2023年8月6日、大阪で読書会を開催しました。
今回は主催含め8名(女性4名、男性4名)で読書会を開きました。初参加の方は1名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。
目次
読書会って何?
読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。
「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。
読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。
自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。
彩ふ読書会の目的
簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。
家庭でもない。
職場でもない。
貴方にとっての、第三の場所。
居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。
教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。
集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。
「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。
読書会レポート
では、読書会のレポートに戻ります。
読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。
お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。
会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けを行う場合は受付時にお伝えしています。
開始時刻になったら読書会開始です。
まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。
自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。
上手く紹介しないと!と思わなくて大丈夫ですし、噛んだ!と不安にならなくても大丈夫です。他の方が紹介している間も、気になる点があったら自由に質問して下さい。まずはお一人一冊ずつの紹介です。時間の目安としては質問等も含め7、8分です。一巡して時間が余れば二巡目に移るか、フリートークとなります。時間になりましたら終了です。
当日の流れは以上になります。
今回紹介して頂いた推し本はこちらです。
推し本タイトル一覧
★推し、燃ゆ
★十五少年漂流記
★水晶のピラミッド
★熟達論
★吸血鬼ドラキュラ
★羆嵐
★つるまき町 夏時間
★雨と短銃
参加される皆さんには受付時間中にメッセージカードを書いて頂いてます。毎回、メッセージカードを読むだけでも面白くって、読みたい本が増えていきます!下記に一冊ずつアップしますので、ぜひメッセージカードを読んでみてください♪
私のーさんの推し本です。
ずっと気になっていた作品だったので、先日文庫化されたのを機に購入しました。芥川賞受賞作品。アイドルの男性を推している女子高生の話。私の身近なところにもアイドルを推している人(妻)がいまして、推しを推すのってどんな気持ちなのかな~と知りたい気持ちが大きくて読みました。この作品の主人公はアイドルを推しているわけですが、「推し」を色んなことに置き換えてみると私自身にも当てはまることが多々あり、背骨という表現はめちゃくちゃしっくりくる!と思いました。課題本にして語り合いたい作品です!
前回『オオカミたちの隠された生活』を紹介してくださった方からの推し本。
彩ふ読書会のサポーターもしてくださってます。いつもありがとうございます。
紹介してくださった時、ぱっと浮かんだのがウィリアム ゴールディングの『蠅の王』でした。というのも『蠅の王』を課題本とした時に、物語の展開の流れの違いが話題となったからなのでした。『十五少年漂流記』と『蠅の王』を合わせてまた読みたくなりました!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
初参加の方からの推し本。
初めてということで、どんな本を持ってくるか悩まれたようですが、学生時代に読んで馴染みのある本を、とこちらの作品をご紹介いただきました。当時ミステリといえば、日本で殺人が起きて警察が捜査して~みたいな内容をご紹介者の方はイメージされていたとのことでしたが、この作品は舞台が古代エジプトで、タイタニック号から横浜、アメリカと渡っていくというスケールの大きさで新鮮だったとのことでした。本の分厚さに驚いてページ数をお聞きしたところ、なんと700ページ!読み応えがありますね!素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)
前回『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険』を紹介してくださった方からの推し本。
今月から彩ふ読書会のサポーターもしてくださってます。今後ともよろしくお願いいたします!
元陸上競技選手で400mハードル日本記録保持者の為末大さんの著書。現代版五輪書を書きたいという思いから、この本を書かれたそうです。人間の成長過程には「遊」「型」「観」「心」「空」の5つの段階があるということで非常に気になりました!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『アルケミスト』を紹介してくださった方からの推し本。
ブラム・ストーカーの小説。ドラキュラって何でか知ってますよね。色んな作品でも扱われているからだと思いますが、その元になっているということで原作も読みたくなりました。読書会で紹介するにあたって再読されたとのことで、再読すると最初に気づかなかったことに気づけたりして面白いと、再読の魅力についても教えていただきました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『聖母』を紹介してくださった方からの推し本。
『羆嵐』は実際にあった三毛別羆事件をモデルにした作品のようです。ホラー小説読んでるよりホラーな感じとのことで、実際お話を聞いているだけでもゾッとしました。描写がえぐいので食後にはおすすめできないとのことですのでご注意を!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『ななつのこ』を紹介してくださった方からの推し本。
以前もご紹介くださったコマツシンヤさんの漫画。小学4年生のみつる君が主人公で、ある日植物の言葉が分かるようになります。けれど町が植物に浸食されてもいき……というお話。ノスタルジックさもあり、とにかく絵が素敵!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
激動の時代を生きる人たちの話。幕末×ミステリーということで非常に気になりました!伊吹亜門さんは2015年に「第12回ミステリーズ!新人賞」を受賞してデビューされていて、単行本は4冊なのでまだ今からでも追えそうです。余談ですが『本格王2020』にも収録されていたようです。2022年、2023年版は読んだので2020年版も読みたくなりました。その年おすすめの作家さんの短編が収録されているので、新しい作家さんを知るのにめっちゃ良いんですよね。余談でした。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
これにて読書会レポートは終了です。
参加者からのレポート
読書会に参加していただいた方からのレポートやつぶやきなどです。いつもありがとうございます!
▶彩ふ(いろう)読書会に参加してきた。/小さな四角い地球さん(外部サイトに移動します)
最後に
上の方にも書きましたが、主催含め8名(女性4名、男性4名)で読書会を開きました。初参加の方は1名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。
初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。
さて、改めまして大阪会場に参加してくださっている皆様へ。
いつも読書会にご参加いただき、ありがとうございます。
おかげさまで大阪会場もそろそろグループに分かれても良さそうな状況となりましたので、来月から会場を変更します!
9月からは会場が異なりますので、ご注意ください。会議室とはなりますが、ご用意できるお席が増えますので、「申し込もうと思っていたら満席だったよ」という状況は改善されるかと思います。
グループに分かれることによって、読書会後のフリートークタイムは賑やかで楽しい時間となります。ここがね、楽しいんですよねー!グループメンバーでより本の魅力を掘り下げるも良し、別のグループで紹介された推し本を見に行くも良しな時間で、1グループ制だとどーしても出来ない部分でした。ようやくグループ分けできそうなくらいにまで復活できたこと、嬉しく思います。
あと、こちらの記事「読書会を再開してから一年が経ちました」でも書きましたが、大阪、京都、東京の会場で統一感は出さなくても良いなと思ってまして、大阪会場は独自の路線を突っ走ろうかなと思っております。9月9日のときに発表させていただきます!お楽しみに!!
引き続き大阪会場も宜しくお願いします!
次回の大阪での読書会は9/9です。
ぜひご参加くださいませ!
▶《大阪》9/9(土) 『正欲』課題本読書会 開催のお知らせ
▶《大阪》9/9(土) 初心者ボードゲーム会@彩ふ俱楽部 開催のお知らせ
以上です。
ありがとうございました!