【WEB】推し本披露会レポートin読書メーター

2018年12月29日~2019年1月3日の6日間。

読書アプリ『読書メーター』内でWEB読書会を開催しました!

書き込みして下さった方は主催含め18名、紹介された本は約30冊でした。参加して下さった皆様、ありがとうございました。

さて、このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会」と「彩ふ読書会の目的」から始め、6日間のレポートに移りたいと思います。

 

目次はこちらです。

  1. 読書会って何?
  2. 彩ふ読書会の目的
  3. WEB版・推し本披露会
  4. 紹介された作品一覧
  5. 個人的感想
  6. 他開催レポート
  7. 次回お知らせ

 

 

読書会って何?

まずは「読書会」とは何かについて。

これについてはwikipediaに掲載されているものを一部引用させて頂きます。

読書会とは、集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベント、またはイベントを開催するグループである。

目的や参加者数、文化背景などに基づいて様々な様式・分類がある。

「読書会の進め方」による分類
・輪読会式: 特定のテキストを一区切りずつ読んでいく方式
・研究会式: 特定のテキストを事前に読んだ上で指導者を中心に報告や講義を行う方式
・発表会式: 参加者が各自自由なテキストとテーマで発表を行う方式

「何を読むか」による分類
・テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会
・テーマ読書会: 同一のテーマであればテキストは同一である必要はない読書会
・自由読書会: テキストもテーマも制約がない読書会
(wikipediaより引用)

彩ふ読書会の場合は「読書に関するコミュニケーションを行うためのイベントを開催するグループ」にあたります。様式・分類については今後別のものも行っていきますが、午前の部は「発表会式・自由読書会」です。持参した本を各自紹介していく形式で行っております。午後の部は「テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会」です。事前に課題本を読了しておき、当日はその本について語り合う形式です。どちらの部も「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

 

 

彩ふ読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。

「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

 

 

WEB版・推し本披露会

今回はWEBイベントでした。

約一年前にもWEB企画は行っていたのですが、今回はどんなイベントにしようかな~と色々と迷いました。

一年前と違うのは、大阪だけでなく京都、東京、名古屋でも読書会を開催するようになっているということ。

大阪と京都の方々は同じ関西ということで割と交流も出来るのですが、関西と東京の方、関西と名古屋の方、東京と名古屋の方となるとなかなか距離的な問題もあり交流は難しい。関西、東京、名古屋以外の読書好きな方々との交流もやはり距離的な問題があり難しい・・・・・・。

何か皆が楽しめる企画はないだろうか?緩やかにでも繋がれる何かはないだろうか?

と、考えた時に、やはり一番馴染みのある『推し本披露会』をWEB上で行うことが一番かなーと思いました(^^)リアルで開催している読書会とはやはりまた少し違った感じにはなりますが、何となーく雰囲気を感じて頂ける会になったのではないかなーと思います。

 

 

 

 

紹介された作品一覧

今回紹介された本はコチラです。

 

▼推し本一覧

★探偵ガリレオ

★陰翳礼讃(ビジュアルブック版)

★風が強く吹いている

★翼はいつまでも

★幻の女

★戦争をしない国 明仁天皇メッセージ

★華氏451度

★鏡のなかの鏡〜迷宮〜

★坂本ですが?

★天才はあきらめた

★プチ哲学

★びじゅチューン!DVD BOOK

★ハーモニー

★臣女

★夫のちんぽが入らない

★最後のひとり

★世にも奇妙な君物語

★明治乙女物語

★完璧じゃないあたしたち

★ミルハウザーやジャック・ロンドン等の著作/柴田元幸

★英国の最後の家族

★虚無への供物

★さよならフットボール

★神聖喜劇

★憂鬱たち

★夜中の薔薇

★銃・病原菌・鉄

★ギリシャ語の時間

★おまえじゃなきゃだめなんだ

★友だち幻想

 

