけでも歓迎」といったメッセージを強調する。
  • “読書会”ではなく、例えば「気軽に本の話をする集まり」「本好きのゆるトーク会」「お気に入りの一冊紹介会」など、敷居が低く見える名前/コンセプトにしてみる。

2. 形式をよりゆるく/参加のハードルを下げる回を設ける

  • 初回または単発で「読了不要」「紹介不要」「聴くだけ歓迎」みたいな“ゆる読会”をやってみる。読書会初心者や本をあまり読まない人にも参加しやすい環境を提供。
  • 一度に厳格なフォーマットにするのではなく、自己紹介 → 最近読んだ本の話 → フリートーク、という流れで「気軽さ」を重視。

3. 主催者/運営の「顔」がわかるようにする/ブランディングを強化する

  • 主催者の想いや「なぜこの会をやるか」を伝える。たとえば「本好きの居場所を作りたい」「普段手に取らない本に出会ってほしい」など、思いを言葉に。
  • 過去の会の様子(雰囲気、参加者同士のやりとり、本の紹介の例など)を写真や言葉でSNS・ブログで紹介。「どんな人が来て」「どんな話をしていたか」が見えると、安心感や親しみが生まれる。
  • 継続的な活動(毎月、第○土曜など)を“予定”として出しておき、参加者がスケジュールに組み込みやすくする。定期性/見通しの良さは安心材料。 Reddit+1

4. ターゲット層を広げたり、訴求を分けたりする

  • 「小説好き」「ラノベ好き」「漫画好き」「ビジネス書好き」「絵本好き」など、ジャンルを限定しないということは良い。ただし、それをきちんと伝えて、「普段こういう本を読む人」向け、という呼びかけをジャンル別でしてみる。
  • 本好きで読書量多めの人だけでなく、「最近あまり読んでない」「読書は気まぐれ」「読書は好きだけど1人だと続かない」層など、潜在的な読者層も拾うようなメッセージにする。

5. 「本を紹介する楽しさ」を高める仕掛けを入れる/“イベント的な魅力”を追加する

  • 推し本紹介+αで、「テーマ(たとえば “子どもの頃の一冊” ”最近泣けた本” ”元気が出る本” など)」を設けてみる。テーマがあると考えやすく、話しやすい。
  • 軽食・お茶付き、ドリンク・お菓子持ち込み可、または会場をカフェ風にするなど、「雰囲気」「時間」を楽しめる場として設計。
  • 紹介された本のリスト・感想まとめを後日共有(ブログ・SNSなど)して、「あの会で出た本」に関心を引く。読書会そのものを、“本との出会いの場”として訴求。

6. 告知方法/チャネルの見直し

  • 本好きが集まりやすい場所(SNSの読書コミュニティ、オンラインの読書サークル、大学・地域の掲示板、図書館や本屋さんの掲示など)で広める。
  • 「読書会未経験歓迎」「気軽に立ち寄れる」「聴くだけOK」といったハードルの低さを強調してリーチを広げる。
  • 初回割引や「友人紹介割」「お試し参加枠」など、参加を後押しする仕組みを導入する。

🎯 私ならこのようにやる:改善プラン(例)

たとえば次回、「推し本披露会」をこんな感じでやってみる:

  • 「テーマ付きゆる推し本会」として、テーマ例:「最近読んだ本」「子どもの頃好きだった本」「週末に読みたい本」など。
  • 「紹介は任意」「聴くだけOK」「読了・購入済でなくてもOK」として、「気軽な立ち寄り枠」設定。
  • 会の前後に軽い飲み物 or お茶タイムを設けて、読書・本の話を軸にしつつ“おしゃべりの場”に。
  • 告知文で「初めての方歓迎」「読書量・経験不問」を大きく打ち出す。過去の会の様子(写真や感想)をSNSなどで紹介。
  • 参加費を少し下げたり、初回割を入れたり、「友達と一緒に参加」で割引、など参加ハードルを下げる。
  • さらに、本好きが集まりやすいオンラインコミュニティ(読書 SNS、地域の掲示板、本好きのサークルなど)で告知する。

もしよければ、あなたの「ターゲット層」(例えば:読書好き、ライトユーザー、本をあまり読んでいないけど興味あり、20代/30代/学生/社会人など) を少し聞かせてください。それに合わせた「告知文・イベント内容の改善案」を一緒に考えられます — そうすれば、もう少し具体的で実践的になります 👍

今後の対策について

分析結果をふまえて

いやー、参考になります!!色々と言い訳もしたくなりますが、素直に受け取り、改善していこうと思います。

実はこのあとも告知文などを作ってもらったりしているのですが、若干ニュアンスが違うなーという部分もあったので、修正は結構必要です。が、草案があるというだけでかなり気持ち的にも楽になりました。読書会を主催されている方、もしくは何かしらの主催を務めておられる方、一度やってみてはいかがでしょうか?

個人的体感による分析⑦ 忘れていたこと

個人的体感による分析をしてみたり、AIに分析してもらったりして、大事なことを忘れていたことを思い出せました。

それは、

戦略を練って楽しむ気持ち

です。

ワタクシ、こういう危機的状況なときほど楽しんじゃうタイプだったんですよね。それなのに、第二期以降は「何とかしないと!」という焦りが前面に出てしまっていました。今回はダメだったから、次はこうしよう、を第一期の時はひたすら繰り返していたんですよね。

参加者が集まらなかったとしても、死ぬわけじゃありません。開催できそうになければ中止のアナウンスをすれば良いだけです(申し込みしてくださった方への申し訳なさはもちろんありますが……)恥をかくわけでもありません。ただ、その日は開催できなかっただけです。

具体的な対策についてはこれから考えますし、12/13の分はすでにお知らせもしてしまったので変更できないところもありますが、1月分からはリニューアルしたものをお届けできるよう、準備していきたいと思います。

どんな仕組みにしても、最後はそこにいる「人」です。幸い、どの会場にも相談に乗ってくださる方がいますし、初参加の方からもじゃんじゃんご意見をいただいて、よりよい会にしていけたらなと思います。戦略、練っていきますよー!!

なにやら分析だけして終わった感もありますが、私的には大事なことを思い出せて満足したので、この記事は終わります。次回の募集にご期待ください!!

以上、おわり。