仕掛けはあるけどスゴイのはそこじゃない『世界でいちばん透きとおった物語』について

ミステリー小説をいかに売るか。

売る側の目線で考えてみると、めちゃくちゃ難しいんじゃないかなと思うんですよね。

ココ!ココでどんでん返しあって面白いから!(買って!)なんて書いてしまうと、それ自体がネタバレになってしまいます。読者はどんでん返しや伏線回収の美しさを味わいたくてミステリー小説は読んでますよね。このような要素を前面に押し出されてしまうと、小説の魅力が半減してしまいます。

今回の作品には帯に「紙の本でしか体験できない感動」とありまして、そこが確かにポイントではあるんですが、中にはこの帯だけでもう仕掛けが分かっちゃう方もいるようです。

ただ、この本だけの話でいえば。

「帯のせいでもう仕掛けが分かったわ〜(なので読まなくても良いかな)」と思っちゃった方にこそ!読んでほしいなと思いました。

仕掛けも面白かったんですが、私は読んでいて震えました。この感覚は久々でしたし、「これこれ!こういうのを待ってたんだよ!」となりました。これはプロの仕事ですわ!

あまり書きすぎると追いバレしてしまう気がしますので、ここから先は閲覧注意パートとさせて頂きますね。まだ読んでおられない方はバックバック!

いきますよ?

閲覧注――ちょっとぉ!まだ読んでないのに先に進もうとしてるでしょおおお!だめよ〜だめだめ(懐かしい!)

ミステリーものは初読みを特に大事にしてもらいたいです。初めて読んだときにスッパーンと開ける感覚は、自分で読んでこそですからね。それを自らネタバレくらいにいこうだなんてアナタ……「読むことはないから答えだけ確認しとこ」なんて思ってるでしょ!だめよ〜だめだめ(くどい)

こほん。

改めて。

ここから先は閲覧注意パートとさせて頂きますね。

まだ読んでおられない方はバックバック!

いきますよ?

閲覧注意

上のポストをしたあとに実はDMを頂きまして、本を読まれた方に感想を送らせていただく機会がありました。書きたいし言いたいのに書けないし言えないというもどかしさの中にあったのでありがたいDMでした。ありがとうございました。スッキリしました。

以下の文章にはその時に送った内容も含んでます。

おそらくミステリー好きな方の中には、読まずとも仕掛けが分かってしまう方もおられるかと思います。私も詳しいわけではないですが、途中で気づいちゃいました。ただ、これ自体もあえて気付くように書いてるんじゃないか?と思ったくらい、もう一つのほうには衝撃を受けました。

私は何の違和感もなく読み進めていたので、某先生の説明が出てくるまで全く気付いてませんでした。

ゾワッとした感覚がありました。

これだけでも「読めて良かったー!」と満足だったんですが、ふと、「この本作るのってめちゃくちゃ大変だったんじゃないか?」と気付いた瞬間、震えた次第です。震えポイントです。

私も、同人誌ではありますが自分で文章を書いたり、他の方の原稿をチェックする等やってますので、これがいかに大変なのか何となく想像つきます。思いついたとしてもやろうとしたことが、もうスゲエエエです。私には到底できることではないなと。さすがプロだな、と思いました。

校正・校閲の担当者さんはめちゃくちゃ大変だっただろうなと思いました。原稿を書いた作家さんはもちろんなんですが、携わった出版社さんや編集者、校正・校閲者さんの凄さや気概みたいなものも感じられて、感動&震えた次第です。

上の文章は一応まだ読んでない人が読んでもピンとこないように書いたつもりですが、ピンときてしまったら……すみません!でも、作中には出てこない裏方の部分、プロの努力や情熱、熱意を感じれる本はなかなかないと思います。ぜひ、自身の感性で味わってほしいと願っています。

以上です!

読んでくださり、ありがとうございました!