
2025年10月11日、滋賀で読書会を開催しました。
9名の方にご参加いただきました(推し本披露会5名、課題本読書会4名)。初参加の方が3名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。
目次
読書会って何?
読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。
「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。
読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。
自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。
彩ふ読書会の目的
簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。
家庭でもない。
職場でもない。
貴方にとっての、第三の場所。
居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。
教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。
集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。
「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。
読書会レポート(読書会開始前まで)
では、読書会のレポートに戻ります。
お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。
会場に到着したら受付をしていただきます。受付ではお申し込み時のお名前を伝えてください(PassMarketやPeatixのQRコードを見せる必要はありません)グループ分けを行う場合は受付時にお伝えしています。
開始時刻になったら読書会開始です。
総合司会が挨拶や注意事項を伝えた後、各グループでそれぞれ自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。
推し本披露会レポート
推し本披露会とは、おすすめしたい本を各自持ち寄り紹介する形式の読書会です。文学、小説、ラノベ、マンガ、エッセイ、絵本、児童書、ビジネス書などジャンルは問いません。皆にオススメしたい本=推し本を披露して下さい。
読書を続けていると、自分で選ぶ本が好きな作家さんの本だけになってしまったり、似たようなジャンルばかりになってしまうことがあります。別のジャンルに挑戦してみたくても何を読んだら良いか分からない。あるいは普段あまり本を読まないでいると同じく何を読んだら良いのか分からなくなってきます。そうした時に推し本披露会はおすすめです。誰かの好きな本はきっと他の誰かも好きになれる本です。
自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。
上手く紹介しないと!と思わなくて大丈夫ですし、噛んだ!と不安にならなくても大丈夫です。他の方が紹介している間も、気になる点があったら自由に質問して下さい。まずはお一人一冊ずつの紹介です。時間の目安としては質問等も含め7、8分です。一巡して時間が余れば二巡目に移るか、フリートークとなります。時間になりましたら終了です。
今回紹介して頂いた推し本はこちらです。

推し本タイトル一覧
★荒木飛呂彦の漫画術
★荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方 荒木飛呂彦の漫画術
★新編 銀河鉄道の夜
★びっくり館の殺人
★パスタマシーンの幽霊
★右園死児報告
参加される皆さんには受付時間中にメッセージカードを書いて頂いてます。
メッセージカードを読むだけでも面白いです!ぜひメッセージカードを読んでみてください♪

前回『ブレイブ・ストーリー』を紹介してくださった方からの推し本。
『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる荒木飛呂彦先生の漫画術が書かれた本。新・漫画術のほうを先に読まれて、悪役が対比で作られていたり細かい設定を作り込んでいることに驚かれ、『荒木飛呂彦の漫画術』のほうも手に取られたそうです。ワタクシ、ジョジョ好きと言いながらこちら未読でしたので、またチェックしたいと思います!素敵な推し本紹介、ありがとうございました(^^)

初参加の方からの推し本。
寝る前に朗読CDをかけていると眠りやすいとのことで利用されているそうで、その流れで『銀河鉄道の夜』も聴いてみたところ心地よく、紙の本でも読まれたとのことでした。利他の心が描かれているとのことで紹介いただき、他の参加者の方からも色々と質問が飛び交いました。私も以前課題本にしたときに読んでいたのですが、6、7年前となるとうろ覚えになってしまっており……また再読したい一冊となりました。素敵な推し本紹介、ありがとうございました(^^)

私のーさんの推し本です。
綾辻行人さんの館シリーズの一冊で、子ども向けに書かれた本です。が、本当に子ども向けなの?とびっくりします。びっくり館なだけに。私がそうでしたが、『十角館の殺人』が有名すぎて2巻目以降を手に取ってない方って多いんじゃないでしょうか。もったいない!この『びっくり館の殺人』は単体でも楽しめますし、シリーズを追っていると「おっ」と思えるシーンもあります。良かったら手に取ってみてください(^^)

前回『10の奇妙な話』を紹介してくださった方からの推し本。
日本の作品がなかなか読めなくなってしまったとのことでしたが、そんな中でも読める川上弘子さんの本ということでご紹介いただきました。22篇の短篇集で、一番最初に掲載されている「海石」を主に紹介していただきました。表題作も気になるタイトルだったのでお話を聞いたところ、面白そうな内容でした。短編なので気軽にパッと開いて読めるのも良いですよね。素敵な推し本紹介、ありがとうございました(^^)

