こんにちは。のーさんです。
2024年からはnoteを本格的に使用しています。
推し本紹介やコラムはあちらで更新していますので、良ければフォローをお願いいたします。こちらの記事は、noteが使えなくなった場合に備えた記録用です。
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ののの@彩ふ文芸部(彩ふ読書会)
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崖っぷち主催者のーさんです。こんばんは。
参加者が集まらないことを逆手に取ってがんがん改善していきたいと思っています。失うものは何もないもんねー!と思えるくらい、気分的には盛り上がってまいりました。
前回の記事はこちらです。
https://note.com/embed/notes/n14d25362d4c9
スキの数では分かりにくいと思いますが、アクセス数はまあまあありまして、SNSの方でもリプやリポスト、引用リポストをいただきました。この記事をきっかけにやりとりさせていただいた方もいて、新たなつながりが出来ました。身を削る記事でしたが書いて良かったなと思いました。ありがとうございます!
今後もこの手の記事は書くかもしれないので、マガジンにまとめることにしました。良かったらフォローお願いします。
読書会のあれこれ|ののの@彩ふ文芸部(彩ふ読書会)|note
目次
目次
- 話が長い参加者がいたらどうする?
- ①読書会全体の終了時刻の超過
- ②他の参加者の紹介時間の減少
- ③ルールを守った参加者の不満
- 対応方法
- ルールは破るためにある?
- 気になる発言があったときは?
- 最後にお知らせ
話が長い参加者がいたらどうする?
さて、今回は読書会中の話です。
彩ふ読書会では、おすすめの本を紹介する形式の読書会を「推し本披露会」と呼んでいます。推し本披露会は、司会挨拶のあと自己紹介→一人一人順番に本の紹介という流れで行っていまして、持ち時間としては質問も含めて一人あたり7、8分としています。一巡して時間が余れば二巡目に映るかフリートークとしています。全てまとめて70分と時間を決めています。なぜ70分にしているのかはまた次回以降に置いておくとして……。
「質問も含めて一人あたり7、8分」としていますが、持ち時間をオーバーされてしまう方がおられます。他の読書会さんによっては10分とか15分とかそれぞれ時間配分は違うと思いますが、なんせその決まった時間をオーバーしてしまう方がおられた場合の話です。さて、どうするか。読書会の最中、主催も本の話に集中できたら良いのですが、参加されている皆さんが楽しんでいるかどうかや、楽しい雰囲気を維持できているか、時間通りに終われるかどうか気になってしまうときがあります。
時間オーバーされた際に起こる影響は以下のような感じです。
①読書会全体の終了時刻の超過
時間オーバーされたときに問題となるのは、一つは終わりの時間が決まっていることです。仮に終了予定時刻を15:00としていた場合、この時間は守らなければなりません。次の予定を入れている方もおられるからです。良かれと思って皆で喋りたいだけ喋っていたら、70分のはずが2時間近くかかったことがあります。全員が一巡する前に時間となってしまったこともあり、「次の予定があるので!」と慌て気味に退室されてしまった方もおられます(紹介はしていただいたけど他の方の紹介は聞けない事態に……申し訳なかったです…)
②他の参加者の紹介時間の減少
もう一つの問題は、「他の参加者の話す時間が減ってしまう」ことです。70分のうち、その方が20分喋ったとすると、残りの参加者÷50分で本の紹介をしないといけなくなります(自己紹介の時間もあるので、実際にはもっと少ないです)他の方ももっと喋りたかったのに喋れない、気を遣って手短に済ませてしまうなどして、不公平感が出てしまいます。
③ルールを守った参加者の不満
ルールを守って時間内に紹介をおえた参加者が、「自分は守ったのに」「不公平だ」と感じるなど、ルールの公平性が損なわれてモチベーションが下がる可能性があります。時間オーバーされた方はすっきり喋れたとしても、他の方からの不満が募ってしまう感じです。
対応方法
①~③のような影響があるので、基本的にやはりルールは守っていただく必要があります。
終わり時刻問題については、事前に「時間が過ぎても問題ないか」参加者全員に確認をとっておけば解消できます。あるいは募集時点で「時間には余裕を持ってご参加ください」のような記載をしておくとか。レンタルスペースを借りている場合は部屋の予約時間があるので限界もあるかと思いますが、あらかじめ事前のルール確認と環境を整えることで予防することは出来ます。
彩ふ読書会の場合、最近は進行なしVerで行っていますが、司会挨拶の際にお伝えしているのと、グループにお配りするペーパーにも記載をしています。「絶対に時間を過ぎたらいけないというわけではありませんが、他の方から指摘はしにくいのでご自身で確認をお願いします」ともお伝えしています。上手くいってるの?と聞かれたら、うーん……皆さんのおかげです!としか言えません。進行なしVerは注意できる立場の人が場にいないやり方だからです。仮に意図的に時間オーバーする方がいたら会は成立しなくなります。そうならないためにルールを文章化し、参加者全員で時間を気にしてもらっています。一応、主催側としては以前よりも1グループの人数を少なくしていまして、もし時間オーバーされる方がいてもある程度何とかなるようにはしています。
進行ありでやっている場合、時間オーバーされる方がおられたら進行役の方が注意することが出来ます。その場で「そろそろお時間ですので……」とか「一巡してから、時間が余ればまた詳しく聞かせてもらますか」といった言葉かけが出来るのは、進行役のみです。ただ、進行ありの場合、「進行役」と「参加者」という立ち位置が出来てしまうため、進行役には「何かあったら私が何とかしないと……」というプレッシャーがかかりますし、参加者も気楽な分、心理的に時間オーバーしやすい状況になるかもしれません。
予防策としては、他にも砂時計やタイマーをセットして視覚的に確認できるようにしておくとか、進行役以外にもタイムキーパーを誰かにお願いするとかという方法があります。皆さんのところではどう対応されているか、もし良かったら教えてください。
ルールは破るためにある?