それでは詳しく見ていきましょう♪今回は読書メーターにてコメントを頂いておりますので、そのまま掲載させて頂きます♪

 

 


★探偵ガリレオ/東野圭吾
『紹介者・のーさん』
普段あまり本を読まない方にもオススメしたい一冊。
人体発火や幽体離脱など、一見超常現象とも取れる不可解な事件を科学によって解決していきます。福山雅治さん主演でドラマ化もしてましたので、観たことある方は頭の中でイメージもしやすいですし、観てなくても物理学者・湯川と刑事・草薙のコンビのやりとりが面白くて楽しく読めます。
短編なのでちょこちょこっと読むのに最適です!

 

 


★陰翳礼讃(ビジュアルブック版)/谷崎潤一郎(著),大川裕弘(写真)
『紹介者・のーさん』
日本人が持つ美の感覚、美意識について書かれた著書。
自分自身で言語化できていなかった感覚を言葉にしてくれているような感じで楽しめました。トイレの話が印象的。
この作品、大川裕弘さんの写真とコラボしたビジュアルブックがあります!写真で表現してくれているので視覚的に楽しめるようになっていて、ただ眺めるだけでも楽しめます。本棚に入れておきたい一冊です!!

 

 


★風が強く吹いている/三浦しをん
『紹介者・wishさん』
弱小駅伝部にスカウトされた元陸上部の走がオンボロ学生寮の10人で箱根駅伝を目指す話。絶対無理でしょと思いながら読み始めますがいつのまにか寛政大学を応援するような気分になります。年始の箱根駅伝の見方がちょっと変わるかもな作品。爽やかでオススメです。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
三浦しをんさんの作品は私も好きです(^^)
「風が強く吹いている」は気になってた作品でした~!
箱根駅伝、毎回ぼんやりとテレビで見てましたが、見方が変わるという事で気になりました!タイムリーな話題をありがとうございます~!

 

 


★翼はいつまでも/川上健一
『紹介者・たかさん』
何度も思い出したくなる、きらきらと輝くひと夏の青春物語。
ビートルズが盛大に流行っていた時代。野球少年と少女の一夏の物語。教師や親のやり方に苛立ったり、性に憧れた。青森の十和田湖の自然を背景に、切なくて爽やかな青春小説の傑作です!

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
「翼はいつまでも」は初めて知りました!青春小説は普段なかなか読む機会がなかったので、逆に興味をそそられます。マンガもあるみたいですね~(^^)

 

 


★幻の女/ウイリアム・アイリッシュ
『紹介者・おたまさん』
あることが元で妻の殺人事件の犯人と間違われたヘンダースン。迫りくる死刑時刻のカウントダウン。
アリバイを知っているのは、殺人事件の起こった時刻に一緒にいた「幻の女」ただ一人。
ヘンダースンの無実を証明するために、動き始める友人、恋人、刑事。
はたして死刑までに「幻の女」を探し出すことができるのか。
強烈なサスペンスと最後のどんでん返しが秀逸!
1942年に書かれたとは思えないミステリーの傑作。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
かなりハラハラしそうですね!死刑カウントダウンまでに探せるかどうか!ページをめくる手が止まらなくなりそうな予感がします・・・・・・!

 

 


★戦争をしない国 明仁天皇メッセージ/矢部宏治(著),須田慎太郎(写真)
『紹介者・おたまさん』
来年は天皇の代替わりの年となります。
『戦争をしない国』は明仁天皇が残してきた様々な時と場所でのメッセージを紹介し、その背景やメッセージに込められた思い、真意等を矢部さんが解説しています。
「深い闇を体験し、その中でもがき苦しんだものだけが、長い思索ののち、光のような言葉をつむぎ出すことができる」という言葉の通り、明仁天皇の言葉はご自身の体験と遍歴と思索から出た貴重なメッセージです。
添えられた写真も素敵です。ぜひ一読を。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
こちらも初めて知りました!私が書くと薄っぺらい感じになるかもしれませんが、背景や真意を知る機会ってほとんどない・・・・・・。というよりも、自分自身がこれまで無関心でいたから、ほとんど右から左へと知る機会を逃してきていた気がします(^_^;)まずは関心を持つことが大切ですね(^^)