前回『七姫幻想』を紹介してくださった方からの推し本。
読んでいる最中はめちゃくちゃ面白くって、読書会で紹介しよーと思ったけど、実際読書会に参加してみると説明が難しい……ということでしたが、面白そうなことががんがん伝わってくるお話でした!前半と後半で展開が変わるようですが、どちらの展開も面白そうで読みたくなりました。素敵な推し本紹介、ありがとうございました(^^)
紹介された本は以上です。今回は久々に一冊一冊コメントさせていただきました。
百聞は一見に如かずですので、ぜひ会場に足を運んで実際にご自身で会を体験して頂けたら幸いです。いやいや、もっと事前に調べておきたい!という方は、下のリンク先に詳しいことを書いていますので、宜しければチェックしてみてください。
課題本読書会レポート
課題本読書会とは、事前に読了しておいた課題本について語り合う形式の読書会です。
課題本を読書してる最中に感じたこと、読後に感じたこと等を自由に発言しあいます。参加条件は「課題本の読了」のみです。
推し本披露会が「これまで」を共有する機会とするならば、課題本読書会は「これから」を共有する機会となります。同じ本を読了したという体験こそが、まずは大きな意味を持ちます。「これはさすがに読了は厳しいだろう・・・・・・」といった本が選書されるかもしれません。何とか読了したけど、当日特に意見が出ずに沈黙してしまったり話が脱線してしまう可能性もあります。ですが、本を読んでいる間や読書会中の瞬間瞬間を共有していくことが大切だと考えております。
自己紹介が終わりましたら、本の感想に移ります。

今回の課題本は太宰治の『人間失格』でした。
皆さん会が始まるまでには読了しておられますので、ネタバレを気にする必要なくお話することが出来ます。それぞれ感じることは違いますが、どの意見が正しいとか間違っているという事はありません。同じ作品を読んでも気になる点や印象に残るところというものは違うものです。こういう視点もあるのだ、といった部分をあえて楽しんでみると、この会は楽しむ事が出来るのではないかと思います。
難しい事を言う必要はありませんし、お喋りするのは苦手だと感じる方もいらっしゃると思いますので、無理して発言する必要もありません。
まずはお一人ずつ読んで感じたことを話して頂いて、そのあとはフリートークとなります。時間になりましたら終了です。
当日の流れは以上です。
百聞は一見に如かずですので、ぜひ会場に足を運んで実際にご自身で会を体験して頂けたら幸いです。いやいや、もっと事前に調べておきたい!という方は、下のリンク先に詳しいことを書いていますので、宜しければチェックしてみてください。
参加者からのレポート
▶〔滋賀〕彩ふ読書会 課題本レポート/ATA5A3A(外部サイトに移動します)
SNSアカウントをお持ちの方は、ハッシュタグ「#彩ふ読書会」で感想をひとことでも書いて頂けると嬉しく思います。読書会を続けていく上での励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
最後に
お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。
初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。
彩ふ読書会では、本が好きな人同士の交流、居場所作りを目指してます。2、3回と参加して頂くことで少しずつ自分にとって居心地の良い場所になっていくのではないかなと考えておりますので、また是非ご参加頂けたらと思います。
彩ふ読書会がもっと自由に、もっと居心地の良い場所に育っていけるよう、一緒に活動してくれる「サポーター」を募集しています。できることを、できるときに、少しずつで構いません。
読書会という場を通して、本との新しい出会いだけでなく、人と人との新しい繋がりも生まれます。「誰かのために」というより、「みんなで面白がろう!」という気持ちで一緒に活動してくれる方をお待ちしています。
▶サポーター募集のお知らせ
次回の読書会は11/29と12/13です。10/26に募集開始予定です。
▶滋賀|11/29(土) 推し本披露会(読書会) 開催のお知らせ
▶滋賀|12/13(土) 推し本披露会(読書会) 開催のお知らせ
11/29と12/13の回では「今年挑戦してみたかったこと、今年のうちに挑戦してみませんか?キャンペーン」を実施します!
今年もあと3ヶ月を切りましたが、年始に立てた目標、皆さまは無事に達成できましたでしょうか?あ、忘れてた……いや、やろうとは思ったんだけどな……という方、おられるかと思います。
このホームページをご覧いただいている方の中には、「読書会に参加してみよう」という目標を立てていた方もおられるのではないでしょうか。もしくは年内のどこかで「読書会」の存在を知って興味がわいたものの、なかなか一歩を踏み出せないでいる方もおられるのではないでしょうか。
そんなあなたの背中をちょっとでも押せたらなと思い、こんなキャンペーンを考えてみました。良かったらチェックしてみてください(^^)
※キャンペーンは、10/25までに公式LINEアカウント滋賀会場に登録されている方が対象です
▶「今年挑戦してみたかったこと、今年のうちに挑戦してみませんか?」キャンペーンのお知らせ
初参加の方が楽しむコツは「読書会は初めてです」「彩ふ読書会は初めてです」と自己紹介の際に言っていただくことです。私のーさんはお申し込みいただいた時点で分かっていますが、他の参加者の方は知りません。「初めてです」と言っていただけると「よっしゃ!フォローしたろ!」と思ってくださる方ばかりですので、遠慮なく仰っていただけますと幸いです。
以上です。
ありがとうございました!