読書会を『マツ〇コの知らない世界』風に紹介してみる

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※この記事は妄想おふざけ記事です。良い子のみんなは真似しちゃダメだぞっ♪

タンッ♪

タラッ♪

タタラララララララ♪

タンッ♪

タラッ♪

タタラララララララ♪

※音声は各々で脳内再生ください

〇ツツコ
「どれどれ、あら、面白いわね。人生を読書会に捧げる男、読男。どんな人かしらね。どうぞ」

拍手

読男、入場。

マ〇ツコ
「あらぁ〜!あなたガタイいいじゃない。あたしの好きなタイプ」

(スタッフの笑い声)

読男、苦笑い。

マツ〇コ
「なによ、読書会って。アタシ聞いたことないんだけど」

読男
「読書会というのはですね」

マツツ〇
「ちょっと待って。……あなた声もイイじゃなぁい」

読男
「あ、ありがとうございます(キリッ)」

〇ツツコ
「なに調子に乗ってんのよ」

読男
「すんません……(苦笑い)」

マ〇ツコ
「あんたぐらいの男、そこらへんにいるんだからね。調子乗ってんじゃないわよ」

読男
「あ、はい……(若干真顔になる)」

マツ〇コ
「ジョーーーダンよぉーー!なに本気にしてんのよ!ほら、さっさと紹介始めなさいよ」

読男
「あ、はい、すんません。えー……読書会というのはですね、マツツツ〇さんもご存知ないと思うんですけど」

〇ツツコ
「ちょっとぉ、ツが一個多いわよ」

読男
「あ、すんません。噛みました。マ〇コさんも」

マツ〇コ
「ちょっとやめてぇ!それ本家じゃないのよぉ!アタシはマツツ〇よ。そこに伏せ字するのはやめなさいよあなた」

読男
「(愛想笑い)」

〇ツツコ
「もういいわよ。テレビ的なノリは終わったから。早く始めなさいよ」

読男
「あ、はい、すんません。えー、まずは私のプロフィールを紹介したいんですが、こちらをご覧ください」

読男、フリップを出す。

●読男プロフィール
・大分で生まれる
・父の影響で野球を始める
・野球三昧の学生生活だったが、片思いの相手と仲良くなりたくて読書を始める
・読書にハマるがフラれる
・上京する

マ〇ツコ
「なにあんた、片思いの相手と仲良くなりたくてってなによ」

読男
「いやー、好きな女の子がいたんですけど、その子がいつも本を読んでまして」

マツ〇コ
「あーそう!」

読男
「通学のバスが一緒の子で。仲良くなりたかったんですけどキッカケがなかったというか」

マツツ〇
「あーはいはい。それで同じ本を読もうと思ったわけね」

読男
「さすが〇ツツコさん。仰る通りです」

マ〇ツコ
「なめんじゃないわよ。あんたの薄っぺらい考えなんてお見通しよこっちは」

読男
「(照れ笑い)それでですね、頑張って読んでるうちに読書にハマりまして」

マツ〇コ
「ちょっと淡々と進みすぎよ。彼女とは仲良くなれたの?」

読男
「あ、いえ、告白はしたんですけどフラれました」

マツツ〇
「なんでよ」

読男
「彼氏がいました」

〇ツツコ
「あっ、そう。残念だったわね」

読男
「はい、残念でした。けど彼女のおかけで読書にハマれました」

マツ〇コ
「あなた、前向きね」

読男
「よく言われます(苦笑い)」

●読男プロフィール(続き)
・上京する
・読書会に出会い、本好きな仲間ができる
・読書会を主催するようになる

読男
「大学進学を機に上京しました」

マツツ〇
「ふーん。野球はどうしたの?」

読男
「あ、大学でもやってました。野球仲間とは今でも仲良くやってます」

〇ツツコ
「聞いてないわよそんなこと。余計なことまで喋るんじゃないわよ全く」

読男
「すんません(苦笑い)野球仲間はいるんですけど、大学のときから周りには読書する人がいなかったんです」

マ〇ツコ
「あー、読書しない人、多いっていうわよね」

読男
「ええ、SNSなんかを見ると読書好きってたくさんいるように思えるんですけど、実際問題近くにはいないっていうのが現実で。でも読書好きな人とも仲良くなりたいなあという思いがずっとあって。それで見つけたのが読書会なんです」

――――
ナレーション
「今、読書離れが加速している。文化庁の『国語に関する世論調査』によると、1か月に大体何冊くらい本を読んでいるかという調査で、読まないと答えた人が62.6%を記録している(※電子書籍含む、漫画と雑誌は除く)

参考値ではあるが、読まないと答えた人の割合は、平成20年度は46.1%、平成25年度は47.5%、平成30年度は47.3%だったものが、急激にその割合を増やしているのだ」

■参考URL(うち、令和5年度を参照)

国語に関する世論調査 | 文化庁

※読書量に関しての調査は毎年度行っているわけではないため、令和5年度版が現在は最新

ナレーション
「ちなみに、読む本の選び方に関しては、『書店で実際に手に取って選ぶ』と回答した人は平成20年度には74.0%だったが、令和5年度には57.9%と大幅に減少している。『友人や知人、家族などから勧められたものを選ぶ』と回答した人は平成20年度には20.6%だったものが、令和5年度には11.8%と減少している。上昇しているのは『インターネットの情報を利用して選ぶ』で、平成25年度には23.6%だったものが令和5年度には33.4%にまで上昇している。

