《東京》2023年8月19日(土) ミステリー限定読書会レポート

2023年8月19日、東京で読書会を開催しました。

今回は主催含め12名(女性4名、男性8名)で読書会を開きました。初参加の方が4名、2回目の参加の方が1名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。

読書会って何?

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。

「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート

では、読書会のレポートに戻ります。

読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。

お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。

上手く紹介しないと!と思わなくて大丈夫ですし、噛んだ!と不安にならなくても大丈夫です。他の方が紹介している間も、気になる点があったら自由に質問して下さい。まずはお一人一冊ずつの紹介です。時間の目安としては質問等も含め7、8分です。一巡して時間が余れば二巡目に移るか、フリートークとなります。時間になりましたら終了です。

当日の流れは以上になります。

今回紹介して頂いた推し本はこちらです。

推し本タイトル一覧

★本格王2023

★決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様

★神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜5 鎮魂のランナバウト

★扉は閉ざされたまま

★悪霊島 金田一耕助ファイル19

★禁断の魔術

★復讐は合法的に

★旗師・冬狐堂一 狐罠

★幽霊たち

★法廷遊戯

★5A73

★オリエント急行殺人事件

私のーさんの推し本です。
自己紹介のときにも言ってるんですが、社会人になって読書にハマったきっかけがミステリーでした。その後、読書会を主催するようになってからはジャンル問わず色んな本に手を出していったため、逆にミステリーものから遠ざかってしまい……最近またミステリーが読みたーい!となったのですが、最近の作家さん知らんな……となりまして、そんな時におすすめなのがこちらの本です!

私は『本格王2022』から読み始めたのですが、その年に面白かった短編ミステリーが厳選されて収録された本です。お名前は知っているけど有名な本を読めていなかった作者さんや、全く知らなかった作者さんの短編を読むことが出来、手軽に自分に合うかどうかを知ることが出来ます。このシリーズのおかげで去年は浅倉秋成さんや芹沢央さんの作品に興味を持つことが出来ました!

今作では矢樹純さんと荒木あかねさんの作品が好みでしたので、また他の作品も手に取ってみようと思います(^^)

前回『散り行く花』と『キャリー』を紹介してくださった方からの推し本。
今回初めて進行役をしていただき、その後サポーターにもなってくださいました!ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします!
かなり分厚い本で、895もの妖怪が紹介されています。水木しげるさんといえば私は『ゲゲゲの鬼太郎』が浮かぶのですが、ぬりかべや子泣きじじいなどお馴染みの妖怪も掲載されているとのことでした。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

9/2に横浜で読書会を初開催予定の『ゆるく和話輪な読書会』主催者さんからの推し本。新しく読書会を立ち上げるということで、参考に色んな読書会さんに今参加されているとのことで、彩ふ読書会にもご参加いただきました。ありがとうございます!
様々なヲタクネタがちりばめられていて、巻によって取り扱うヲタクは違うようなのですが、5巻は「旧車」ということでご紹介いただきました。刑事ものっぽくはなく犯人にたどり着いていくとのことです。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

コロナ禍となる前に参加してくださっていた方からの推し本。久しぶりにお会いできて嬉しかったです!ありがとうございます。この本を何度も読み返しているとのことでした。ミステリものって、トリックが分かってしまうと満足してしまって私はあまり読み返すことがなかったので気になってお聞きしてみたところ、動機などが面白くて何度も読まれているとのことでした。これは気になる…!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

初参加の方からの推し本。
金田一耕助シリーズ。映画やドラマ等でお名前はもちろん知っていたのですが、原作は読んだことがありませんでした。ホラー+ミステリーで、人がぼっこぼっこ死んでいくそうです。メッセージカードで帯が隠れてしまいましたが、石田衣良さんの文章もぐっと興味をひかれました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
時間が少し余ったので、もう一冊、綾辻行人さんの『時計館の殺人』も紹介していただきました。ありがとうございました!

