2023年10月1日、京都で読書会を開催しました。
今回は13名(女性2名、男性11名)で読書会を開きました。初参加の方が2名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会について」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。
目次
読書会って何?
読書会とは、ざっくりいうと本が好きな方が集まっておしゃべりをする会です。
「本をたくさん読んでいる人の集まりなんじゃないか……」「かなり知識が必要なんじゃないか……」と思っちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。読書量も知識量も必要はなく、必要なのは本が好きであるということだけです。読書好きの交流会=略して読書会と考えてみたら、少しハードルが下がりますでしょうか。
読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。
自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。
彩ふ読書会の目的
簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。
家庭でもない。
職場でもない。
貴方にとっての、第三の場所。
居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。
教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。
集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。
「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。
読書会レポート
では、読書会のレポートに戻ります。
読書会に参加する方法はいくつかあります。参加申込方法のページからご確認ください。
お申し込み頂いた方には一週間前に最終確認メッセージが届きます。内容を確認し、当日は受付時間内に会場までお越し下さい。
会場に到着したら受付をしていただきます。PassMarket以外の方は当日現金払いとなりますので、受付時にお支払いをお願いいたします。グループ分けも受付時にお伝えしています。
開始時刻になったら読書会開始です。
まずは司会の私のーさんがご挨拶させて頂きます。その後、皆さんに自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。
自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。
上手く紹介しないと!と思わなくて大丈夫ですし、噛んだ!と不安にならなくても大丈夫です。他の方が紹介している間も、気になる点があったら自由に質問して下さい。まずはお一人一冊ずつの紹介です。時間の目安としては質問等も含め7、8分です。一巡して時間が余れば二巡目に移るか、フリートークとなります。時間になりましたら終了です。
当日の流れは以上になります。
会場はこんな感じのところです。
今回紹介して頂いた推し本はこちらです。
推し本タイトル一覧
★くもをさがす
★掃除機探偵の推理と冒険
★西洋住居史―石の文化と木の文化
★職業としての政治
★ふつうの相談
★おしゃべりな脳の研究
★無名
★毎日がうまくいく! 働く女子の わたしらしく「書く」習慣
★みつばの郵便屋さん
★予言の島
★夜行
★放浪記
★ヴェネツィアの陰の末裔
参加される皆さんには受付時間中にメッセージカードを書いて頂いてます。毎回、メッセージカードを読むだけでも面白くって、読みたい本が増えていきます!下記に一冊ずつアップしますので、ぜひメッセージカードを読んでみてください♪
初参加の方からの推し本。
西加奈子さんのエッセイ。先日世界一受けたい授業に出ておられて、カナダ人が関西弁で喋ってる(ように聞こえる)姿が面白くて印象に残っていました!これは気になる。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)
午前の部で『サーカスから来た執達吏』を紹介してくださった方からの推し本。
タイトルからして「え、なにこれ面白そう!」と思いました。まさかロボット掃除機になるなんて、インパクトがでかい。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『行く、行った、行ってしまった』を紹介してくださった方からの推し本。
古代オリエントから近代ヨーロッパまでをイラストと写真満載で丁寧に説明されているとのこと。それぞれの時代の生活や文化も気になりますね。知識を深める機会となりそうで興味津々です。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『徴産制』を紹介してくださった方からの推し本(当日言い忘れましたが『徴産制』読みました!!面白かったです!!)
