夜市
恒川 光太郎
角川ホラー文庫
▼内容(「BOOK」データベースより)
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた―。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。
▼著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
恒川光太郎
1973年東京生まれ。大学卒業後、様々な職業を経て、現在沖縄県在住。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。初の作品集『夜市』は、デビュー作にして第134回直木賞の候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
綺麗だ・・・・・・!!
何が綺麗って、とにかく文章が綺麗でした。難しい単語が使われていないので、辞書を途中で引くこともなくスラスラと読めました。物語自体も綺麗。没入感あり。夜市の空間はおどろおどろしさがありつつも、やはりこれも綺麗。風の古道も好みでした。とにかくオススメです!