痛みに強く、くすぐりに弱く

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ここ最近、注射を打たれたり採血されたりで刺される事にご縁がある。痛みには強い方なので採血も皮下注射も特に問題はない。コツは針が刺さる瞬間を見ない事であると私は思っている。見なければ想像の痛みと実際の痛みのタイミングをずらせるからだ。

刺される瞬間を見ていると「来るぞ……来るぞ……ああ!」ってなるので、想像と実際の痛みが同時に迫り、必要以上に痛みを伴う。しかし見なければ、「来るぞ……来痛っ!あ、終わった」となるので、痛みのタイミングがずれる。そうなると痛みは軽減される。くしゃみしようとして出来なかった時と似たようなもんだ。……いや、違うな?まあいいか。何より、見さえしなければ、それが注射による痛みなのか、つねられての痛みなのか、蚊に刺されたものなのか、案外分からなかったりする。いい加減なのだ、人間の感覚ってやつは。あ、壮大に言い過ぎた。いい加減なのだ、私の感覚は。

そんな黄金ルールを持っているのだが、このルールが当てはまらない事態が起きた。

私は体を触られるのがマジで本当にくすぐったすぎてやばいという体質を持っている。語彙力が急速冷凍されるくらいにやばい。常に冷静沈着な私が「あっひゃっひゃっひゃっひゃっ!」と苦しみ悶える様を想像して頂ければ結構だ。こらこら君、試そうなどと思ってはいけないよ!脇腹ツンツンとかやめてね!怒っちゃうわよ!フリじゃないんだからね!3時のヒロインばりの「あっは〜ん」とか言ってあげないんだからねっ絶対に!

脇腹とかは定番だと思うのだが、それ以外の場所も敏感過ぎて困っている。特に背中と腰は非常に弱い。接骨院とか行きたいのだが、笑って終わりそうでなかなか一歩を踏み出せてない。

そんな私が、先日ぎっくり腰になった。夜に「ん?ちょっと今のやばかったかな」という姿勢を取ってしまったのが悪かった。それから徐々に痛みが増し、一時間後には痛すぎて動けなくなった。それでも何とかベッドまでは行ったものの今度は出られなくなった。寝返りが出来ないという事態!こりゃやべえと整形外科を受診。そこではブロック注射が待ち受けていた。腰に注射……まあ痛みは何とかなる。実際痛くはなかった。しかし問題はくすぐったさだった。レントゲンを撮るために腰を触られたらビクッと体が反応し、横になって先生が背中に手を当てただけでビクッとする。そして私は不敵な笑みを浮かべていた。何のプレイやこれは!先生に「すみません!すぐ終わりますので!」と謝られてむしろこちらが謝りたい気分になった。謝ってないけど。笑ってたけども。

痛くても、くすぐったさが勝る。何とも辛い体質である。接骨院とかはやはり無理だと感じている今日この頃……。