困難な状況に直面した際にどのように考えるのか。難解な部分もありそうですが、これは難しさに立ち向かって読んでみる価値がありますね。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『それで君の声はどこにあるんだ?――黒人神学から学んだこと』を紹介してくださった方からの推し本。
「ふつうの相談」というタイトルからして気になりました。専門的な知識や実践的な視点、ケアや支援をどのように考えていくのか。こういったことを考えたり整理できるのも、本の魅力だったりするなあなんて思いました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『ループ・オブ・ザ・コード』を紹介してくださった方からの推し本。
これまた気になる一冊!小説や漫画とかで、他人の思考を読み取る能力とか読心術とか出てくると思うんですが、自分自身で考えてみたら常に文章化して考えてるわけではないですし、視覚的なイメージで浮かんでたりするんですよね。当たり前の現象だけどよく分からない現象。気になる。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『夢幻紳士 怪奇篇』を紹介してくださった方からの推し本。
父と過ごした最後の日々。無名の人生の軌跡。あらすじを読んで、私自身のこととも照らし合わせて、ああこれは読みたいな、と思いました。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
前回『可愛い嘘のカワウソ』を紹介してくださった方からの推し本。
「書く」ってそれ自体はノートとペン、あるいはスマホのメモを使えば良いから簡単で始めやすいと思うんですが、勢いだけでは続かなかったり、習慣化するのは難しかったりしますよね。書くための方法とその効果、気になります。素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
午前の部で『スパイク』を紹介してくださった方の推し本。
表紙のイラストが素敵!これはじっくりと時間をかけて楽しみたい作品ですね!素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)
午前の部で『君のために鐘は鳴る』を紹介してくださった方の推し本。
澤村伊智さんといえば『ぼぎわんが、来る』を読んだことがありまして、ヒィッってなった記憶があります。こちらの『予言の島』も気になってたんですが、こうして紹介して頂くとまた読みたい度が増していきますね。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)
コロナ禍となる前に参加してくださっていた方からの推し本。
森見登美彦さんの作品最近読めてないな……って感じなんですが、メッセージカードに「読者の解釈次第」とあって、これまた気になりました!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
午前の部で『未解決事件 グリコ・森永事件捜査員300人の証言』を紹介してくださった方の推し本。
著者の若き日の自叙伝。今年の7月には「100分de名著」でも取り上げられていたんですね!普段なかなか手にとらないジャンルだからこそ気になります。素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)
16世紀のヴェネツィア共和国を舞台に、異端者として迫害されながらも、魔術師として陰の世界で生きる主人公のお話。未然に防いだ元首暗殺計画をきっかけに、主人公らを巻き込む陰謀が明らかに。ファンタジー要素と陰謀の絡むお話、また私好みな作品の予感…!素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)
これにて読書会レポートは終了です。
参加者からのレポート
今回はありませんでした。
最後に
上の方にも書きましたが、今回は13名(女性2名、男性11名)で読書会を開きました。初参加の方が2名でした。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
初参加の方や女性が安心して参加できる空間、男性も楽しめる空間作りに今後も努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
毎月参加して下さる方はもちろんのこと、久しぶりに参加したよ~という方々との再会も非常に嬉しいものです。本が好きな方々の第三の居場所作りが目的ですので、「また参加して良いのかな?」「久しぶりだけど大丈夫だろうか?」「前回体調不良でキャンセルしてしまったけど…」といった事はお気になさらず、「あ、この日予定空いてる!参加しよう!」くらいの気持ちで、是非お気軽にご参加ください。
初めて読書会に参加して下さる方々にも「参加してよかった!」「楽しかった」「また参加したい!」と思って頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します。
さて、前回の京都は5月でしたので、約4ヶ月ほどぶりとなりました。それにもかかわらず参加してくださった皆様、ありがとうございました!!気持ちとしては毎月開催したいのですが、まあぼちぼちですかね。京都会場は素敵な会場が見つかっていますので、ひとまずホッとしているところではあります。
次回の京都での読書会は1月を予定しています。次は3部制かな?またホームページ等でお知らせしますので、良ければご参加ください。
10/21には大阪で読書会を予定しています。まだ募集してますので、ご都合あいましたら是非ご参加ください。
▶《大阪》10/21(土) 推し本披露会 開催のお知らせ ※満席となりましたので募集終了してます。
▶《大阪》10/21(土) 『銀河鉄道の夜』課題本読書会 開催のお知らせ
以上です。
ありがとうございました!