 

 


★華氏451度/レイ・ブラッドベリ
『紹介者・KJさん』
読書が禁止された世界を描くディストピア小説の代表作。禁止されている本を燃やすことを生業とする「昇火士(ファイアーマン)」モンターグの苦悩と奮闘。
読書を愛する全ての方にお勧めの傑作小説です!

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
絶対面白いやつやって思いながら、積ん読です!(まだ買ってもいないので心の中の積ん読本です・・・笑)
おたまさんの「図書館戦争」との比較も面白い!

 

 


★鏡のなかの鏡〜迷宮〜/ミヒャエル・エンデ
『紹介者・ちあきさん』
連作短篇集です。『モモ』で知られているエンデですが、この話は全編に陰鬱な雰囲気が漂っています。ちょっとダークなファンタジーを読みたい方におすすめです。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
「鏡のなかの鏡〜迷宮〜」良いですねー!モモを読んで以来、ミヒャエル・エンデさんの作品は気になりつつ、まだ次の作品には挑めてなかったのですが、連作短篇集ということでしたら手に取りやすいです♪陰鬱な雰囲気も大好物です(笑)

 

 


★坂本ですが?/佐野菜美
『紹介者・つぐみ改め囀 紗衣さん』
帯に書かれている通りスタイリッシュな学校生活を送る坂本くんの日常。何年か前にアニメも放送されましたが笑えます!全4巻と正月休みにピッタリな冊数。とても痛快です。普通のコメディやギャグは飽きたという方にオススメです。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
「坂本ですが?」は一巻だけ読みましたが、反復横跳びで心を鷲掴みにされたのを思い出しました(笑)続きが気になってきました~!
西宮に縁があると尚更面白いですよね♪確かアニメでも実際にある風景が使われていたような・・・?

 

 


★天才はあきらめた/山里亮太
『紹介者・のーさん』
お笑い芸人・南海キャンディーズ山里亮太さんのエッセイ。
オードリー若林さんと以前やってた「たりない二人」という番組の中で、「そんなことないですよ~」という返ししか出来ない事ってあるよねという話題を取り上げていたのですが、この本のタイトル「天才はあきらめた」も、あえて天才というワードを盛り込み自分を下げることで「そんなことないですよ~。山ちゃんは天才デスヨ!」とつい言いたくなってしまうタイトルだな~と。タイトルからして上手いなとも思いました。

 

 


★プチ哲学/佐藤雅彦
『紹介者・のーさん』
哲学をちょっと身近に感じられる良本です。
半分イラスト、半分解説で構成されているため、すごく分かりやすく、さらっと読もうと思えば30分くらいで読めます。でも、何度も読み返したくなる一冊です。ケロちゃんのイラストも可愛く、面白いので是非♪

 


★びじゅチューン!DVD BOOK/井上涼
『紹介者・まちゅうさん』
NHK Eテレの人気番組「びじゅチューン!」井上涼さんが皆が知ってる有名な美術作品から想像の翼を広げて作詞作曲アニメーションをつけて曲を作られています。キャッチーな曲でついつい口ずさんでしまう曲ばかり。美術がグッと身近なものになります。DVDBOOKには構想スケッチや作品の秘密も載っていて読み物としても楽しめます。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
4巻まであるんですね!構想スケッチや作品の秘密も載っているとのことで気になります(^_^)

 

 


★ハーモニー/伊藤計劃
『紹介者・おたまさん』
「生府」の下、高度な医療経済社会となった未来。人々は公共的身体として大切にされ、犯罪もなく病気もせずケガもすