彩ふ読書会の推し披露会(オススメ本を紹介しあう形式の読書会)では、2019年4月から各テーブル内で「最も読みたくなった推し本」を選んでいます。今回は4月、5月分をまとめてみました!(計18冊)
お気に入りの一冊が見つかれば幸いです(^^)
ラインナップはこちら!
★あやつられ文楽鑑賞
★夜市
★さなとりょう
★ザ・プロフェッサー
★犯罪は老人のたしなみ
★春にして君を離れ
★アリス殺し 『アリス殺し』シリーズ
★裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~
★芸人式新聞の読み方
★恐怖と愛の映画102
★完全記憶探偵
★惑いの森
★冷たい校舎の時は止まる
★洋食セーヌ軒
★悲しくも笑える 左利きの人々
★具体と抽象
★ほどなく、お別れです
★トリック
あやつられ文楽鑑賞
三浦しをん
あなたは、人形浄瑠璃・文楽を知っていますか?え、知らない?大丈夫、ぜったい退屈しない仕掛けが満載!ほお、ご存じですか。でもちょっと待った。あなたの知らなかったことが、こっそりと書かれています。―若き直木賞作家が、いかにして“文楽くん”に恋をし、はまっていったのか。文楽の真髄に迫るべく資料を読み、落語を聞き、突撃インタビューを敢行する愛と笑いに溢れたエッセイ。小説『仏果を得ず』と合わせて読むと、おもしろさ10倍増。(「BOOK」データベースより)
私も以前読みました!これはスゴイと言わざるを得ない作品!三浦しをんさんの文楽愛が溢れてます。溢れ過ぎてます!文楽の世界は全く知らなかったのですが、この作品を読んで俄然興味が沸きました。文楽鑑賞はまだ実現に至っていないのですが、いずれ鑑賞したいなーと思っております。小説・仏果を得ずと合わせて読むとおもしろさ10倍増と書かれてますが、まさにその通りだと思います!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
夜市
恒川光太郎
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた―。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
え、弟を売って野球の才能を買うの?と、紹介して頂いている時からグイグイと引き込まれる内容でした!私も弟がおりますゆえ、小学生時代の自分たちを思い浮かべつつ・・・・・・もし小学生時代だったら私も弟を売ってしまったかもしれない・・・・・・などど妄想を繰り広げ、恐ろしさを感じておりました(弟の事は好きなんですけどね小学生ですからね)二編収録されているようんですが、もう一つは夜市とは別物とのこと。設定的にシリーズ化も出来そうだな~というお話も出てきました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
さなとりょう
谷治宇
明治六年(一八七三年)秋。江戸城堀端に近い桶町の、北辰一刀流千葉道場を訪れた一人の女によって道場主の娘「さな」の災厄は始まった。女はかつてこの道場に通った土佐藩士、坂本龍馬の妻「りょう」と名乗ったが、さなはその龍馬の許嫁だったからだ。決して出会ってはならない二人の女が出会い、やがて、維新の闇に隠された事件の謎と巨大な陰謀が浮かび上がってくる。反目し合いながらも共に真相を追う、二人の前に現われた意外な黒幕の正体とは!?(「BOOK」データベースより)
普段テレビはあまり観ないのですが、最近たまにテレビをつけると坂本龍馬をテーマにした番組がちょいちょいやってました。坂本龍馬といえば大河ドラマで福山雅治が演じた時の龍馬のイメージが私は強かったりするんですが、暗殺の部分は謎謎謎ですよね・・・・・・。坂本龍馬暗殺の謎に迫るエンタメミステリー!これは気になる・・・・・・!!メッセージカードの「覚悟とは」も活きてますね!!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
ザ・プロフェッサー
ロバート ベイリー
アラバマ大学の教授トムは、元大学フットボールの全米王者。弁護士として活躍した後、母校の法学者として順風満帆な人生を送ってきたが、いまは絶望の中にいた。癌で妻を失い、信頼していた友人からの裏切りに遭い、不名誉な罪を着せられて職を追われ、さらにトム自身も膀胱癌に冒されていることが判明。昔の恋人から「娘一家を奪ったトレーラー事故の真相を知りたい」と相談されるが、教え子のリックに弁護の橋渡しをして故郷に身を隠してしまう…。正義をあきらめない者たちが、死力を尽くし人間の矜持を賭けて法廷で闘う。全米で話題の胸熱リーガル小説!(「BOOK」データベースより)
グループ内でのアツいプレゼンで4票を獲得し、見事グループ内で最も読みたくなった推し本に選ばれました。なんとこの推し本、参加者の方から寄贈して頂きました!私が預かっておりますので、もし読んでみたい方は私に声をかけて下さい♪
犯罪は老人のたしなみ
カタリーナ・インゲルマン=スンドベリ
新しいオーナーになって、ホームは変わってしまった。食事は冷凍食品、外出も制限される。こんなはずではなかった。ならば自分たちの手で変えてみせるとばかり、79歳のメッタは一緒にホームに入った友人4人と、老人だけの素人犯罪チームを結成した。美術館の名画を誘拐して身代金を要求しようというのだ。老人ならではの知恵と手段を駆使して、大金を手にすることはできるのか。(「BOOK」データベースより)
紹介内容を聞いていてグッと引き込まれた一冊。スウェーデンの作家さんの作品だそうです!老人だけの素人犯罪チームが巻き起こす犯罪!かなり気になります♪
春にして君を離れ
アガサ・クリスティー
優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。(「BOOK」データベースより)
以前も紹介されてかなり気になっていた作品!二回目以上紹介されたら興味度が更に増す「二回目の法則」が個人的に発動しました(^_^)これは読んでおきたい!
