読書会で紹介して頂いた本。
課題本にして読んでる方々と対面で語り合いたーい!!
と思ってはいるんですが、まだ単行本なので文庫化してからですかね。私の力量ではまだ単行本にはハードルの高さを感じる……読書会開催するよーと言っても全然集まらなかったら出来ないので、それはトラウマですし、でも語り合いたーい!!
1月7日に呟いているのに改めて記事にしてみたのは、そういうふつふつと沸き起こる欲求を何とかできないかと思ってのことでした。
今後課題本になった時のことを考えて、読んだ時の感想を残しておきます。
ネタバレしてますので、これから読まれる方はご注意ください。
高校生時代の逃げられない中での櫂と暁海の母親との関係が辛い。特に暁海の母親。帰ってこない旦那の分まで寄りかかられたらしんどいわ。櫂の母親も男が全ての世界で、息子としてはおいおいって感じ。他人ならほっとくけど。
櫂が京都弁でなんか安心する。文庫化したら課題本にしたい。
54ページ。ほなミスド行こ、がめっちゃ好き。このやりとり良い
70ページ。暁海の母親が髪切って瞳子と同じ格好してて東京行くと初めて言ったあと、おっちゃんとこいことなり、ふんばれ、暁海。頑張れとは違ってなんかいいと思った。それに対して暁海自身が「うん、がんばる」という。
95ページ。俺たちはつかまれた手を離せない。振り払ってしまえれば楽なのに、それがわかってあるのに、俺たちは、どうしようもなく、愛を欲している。
櫂が売れてきてすれ違っていくのがかなり辛い。
156ページからの別れよのやりとりはこみあげるものがある
181ページ。普遍的な人間の心情を丁寧に掬いだして作品に 奥行きを与えている
236ページ。予想外北原先生からの告白
263ページ。互助会に入るくらいの感覚。会員二名の互助会。良い
270-289ページの櫂のガンからのくだりはしんどい。ここで0時になってしもうて寝れなくなった。
290ページの暁海32歳春、春ってのが良いね。北原先生の言葉が染みる。春は初めてでてきた?季節が内容とリンクしてた?あとで読み返したい。島内の人間関係も驚くほどスムーズに。夫婦というわかりやすいパッケージに納まっただけで奥さんという同じ群れの仲間と認定されるように。
子供がほしいのなら、協力はしますよ
特にほしくはないです
だったら適当に流しておけばいいのでは。みんなそれぞれの暮らしがありますし、自分の立場でものを言うだけです。だからきみも、きみのしたいことをすればいい。292ページまで読んできてるとここのさらっとした言葉がめっちゃ刺さる
自分を縛る鎖は自分で選ぶ
以上です!
また読み返した時には違う点に目が止まるでしょうし、とりあえず初読の感想を残しておくだけで今日は終わります。