そんな『読書をしない人』が6割を占める中、老若男女を問わず読書好きな人々が集まるのが、読書会なのである」
――――

マツ〇コ
「で、結局読書会って何なのよ。みんなで集まって本を読むの?」

読男
「いえ、あ、そういう会もあるんですが……読書会というのはですね、簡単にいうと、読書好きな人が集まっておしゃべりをする会です」

マツツ〇
「ふーん。おしゃべりするのね」

読男
「主流なものは二つありまして、一つはおすすめしたい本を持ち寄って紹介しあう形式です。自分が読んで面白かった本を、こんなところが面白かったよ、こんなところが心に響いたよ、と魅力を伝える。参加している人からも教えてもらえる。紹介されたことをきっかけに読んでみようかなって思えたりするのが、この形式の魅力です。

先ほどのデータにも『友人や知人、家族などから勧められたものを選ぶ』と回答した人が11.8%にまで減少しているとありましたが、実際、誰かに本を勧められたことが読むきっかけになることってあると思うんです。でも、周りに本を読む人がいないから勧められることがない」

〇ツツコ
「ふんふん。自分も勧めるけど、そうやって誰かに勧められる機会にもなるってことね。でも、それってプレッシャーじゃない?勧められたからって全部が全部興味を持てるわけじゃないでしょ」

読男
「仰る通りです。ただ、勧められた本というのは記憶に残りやすいものでして、その時には興味が持てなくっても、あとで本屋さんに寄った時に見つけたりすると、あの時あの人が紹介してくれた本だなーとか思って興味を持てたりするんですよ」

マ〇ツコ
「あー、なるほどね。それは分かる気がするわ。そういうのを楽しんでいるってわけね、あなたたちは」

読男
「はい。読むペースはそれぞれですし、紹介されたからといって読まないといけないわけじゃありません。だいたいの会は順番に本を紹介する形をとっているので、紹介せずに喋らずに終わった……なんてこともありません」

マツ〇コ
「読書会って全国にあるの?」

読男
「ない県もありますが、わりと色んなところでやってますね。特に東京は多いです」

マツツ〇
「そうなのね。あたし知らなかったわ」

読男
「読書会がもっと広がれば、『友人や知人、家族などから勧められたものを選ぶ』の割合を増やすことが出来ると思うんですよね。そうすれば、読書離れを少しでも食い止めれるのではないかと」

〇ツツコ
「一つの希望ってわけね」

読男
「ぼくはそう思ってます」

マ〇ツコ
「あら、意外とアツい男なのね、あなた」

読男
「(照れ笑い)」

マツ〇コ
「それで、読書仲間もできたの?」

読男
「ええ。読書会で知り合った人とは飲みに行ったりするようになりました」

マツツ〇
「充実してるじゃない。なかなかそんな人いないわよねえ。野球仲間と読書仲間がいるって」

読男
「はい、二刀流です。大分の大谷翔平と呼ばれてます」

〇ツツコ
「調子乗んじゃないわよ全く」

~CM~

読男
「主流なものの二つ目は、事前に指定された本を読んできて語り合う会です。課題本読書会なんていわれています」

マ〇ツコ
「ふーん。さっきのとはどう違うのよ」

読男
「先ほどの形式は、それぞれ自分が読んできたものを紹介しますので、新たに読みたい本を見つけることが出来ますが、読んだことのない本が紹介されることが多いので、深い話まではできないんです。対して課題本読書会は皆が同じ本を読んでくるので、あらすじなどの紹介をすっ飛ばして、本の内容について話が出来ます」

マツ〇コ
「あー、みんなが既に同じ本を読んでるから、省略できるわけね」

読男
「はい。でも同じ本を読んでいてもそれぞれ感じ方は違っていて、違えば違うほど面白かったりします」

マツツ〇
「例えばどんな感じよ」

読男
「たとえば主人公が色んな女性に手を出すようなクズだったとします。だいたいはクズだクズだ優柔不断だなんて皆さん言うんですが、いや、主人公の生い立ちから考えたら責めきれないなんて擁護する発言があったりすると、ガラッと印象が変わったりするんです。自分一人で読んでたときには気づけなかった箇所に着目している方もいてハッとしたりだとか。あと本によっては参加者自身の経験と重なるようなこともあります」

〇ツツコ
「深い読み方や考え方が出来るようになるわけね」

読男
「そうです。あとは死とか、お金とか、人生とか、結婚観とか、なかなか職場や家庭では話題にしにくいようなテーマを語る機会にもなります」

マ〇ツコ
「本がワンクッションになってくれてるわけだ」

読男
「さすが、仰る通りです」

マツ〇コ
「だいたいの人は紹介形式のほうから入って、課題本読書会に移る感じなのかしら」

読男
「いえ、どちらかだけに参加される方が多いですね。両方参加する方は少ないですが、その時の気分で決める方もおられます」

マツツ〇
「奥が深いのね」

読男
「ありがとうございます」

〇ツツコ
「あんたのこと褒めたわけじゃないわよ」

読男
「あ、すんません(苦笑い)まだまだ認知度は高くないんですが、本が好きならぜひ参加してもらいたいです」

マ〇ツコ
「希望の一つだものね」

読男
「ええ(満面の笑み)」

~CM~

ナレーション
「続いてのコーナーは――」

●おわりに
というわけで、「読書会を『マツ〇コの知らない世界』風に紹介してみる」の記事でしたー。真面目なのーさんが続いていたので、久しぶりにおふざけ記事を書いてみました。いやー、書いてて楽しかったです。これぞ私な感じがしました(笑)

私はだいたいふざけてますが、彩ふ読書会には素敵な方々が沢山参加してくださってますので、良かったらぜひ一度お越しくださいませ!

いつか本当に読書会が紹介されたら良いな!誰か応募しちゃいなよ!(自分ではしないっていう)

おわり