20日間のこどくなたたかいとかくめい

あまりネガティブなことは吐かないようにしてるのだが、ちょっともやっとしたのでこっそり書いておこう。

「読書会中止のお知らせ」のほうが閲覧数多いってどういうことなのよ……普段そんなに見に来ないでしょうに……。

「いったいどういうことなのよぉぉぉ」って通りすがりの人の胸倉つかんで頭を前後にぶんぶん振らせながら叫びたい気分である。通りすがりの人からすれば「知らんがな!!!」なので、うん、返り討ちにあうだろう。

これまでにも読書会が中止になることはあった。けれど、それは台風やコロナの影響など、どうしても開催できなかった場合だ。今回のような中止は初めてである。

参加者が集まらなかった。

読書会が開催できる状況ではない。

申し込んでくださった方には非常に申し訳なかったのだが、読書会を開催できる状況ではないと判断し、中止させて頂いた。予定を空けてくださっていたのに本当に申し訳ありませんでした。

募集を開始したのは10月2日。

募集開始から約一週間でそれからの状況はおおよそ分かってくる。一週間後の私は「あ、やべ」と焦っていた。その時点でお申込みが1名しかなかったからだ。既に一週間経っているので残り二週間ほどしかない。これはもう多分満席にはならない、と既にこの時点で分かっていた。

付け焼き刃で様々な手段を講じてみる。しばらく使っていなかった告知サイトにお知らせを入れたり、更新頻度を高めたり、新たにSNSを開設したり。傍から見れば「なにこいつ必死w」と言われてもぐうの音も出ないくらいに時間を費やした。

しかし何日もお申込みがない状況が続く。募集開始してからの私は募集期限とのたたかいに入る。日が迫るほど焦る。お申込みがあるとガッツポーズ。一喜一憂。通知が来るシステムではないので一日に何回も自分でチェックする。そんなにチェックしたところで状況はそうそう変わるわけではないのだが、変わらない状況にだんだん嫌気がさしてくる。コロナ前ってどんなだったっけな?と、感覚を思い出せない。今はハラハラドキドキ感が強い。一度満席になるとようやく解放された気持ちになるのだが、それまではずっとソワソワしている状況が続く。仕事をしている時のほうがむしろ気が紛れるし携帯も触れないので精神衛生上よろしい。

20日間のこどくなたたかいが終わった。

結局「神戸でも開催するぞー!」と意気込んではみたものの勢いだけではどうにもならず、準備不足が露呈してしまっただけだった。色々と言い訳したい気持ちもあるが、これは完全に私の準備不足、力不足だ。

他人の失敗を嘲笑うのはさぞ気持ちよかろう。

必死な奴が転ぶのはさぞ楽しかろう。

必死だよ。

必死で何が悪い?

必死のパッチですよ。

神戸は悔しい結果となってしまったが、一方で大阪と京都は早々に満席になるようなありがたい状況となってきている。特に11/19大阪の回は募集開始してから24時間以内に4名の方から申込があり、5日間で満席となった。同日募集開始した京都の回もあと残り2席となっている。本当に励みになる。

東京は先月ようやく再開したばかりなのでまだまだこれからだ。

どの会場も初めての方からのお申込みも増えてきている。嬉しい限りだ。

さて、20日間の孤独な戦いが無駄だったわけでは決してない。

自分自身の改革を行えたからである。以下箇条書きにしてみよう。

・Instagram用に写真の撮り方を改善

・ホームページのサムネが見やすくなるよう編集するようになった

・noteは使いやすい、更新楽しい

・放置していたブクログ更新

・TikTok楽しい

・TikTok動画編集ラクチン

・神戸はまだ早い。同様に横浜、名古屋もまだ早い。しばらくは大阪、京都、東京に注力する

・日曜開催の検討

・ご予約開始時期や諸々の準備の見直し

ざっとこんな感じである。「やらなきゃなー」と思いつつ現状維持だったことに、焦ったことでようやく手をつけ始めれたわけである。ホームページとTwitterに頼りきりであぐらをかいていたが、新たな境地を見いだせている。新たに始めたSNSや告知などは、どれも即効性があるものではなく早くても2、3ヶ月の継続が必要となってくる。そんなこたあ百も承知ではあったが、今回の件を機にようやく重い腰をあげれたのである。継続していけば来年の1月以降くらいには安定してくるだろう。

さあこれからどうなるかな?

他人の失敗を嘲笑う人よ。必死な奴が転ぶのを楽しむ人よ。まあ、先々まで見ていないだろうから私もアンタのことなんて気にしてないんだけれども、気が向いたらまた遊びに来てくださいな。

では。