《東京》2023年6月11日(日) 推し本披露会(読書会)レポート

2023年6月11日、東京で読書会を開催しました。

今回は主催含め8名(女性3名、男性5名)で読書会を開きました。初参加の方が5名、2回目の参加の方が1名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。

読書会って何?

読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。

「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート

では、読書会のレポートに戻ります。

読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。

お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。

会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。

開始時刻になったら読書会開始です。

まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。

自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。

上手く紹介しないと!と思わなくて大丈夫ですし、噛んだ!と不安にならなくても大丈夫です。他の方が紹介している間も、気になる点があったら自由に質問して下さい。まずはお一人一冊ずつの紹介です。時間の目安としては質問等も含め7、8分です。一巡して時間が余れば二巡目に移るか、フリートークとなります。時間になりましたら終了です。

当日の流れは以上になります。

今回紹介して頂いた推し本はこちらです。

推し本タイトル一覧

★世界地図の下書き

★塙保己一とともに―ヘレン・ケラーと塙保己

★夏美のホタル

★ウルフィーからの手紙

★タルタロスの目覚め

★あとかた

★徴産制

★羅生門・鼻/深夜特急3―インド・ネパール―

参加される皆さんには受付時間中にメッセージカードを書いて頂いてます。毎回、メッセージカードを読むだけでも面白くって、読みたい本が増えていきます!下記に一冊ずつアップしますので、ぜひメッセージカードを読んでみてください♪

私のーさんの推し本です。
先月はおふざけが過ぎましたので(本人は至って真面目)今月は至って真面目な本を持っていこうと心に決めておりました。私含む8名中、5名の方が初参加の方ということと、紹介順が私はトップバッターなので、そこに合った本をということでの選書です。今回は至って真面目に進行したからでしょうか、非常に和やかな雰囲気のもと行えたのではないでしょうか。質問もありがとうございました!(本の内容には触れないで終わる!)

前回『夢幻花』を紹介してくださった方の推し本。
彩ふ読書会のサポーターもしてくださってます。いつもありがとうございます。
『群書類従』を編纂した江戸時代の国学者、塙保己一氏について書かれた著書。今回参加された方の中に知っている方はおらず、非常に盛り上がり、皆さんすぐさまスマホで検索しだしたのが印象的でした。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

初参加の方からの推し本。
この本を読んだきっかけが印象的でした。職場で「暇なら本読んでても良いよ」と言われて読んでいて、仕事中だと分かっているのに泣いてしまったそうです。kindleで読んでいて消してしまったからそれからしばらく分からなくて読めなかったそうですが、ようやく見つけて再読。再読してもまた泣いてしまったそうです。有村架純主演で映画化もされているそうで非常に気になりました!素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

初参加の方からの推し本。
前にご紹介いただいた方が職場で「暇なら本読んでても良いよ」と言われていたのに対して、お仕事柄読むと怒られると仰られていて、「へー!」とか「ほー!」とかワタクシ言っていた気がします。具体的なお仕事についてはここには書きませんが、そうなのか……!とお仕事関連のこともまたお聞きしたいなと思いました。
時はベトナム戦争が起こる頃。アメリカ陸軍の兵士で優秀な兄に嫉妬していた弟は、飼っていたジャーマンシェパードのウルフィーを軍用犬として差し出してしまいます。そして自分の行いの軽率さに気づきます。しかし人間は兵隊ですが軍用犬は武器であるとされ、国へ帰る予算は取っていないということを知り、母や友とともにデモを起こします。やがて、戦場から「ウルフィー」の名でつたない文章で手紙が届き始めます。お話を聞いていて非常に面白そうな作品や!と思いました。ただ、ワンちゃん好きな人にはおすすめできないそうです。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

初参加の方からの推し本。
アメリカの小説家・ジェームズ・ロリンズのシグマフォースシリーズ。グリーンベレーやデルタフォースなどの更に精鋭を集めたアメリカの秘密特殊部隊、シグマフォース。そのメンバーたちが様々な事件に挑むシリーズで、『タルタロスの目覚め』は14巻目。歴史ミステリーや科学をあわせたような冒険小説。インディ・ジョーンズ的要素もあり、文系にも分かりやすい科学の話もあってリアリティがあるとのことで気になる作品でした!インディージョーンズ素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

前回『ユージニア』を紹介してくださった方の推し本。
作家の千早茜さんは今年第168回直木賞を受賞された作家さんです。赤裸々感があり、女性の嫌な面を描くのが癪に触ってあんまり好きではないけど手にとっちゃうと紹介者の方はおっしゃられていました。こちらの『あとかた』は恋愛連作短編集となっていて、登場人物たちが知り合いで繋がっていくような構成になっていて、虚しいけど求めてしまう恋心やイマドキの若者の心が描かれているとのことでした。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)

初参加の方からの推し本。
舞台は2090年代の日本。疫病により女性人口が激減してしまったため、男性に性転換を課して出産させるという制度が施行。その制度によって性転換した男性5人の物語が描かれています。もうタイトルからして面白い!読書会中は様々な質問が飛び交いました。実は次週の大阪読書会でも別の方が『徴産制』を紹介されるというミラクルが!そして私の中のマイルール「読書会で2回紹介された本は読む」が自動的に発動しました。もう買いました。読みます!素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)

初参加の方からの推し本。
『深夜特急』と『羅生門』の二冊をご紹介いただきました。『深夜特急』は沢木耕太郎さんが日本から世界一周を目指す話で、日本と海外との違いに圧倒されているそうなのですが、インドまで辿り着くと沢木さんも悟ってくるそうです。ネパールでだらだらと過ごしていて「これじゃダメだ」とインドへ。けどお腹壊したり現地の人に絡まれたり散々な目にあうようです。インドの朝が綺麗な描写があったり、現地の人との交流もあったり、見たくない一面もあったり、この本を通してご自身の今の考えと一致するなと思うこともあったそうです。『羅生門』は国語の教科書に載っていた記憶がありますね。表紙の『鼻』も好きですし、そういえば芥川龍之介氏の作品で課題本読書会ってしたことないような。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
あと、他の方が紹介されている時にも色々と質問を投げかけてくださって、非常に会が盛り上がりました。ありがとうございました!

これにて読書会レポートは終了です。

参加者からのレポート

読書会に参加していただいた方からのレポートやつぶやきなどです。いつもありがとうございます!

最後に

上の方にも書きましたが、今回は主催含め8名(女性3名、男性5名)で読書会を開きました。初参加の方が5名、2回目の参加の方が1名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。

初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。

次回の東京での読書会は7/15です。ぜひご参加くださいませ!

▶《東京》7/15(土) 推し本披露会 開催のお知らせ

▶《東京》7/15(土) 漫画限定読書会 開催のお知らせ

▶《東京》7/15(土) 彩ふ俱楽部@初心者ボードゲーム会 開催のお知らせ

次回は初の試みとして初心者ボードゲーム会を行います!ぜひ参加ご検討ください。

以上です。

ありがとうございました!