果たして原稿は間に合うのか?

『彩宴3』の原稿提出締め切りがどんどん迫ってきている。

締め切りは6/25だ。

『彩宴3』とは、11/11に開催される文学フリマ東京37で初お披露目する予定の同人誌だ。

これまで『創刊号彩宴』『彩宴2』と創作小説を執筆してきた。『別冊彩宴』では誌面版推し本紹介もしている。経験はある。しかし、これら全て締め切り日ぎりぎりに提出するという事態であった。そしてそれで何とかなっているので今回は最初から締め切り効果狙いである。

無論、締め切り効果狙いといっても、ただ締め切りが近づけば書けるというものではない。そのための下準備が必要である。もちろん、その準備はしている。

まず何よりも時間の確保だ。

6/25が締め切り。最低でも2週間は時間が欲しい。と考えると、6/11からは集中的に書ける環境を作っておきたい。

6/11までにやっておくことは、課題本を読んでおくことだ。『車輪の下』はもう今週のことなので当然読んでるが、他にも『西の魔女が死んだ』と『春琴抄』と『星の王子さま』がある。この3作を6/11までに読み終わっておかなければ、読書に追われて執筆の時間は確保できない。

次に読書会の準備だ。こちらは7月の募集分までを準備しておかなければならない。ホームページの更新やらTwitterやらでの告知やらその他諸々やら、普段ならばなんてことはないのだが、2週間執筆に集中する期間を作るとなると前倒しで色々とやる必要がある。

ちなみに7月に課題本読書会をしないのは、この執筆期間を考えてのことである。6/25まで読書が出来ないことを考えるとかなりタイトなスケジュールになってしまうため、7月は断念した。ここしばらく上記のような状況で課題本ばかり読んでいるので、自分が好きな本を読む期間にもあてたいなと思っている。

時間の確保と同時に、あとは6/11までに何を書くか大枠を決めておきたい。実際に書き始めたら結末が変わったりすることもあるが、とにかく書き始めるためのネタを考えておかなければならない。これは仕事や読書会準備の合間に既に取り組んでいる。アンテナを張っているので「あ、これネタになりそう」というものを見つけたらすぐさまメモ帳に記録している。

執筆期間の前後はこれらのことを準備すれば大丈夫だ。

何とかなるだろう。

さて、いよいよ執筆開始予定の6/11……あ、東京での読書会だった。6/12からだな、うん。6/12から書き始めるとしよう。一日に確保出来るのは1時間程度しかないが、金土は夜更かし出来るので執筆に時間を割ける。あ、6/17には大阪での読書会があるので6/16は夜更かしは出来ないか。あ、6/17は飲み会もあるからこの日も何も出来ないな。てことは実質夜更かしボーナスタイムが使えるのは6/23、24だけかいけるかいけんのか?!

いや、最終手段はある。

課題本を読まないという手だ。厳密にはどれも一度は読んでるものをセレクトしているので、記憶を引っ張り出せば何とかなるのはなる。うん、いけるな!

我ながら完璧なスケジュールを組んだものだ。

あとは仕事でトラブルが起きないよう慎重に行動することと、風邪を引かないよう体調管理の徹底を心がけることだ。

よし、大丈夫。

今回も何とかなりそうだ!!

……しかしふと冷静になる。

このコラムを書く時間を執筆の時間にあてれば良かったのではないだろうか。

それを言ってしまっては身も蓋もないので蓋をしておこう。

oshimai