アリス殺し 『アリス殺し』シリーズ
小林泰三
最近、不思議の国に迷い込んだアリスという少女の夢ばかり見る栗栖川亜理。ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見たある日、亜理の通う大学では玉子という綽名の研究員が屋上から転落して死亡していた―その後も夢と現実は互いを映し合うように、怪死事件が相次ぐ。そして事件を捜査する三月兎と帽子屋は、最重要容疑者にアリスを名指し…邪悪な夢想と驚愕のトリック!(「BOOK」データベースより)
タイトルからしてめっちゃ気になりますね!手に汗握る展開が待ち受けているような気がしてなりません。小林泰三さんの作品は未読だったので、余計に興味津々です♪素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!
裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~
山口絵理子
途上国発ブランド「マザーハウス」の創業者兼デザイナーの軌跡を綴ったノンフィクション。等身大で飾らない著者の言葉に、読者から「人生を見つめ直した」「夢へ一歩踏み出した」などの声が寄せられた、心に響く一冊です。(「BOOK」データベースより)
あ、読みたい!と思った一冊!フェアトレードやNPOの話は私も最近気になっていた事柄でもあり、非常に興味をそそられました(^^)素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
芸人式新聞の読み方
プチ鹿島
新聞には芸風がある。だから下世話に楽しんだほうがいい!おじさんに擬人化することで親しみが湧く朝刊紙。見出しの書き方でわかる政権との距離。世論調査の質問に表れる各紙の立場。朝刊スポーツ紙と芸能事務所の癒着から見える真実etc.…。人気時事芸人が実践する毎日のニュースとの付き合い方。ジャーナリスト青木理氏との対談も収録。(「BOOK」データベースより)
推し本よりなによりたまきちに目が行くっていう。たまきちをたまきちと認識出来た自分に感動です。つい「あ、たまきち!」って言ったら「レベル上がりましたね」といわれてうれしかったです。まる。
・・・・・・・・・・・・ミスター・VTRって誰ー!?
恐怖と愛の映画102
中野京子
「電話」「恋」「乗り物」「家」など9つのテーマで102本の映画を紹介するエッセイ集。主題の考察に加えて、ふとしたシーンの意外な発見も満載。『ゴッドファーザー』の母の役割とは?『マトリックス』の電話の皮肉とは?『間宮兄弟』の怖さとは?古今東西の傑作をめぐりながら、映画の新たな楽しみを案内。(「BOOK」データベースより)
あの中野京子さんの映画紹介!これだけでも贅沢な限りではありますが、何と102本もの映画を紹介されています。各作品3ページほどでまとめられていて見やすいです。映画を観たい時に手元にあると嬉しい一冊ですね(^^)素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!
