風が強く吹いている/三浦しをん

風が強く吹いている
三浦しをん
新潮文庫

 

▼内容(「BOOK」データベースより)
箱根駅伝を走りたい―そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく…風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」―純度100パーセントの疾走青春小説。

 

 

横浜読書会の記念すべき第一回目の課題本。

課題本をキッカケに読んでみたのですが、非常に面白かったので改めて記事にしたいと思います。

お話としては箱根駅伝を目指すお話です。スポーツ漫画が好きな方にはオススメなアツい展開が待っています。Twitterで読了ツイートした所、アニメもあると教えて頂き早速視聴しました(Huluで観れました)全23話ですが一気に見てしまいました!記録会から既に涙が止まりませんでしたヨ!涙活してるんかしらってくらいに涙が出っぱなしでした!涙腺が弱くなっているのか、何気ない一言でもブワッとなりました(´;ω;`)

特に好きだった回は第九話の「ふぞろいの選手たち」でした。10人中5人だけ記録会に出て、走や王子は応援に回ります。最初の記録会の後、より周りが見えなくなっていた走が、初めて仲間たちの走る姿をちゃんと見ます。皆が遊びではなく真剣に走ることに向き合っていると気づきます。そして声を張り上げて応援する。応援の声は聞こえなくっても、応援する姿は記録会を走る仲間たちにきちんと届いている。このシーンにグッときました。ここでスイッチが入ったのか、もうお箸が転げても泣いてしまうんちゃうかってくらいにその後の回も泣きっぱなしでした。

アニメの方がより登場人物同士の関わりやエピソードの掘り下げが多かったかも?(アニメオリジナルも確かあったような)ですが、心理描写は原作小説でも細かく書いてくれてます。原作だけでも、アニメだけでも楽しめると思いますが、両方見るとより作品を楽しめると思います!

駅伝についてはテレビでやってるな~くらいの知識しかなかったのですが、楽しみながら駅伝の事も知ることが出来ました。皆で一つの目標に向かって進んでいくって、素敵ですね~。あー、良い作品に出会えました。

ちなみにワタクシこれを読み終えたのは横浜読書会の当日でした。あまり早々と読み終えてしまうと課題本読書会の時には既に記憶が曖昧になってしまう事があったため、前日か当日に読み終えるように調整してるのです。が、今回は年末年始に読んでいればと後悔しました!絶対、正月の箱根駅伝を楽しめた……まあ来年の箱根駅伝を楽しもうと思います(^^)

 

 

 

それと、読み終わったら走りたくなりましたね。

 

 

 

二年くらい走ってなかったのですが、早速関内駅から横浜の会場まで走っちゃいましたヨ、ええ。

 

 

 

まあ、走ったのは遅刻しかけたからですけどね!!!

 

 

 

久しぶりすぎて読書会始まる前から息が上がったわ!!

 

 

 

体力面を考慮して、今後は余裕のある時だけ走ろうと思います←

 

 

というところで今日は終わります。

 

 

では、また!!