ここまで「基本的にルールは守っていただく必要がある」という考え方で書いてきました。しかし、あまりガチガチにルールがあると……「かたっくるしいわ!」ってなっちゃうんですよね。喋りたいだけ喋りたいし、喋らせてえや!ごもっとも!ゆるさがほしいところです。
色々とルールは明示していますが、私自身が時間オーバーすることもしばしばあります……。本の話って、普段できないから余計に楽しくてつい時間忘れちゃうんですよね。特に面白い本に出会っていたときとか!
そもそも、彩ふ読書会の持ち時間7、8分というのは、1グループ6~7名を想定したときの時間設定です。回によっては3〜5名のときもあります。逆に喋りまくらな時間が余ってしまうううう!ということもあります。ここで便利な言葉を使いましょう。結局のところケースバイケースです。どんなに仕組みを作っても、結局は「人」です。
ルールは破るためにあります←
たとえば初参加の方は、こちらも初めてお会いする方なので読めないところがあります。普段からよく喋る方なのか、ガチガチに緊張されているのか、様子見で沈黙気味なのか。持ってきてくださった本も、相当に悩んで悩んで悩んで選んできてくれた本だったりします。
勇気を出して参加してくださった方に「時間オーバーしてますので……」って言えます?私は突き放すような行為だなと思うので言いたくないです。「いちおールールはあるけどもーゆるっといこうぜ!」という気分でいますし、グループ間で確認がとれれば「今日は4人だし10分ずつでいきましょっか」みたいな感じで、破ってもらって良いかなと思っています。
彩ふ読書会は初参加の方に優しい会です(自分で言うっていう)
そもそも、「話が長い参加者」は悪なのでしょうか?と、問いかけてもみます。
確かに①~③のように時間が限られた枠組みの中では、様々な影響があります。ルールの認識が甘かったり、自己表現欲求の強さ、他者への配慮が不足していることも可能性としてはあるでしょう。しかし、本の魅力を伝えたいという熱意を持っておられる方の話はめちゃくちゃ面白いです。喋りが上手いかどうかは関係なく、熱意があると面白くて、こちらももっと聞きたい!となっちゃって、多少時間オーバーしようが気にならなかったりします。誰か一人ががんがん喋るよりも、よく喋る人がもう一人いるとキャッチボールになって場が盛り上がるということもありますし、よく喋る方は他の方の紹介のときにも質問を挟んでくれたり口火を切ってくださるので、欠かせない存在ともいえます。私自身はあまり自分から喋るタイプではないので、よく喋る方はありがたかったりします。
と、主催者としては思っていても、参加者同士となると不公平感はできるだけなくしていきたいところです。関係性を深める前だとなおさら。悲しいかな、家庭や職場とは違って毎日顔を会わせる関係ではなく、毎月参加できたとしても月一回しか会えない関係ですので、すれ違いが起こったときに関係を修復することは難しいです。よっぽどお互いが仲直りしたいと思っていない限り、どちらか、あるいはどちらともが去ることになります。すれ違いが起こらないよう、それぞれが相手方への配慮をする必要があります。
気になる発言があったときは?
ちょっと話は変わりますが、蔑視発言や差別発言、偏った発言があったとき、どうしますか?
彩ふ読書会は参加者の方自身が気を付けてくださっているおかげで、ありがたいことにほとんどゼロに近いです(なかったとは言えません)
そういったことがあった際はその場で介入し、発言の意図を確認するほうが良いかと思います。「人によっては不快に感じる、あるいは差別的に受け取られる可能性があります。どのような意図でその言葉を選ばれたのでしょうか?」といった感じで。反省点としてですが、私の場合はその場では介入できなかったことがあります。読書会が終わったあとにご本人と直接お話させてもらいましたが、当日同席された方は何ともいえない気持ちで読書会に参加させてしまっています。
参加者の心理的安全性の確保や、読書会の健全性を保つためのルールに関しては、破ってはいけないところかなと思います。
最後にお知らせ
今回は読書会中の話を書いてみました。書くことですっきり出来るのでほとんど私自身のために書いたところがありますが、他にもこんなときどうしてるー?みたいなテーマがありましたら、ぜひコメントください。
ちなみに……
この手の話、とある方にインタビューしていただいたことがあります。文学フリマ東京39に向けて本にし、頒布させていただいてます。
『「彩ふ読書会」主催者に聞く20の質問』という同人誌です。経緯などはこちらのページをチェックしてみてください。
https://note.com/embed/notes/n2b94f8b62642
2026年1月18日の文学フリマ京都10、2026年5月2日の文学フリマ東京42に彩ふ読書会は出店を予定してまして、そのときにこの本も頒布予定です。良かったらお手に取っていただけると嬉しいです。
以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