完全記憶探偵
デイヴィッド・バルダッチ(著),関麻衣子 (翻訳)
デッカーは、あらゆる記憶をDVDを再生するように取り出せる完全記憶能力を持つ探偵だ。プロフットボールの選手だったが、試合中の事故がきっかけでこの力を持つこととなった。競技を引退し、刑事となったのだが、愛する妻子を惨殺され、第一発見者となってしまう。その能力ゆえに、悲惨な光景を正確に再現してしまうデッカーは、苦しみ、犯人を見つけられないまま警察を去った。だが1年後、かつての相棒がデッカーの元を訪れた。レオポルドと名乗る謎の男が自首してきたという。レオポルドが拘留された日、地元の高校での銃乱射事件が起き、8人が殺された。過去最悪の事件に、デッカーも警察の相談役として捜査に加わることになったが、やがて妻子の殺害と銃乱射事件の意外な繋がりが判明する―。ニューヨークタイムズベストセラーリスト1位獲得の話題のミステリ、ついに日本登場!(「BOOK」データベースより)
2回参加されて2回とも「今回最も読みたくなった推し本」に選ばれるっていう、もはや猛者。猛者としか言いようがありません!前回は「洋製・池井戸潤!」というインパクト大の推し本紹介でしたが、今回の作品も気になりました!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪・・・・・・ところで「今回最も読みたくなった推し本」って長いですね!最推本みたいに略そうかしら・・・・・・尚更訳分からなくなりますかね(笑)
惑いの森
中村文則
毎夜、午前一時にバーに現われる男。投函されなかった手紙をたったひとり受け留め続ける郵便局員。植物になって生き直したいと願う青年―狂おしいほどに愛を求めながら、満たされず生きてきた彼らの人生に、ふいに奇跡が訪れる。抗えないはずの運命に光が射すその一瞬を捉えた、著者史上もっともやさしい作品集。魔性の50 Stories。(「BOOK」データベースより)
ワタクシ中村文則さんの作品をまだ読めておりません。え、それって読書会主催としてどうなの?とお思いの方!そう思っちゃった方!ええ、そうでございますね返す言葉がございません(急に真面目感)中村文則さんの作品に一度挫折した方にも是非手に取って頂きたい作品とのことでした!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
冷たい校舎の時は止まる
辻村深月
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
辻村深月さんキター!やっぱり人気ですね(^^)読んだのはまだ「かがみの孤城」だけなので俄然読みたい気分に!デビュー作ですし読んでおきたい一冊ですね!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
洋食セーヌ軒
神吉拓郎
17の忘れえぬ料理、追憶の日々―直木賞作家の洗練された筆致が、極上の美味と人生の機微を紡ぐ掌編集。(「BOOK」データベースより)
メッセージカードを読んでいると中身が気になってきますね!美味しいものって人をほっこり気分にさせてくれる気がしますね(^^)どんな文章で描かれているのか非常に気になります♪素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
悲しくも笑える 左利きの人々
渡瀬けん
全体の10%と言われる左利き。右利きの人には何でもないことが、左利きには苦痛なんです!例えば、カメラ。左手でシャッターを押したいんだけど…。例えば、ねじ回し。左手だと、ドライバーが使いにくいんだよね…。でも、素人相手の卓球なら、左利きは有利かも!―左利きの人には「あるある!」、右利きの人には「そうだったんだ!?」と同情と驚きが交差する一冊。(「BOOK」データベースより)
本の魅力もさることながら、紹介者の方の紹介の仕方がお見事でした。同テーブルでしたのでね、お隣でしたのでね、「畜生ォ!持って行かれた・・・・・・!」と内心羨望と嫉妬に満ちた感情に駆られたのでした。ま、まあ今回私はウケを狙いにはいっておりませんのでね、落語の話をするつもりで行きましたのでね・・・・・・畜生ォ!持って行かれた・・・・・・!(やっぱり地団駄を踏む←)
具体と抽象
細谷功
永遠にかみ合わない議論、罵り合う人と人。その根底は「具体=わかりやすさ」の弊害と、「抽象=知性」の危機がある。「具体」と「抽象」、この動物にはない人間の知性を支える頭脳的活動を、ビジネスコンサルタント・細谷功が読み解く。さらに漫画家・一秒が、具体的言説と抽象的言説のズレを、各テーマに沿った四コマ漫画で描く。(「BOOK」データベースより)
先月紹介されていた「無理の構造」に続き、細谷功さんの作品!興味ありありで貸して頂きました!これは読むぞ、読むぞー♪かしこさが3あがるそうです。
ほどなく、お別れです
長月天音
この葬儀場では、奇蹟が起きる。夫との死別から二年の歳月をかけて書き上げた、この冬を最高に温かくする新たなベストセラー!第19回小学館文庫小説賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
葬儀場を舞台にした連作ストーリー。
仕事柄、利用者さんがお亡くなりになった際にお葬式に参列する事があります。最近は家族葬も多くなってきていて参列することも少なくなりましたが、遺族の方々や関わってきた方々にとってお葬式ってやっぱり大切なんじゃないかなあと改めて思います。私自身の家族は健在で、まだピンと来ていない部分も正直あったりはしますが、いざそうなった時に初めて接するのは確かに葬儀屋の方々。今読んでおきたい一冊です!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪
トリック
エマヌエル ベルクマン (著), 浅井 晶子 (翻訳)
プラハの貧しいラビの家からサーカス団に飛び込み、ナチス政権下を生き抜いた老マジシャンと、ロサンジェルスの裕福なユダヤ人家庭に育ち、両親の離別に悩む少年。壊れた愛を魔法で取りもどしたい―夢見がちな少年の願いは、拗ね者のマジシャンの心をついに動かし、一族の命運を変えた戦時下の「奇跡」をも呼び覚ます。持ち込み原稿を断わられ続けること10年、スイスの名門ディオゲネス社から刊行されるや、たちまちベストセラーとなり、17ヵ国語に翻訳された話題のデビュー長篇。(「BOOK」データベースより)
3回参加されて3回とも「今回最も読みたくなった推し本」に選ばれるっていう、もはや猛者。猛者としか言いようがありません!(だんだんハードルがあがってくるやつ・・・・・・!)すごく気になります。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました♪(あとおみやげもありがとうございました!)