仕事のことは書かないようにしているんですが、今回は珍しく書いておこうかなーと思います。
今の気持ちを大切に、という精神で!
あ、でも別に愚痴りたいわけではなく、誰かを責めたいわけでもなく、組織の中で今現在自分がいる位置のようなものの話です。
定年退職やら離職やら異動等がある為、先輩方がどんどん周囲からいなくなっております。役職についているわけではないんですが、年度が変わる度に任される仕事が増えてきました。
いつの頃からかもう若手とはいえなくなり、しかしながらベテランでもない。勤務年数も組織内でちょうど中間あたり。いわゆる中堅どころ。中堅どころだな、と意識し始めてから数年が経ちました。
中堅になってから物事の見方が少し変わったなあと自覚してます。「あ、これは無理。実現不可能」って判断する事が増えました。それは自分が若手だった頃に中堅やベテランの方々に対してダメだと感じていた部分だったりします。
「こうしたらもっと良くなるのに!何でそうしないの?」みたいなモヤモヤ。全く意見が取り入れてもらえず変わらない現状。酒を飲んでは愚痴る日々。愚痴ってても変わらないから戦略的に行動を起こすものの玉砕する年度末(笑)
いざ自分が中堅になって、ある程度仕事を任されてみると、若手だった頃には見えていなかったものが見えてくるようになりました。ちょっと説明しにくいので佐藤雅彦さんのプチ哲学から「ケロちゃん危機一髪」を引用させて頂きます。
プチ哲学
佐藤雅彦
中公文庫
あ、このプチ哲学は、哲学をちょっと身近に感じられる良本です。イラストで解説されているため、すごく分かりやすい。面白いので是非。
「ケロちゃん危機一髪」では、二枚の絵が描かれています。
一枚目の絵では、カエルがケロちゃんを池につき落とそうとしています。これだけだとカエルは乱暴者で何てひどいことをするんだと思いますよね。
二枚目の絵ではこの絵がズームアウトされています。そうして見てみると、実はカエルはケロちゃんを救おうとしていたことが分かります。木からリンゴが落ちてきていたのです。
★「枠組」ということ
私たちは、ある枠の中でものごとを見ています。
例えば、この漫画の右頁では、乱暴者のカエルが、ケロちゃんを池につき落とそうとしていますが、左頁を見ると、彼は落下するリンゴからケロちゃんを救おうとしています。
このように、見る枠組みを変えると、同じ行為でも逆の意味さえもってしまいます。
私たちがものを見ている時には、必ずある枠組みからものを見ているということを知っていなくてはいけません。
一点だけを見てみれば、その意見はとても正しい。そうじゃなくても正しいのは正しい。若手の時はその一点のみを見て行動を起こすことが出来ました。でも、一歩引いて見てみれば、それを行うことで他の点が正しくなくなってしまっている。そんなケースが往々にしてあることに気づきました。(具体例を上げたいけど上げれないモヤモヤ笑)
決して主観的になってはいけないなと気をつけるようになりました。
営業職ではないので、売上目標のような数値的な目標はありません。今の仕事では収益や支出を意識することはありません。が、これはまだ中堅だから言えることで、もっと上にあがればお金の面も考えていかなければなりません。法人ですからね。
逆に言えば、上の方々がそこらへんを考えてくれているおかげで、まだまだ自由に動けている部分があるんだろうなあとも思ったり。若手の抱く気持ちも分かるし、ベテランが何をどう捉えてどのような立場にあるのかも何となく分かってきました。組織で動いている以上はどの視点が良い悪いわけでもなく、色んな視点をまじえて多角的に物事を捉えていく必要があるのだと思います。
・・・・・・おっと、今回は真面目な記事で終わってしまいますね。仕事だけは真面目に取り組むのがワタクシの唯一の取り柄ですからね。これはしょうがないことですね。ここではいつも大体ふざけておりますけども、真面目な一面をお見せするのも、たまには良いかもしれませんね。ほら、人間的な深みが出ますし?ギャップ萌えとかもありますし?ね?
というわけで、今回はオチもつけずに申し訳ありませんが、今日はこの辺で。
本日のBGMは高橋優さんのボーリングでお届けしました。高橋優さんといえば「明日はきっといい日になる」や「福笑い」なんかが好きなんですが、この曲も大好きです。素敵な歌詞に是非ご注目頂きたい。このボーリングをかけながらこの記事を読んで頂けたらと思います。
それでは!!また!!
《文:nonono》
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