他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ/ブレイディみかこ(推し本紹介)

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他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ
ブレイディみかこ
文藝春秋

先日『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んでTwitterで読了ツイートをしたらこの本をすすめられまして、気になって手に取りました!

この本は「エンパシー」という言葉について詳しく書かれた本です。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では4ページしか触れていない言葉なのですが、確かに私も非常に良い言葉だなとピンときていた部分でした。ブレイディみかこさんの息子さんが「エンパシーとは何か?」という試験の問題が出た際に「誰かの靴を履いてみること」と答えたというところが、新たな言葉の意味を知る際にとてもシンプルで分かりやすく、インパクトがありました。

シンパシーは「1.誰かをかわいそうだと思う感情、誰かの問題を理解して気にかけていることを示すこと」「2.ある考え、理念、組織などへの支持や同意を示す行為」「3.同じような意見や関心を持っている人々の間の友情や理解」

一方、エンパシーは「他人の感情や経験などを理解する能力」だそうです(オックスフォード英英辞典のサイト)ケンブリッジ英英辞典サイトでは「自分がその人の立場だったらどうだろうと想像することによって誰かの感情や経験を分かち合う能力」とのこと。

辞典で引いてみれば何だか分かったような分からないような……な感じですね。それが「誰かの靴を履いてみること」という表現をしてくれちゃったもんだから、ストーンと入ったのだと思います。すごくイメージしやすいですしね。

さて、エンパシーという言葉に対して。ここまで読んでみて、何となく良いイメージを持っちゃったんじゃないでしょうか?

「そうか、エンパシーという能力を鍛えれば良いのか!」

「エンパシーって万能!身につけたらなんかうまくいきそう!」

「エンパシー能力が高い人ほど優秀!」

と、思ったアナタ!ちっちっちっちっ(なんか腹立つ言い方で←)

「エンパシー」は、そういうもんじゃあありません!じゃあどういうもんじゃあ!と思われるかもしれませんが、そう思った方は是非本を手に取ってみてください。だって、302ページもある本をまとめるの無理だもんだもん……。

個人的に好感を持てたのは第十章でした。ここではエンパシーについての危険性についても触れているからです。ここを読んでみると、まさに今の自分の身に起きていることだなと、そう思ったわけです。というのも、子どもが生まれてからは子ども視点でも物事を見てみようとするようになった自分がいまして、それはそれで良いんだけれども「自分」というものを喪失しかけているなと、そんなモヤモヤしたものがあったのでした。このままいくとどうなっちゃうのかしら?と感じていたところだったので、この感覚というか、エンパシーという言葉そのものを知ることが出来たのは良かったことだなと思いました。

以上、なかなかうまくまとめれていませんが、面白かったのでぜひ読んでみてください♪おすすめです!