初参加の方からの推し本。
東野圭吾のガリレオシリーズの一つ。沈黙のパレードの映画化にあわせてこちらもドラマ化されていました。湯川先生の相棒は草薙と内海の二人がいるのですが、ドラマから入った私としては途中から内海が逆輸入で小説のほうにも登場したのは激アツでした。が、原作から入った方は男二人のバディものとして読まれていて、小説のほうにも内海がやってきたのは「誰だこいつ!?」となったそうです。そんな話になったのも面白かったですね!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回『ルーズヴェルト・ゲーム』を紹介してくださった方からの推し本。
彩ふ読書会のサポーターもしてくださってます。いつもありがとうございます。
タイトルが面白そうで以前から気になってたやつー!!短編集だったんですね。短編だとこれまた手に取りやすいので良い感じです。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回『モリーズ・ゲーム』を紹介してくださった方からの推し本。
古美術ミステリー。あらすじを読んでみましたが、めちゃくちゃ面白そうな展開でした!どんな結末を迎えるのかも楽しめる上に骨董品業界のことも知れるなんて贅沢な一冊です。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回は課題本読書会に参加してくださった方からの推し本。
ポール・オースターの『ガラスの街』『鍵のかかった部屋』に並ぶニューヨーク三部作の第2作。私立探偵ブルーは、ホワイトという男から依頼され、ブラックという男を監視します。事件らしい事件は起こらず時間ばかりが過ぎてゆき……というお話。結末がかなり気になりますが、結末に至るまでの描写もメッセージカードを読んでみると気になってきますね。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

初参加の方からの推し本。
映画化されることもあって、こちらも気になってたやつー!映画のほうは11月10日公開で、主演は永瀬廉さんです。法律には詳しくないんですが、ジャンル的に好きなんですよね〜。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回『まず牛を球とします。』を紹介してくださった方からの推し本。
詠坂雄二さんといえば『人ノ町』が課題本候補になったことを思い出します。残念ながらコロナの影響で休止してしまったので読む機会を逸してしまっていたのですが、こちらの『5A73』も気になりました。幽霊文字というものを初めて知りました!アメトーーク!でも紹介されたようです。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

前回『須賀敦子全集 第2巻 「トリエステの坂道」』を紹介してくださった方の推し本。いつもは京都、大阪会場に参加してくださっています。東京に用事があったとのことでこちらでもご参加いただきました!ようこそ、東京会場へ!!
ミステリー好きなら抑えておきたい一冊。と書いておきながらなんですが、2017年の映画版は観ましたが、あらすじを知っているからか、意外と原作は未読!これは読まねば……!
素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

これにて読書会レポートは終了です。

参加者からのレポート

読書会に参加していただいた方からのレポートやつぶやきなどです。いつもありがとうございます!

最後に

上の方にも書きましたが、今回は主催含め12名(女性4名、男性8名)で読書会を開きました。初参加の方が4名、2回目の参加の方が1名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。

初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

さて、東京では2回目となるミステリー限定読書会でした!

読書会中は2グループに分かれましたが、終了後は1つのテーブルを囲んでわいわいと約1時間ほど残ってミステリーあるある等のお話をされていました。ワタクシは輪には入れてませんでしたが、ああこういう時間良いよね良いよね!なんて思いながらちょいちょい聞いておりました。

課題本読書会の方もですが、テーブルの進行役をここ最近同じ方にお願いする事態=進行役出来る方が少なくなってきていたこともあったので、最近よく参加してくださっている方にお願いをしました。しかも前日に。いやもう断られたら「進行役いないVer」をやるしかねえ……と思っていたところ、快く引き受けてくださり感謝です!非常に助かりました!ありがとうございました。もし他にもそろそろ私も進行しちゃっても良かったりするわよという方おられましたら、ぜひお声がけいただけるとありがたいです。

そういえばメッセージカードはこちらで用意しておりますが、お好きなものをお使いいただいてもOKです。私は普段ジョジョ5部のメモを使ってまして、ここ最近HUNTER×HUNTERとオペラ座の怪人のメモ帳もゲットしたので、色々使ってみようかなと思っております。2回目以降の方で事前にメッセージカード描いておきたいと、という方にはメッセージカードを何枚かお渡しすることも出来ますので、私のーさんまでお声がけください。

定期的にやっている推し本披露会や課題本読書会とは違って不定期開催とはなってしまいますが、ミステリー限定読書会も今後ぼちぼちやっていこうと思ってますので、今回参加出来なかった方もぜひ参加ご検討ください。

次回の東京での読書会は9/17です。ぜひご参加くださいませ!

▶《東京》9/17(日) 推し本披露会 開催のお知らせ

▶《東京》9/17(日) 『正欲』課題本読書会 開催のお知らせ

▶《東京》9/17(日) 初心者ボードゲーム会@彩ふ俱楽部 開催のお知らせ

以上です。

ありがとうございました!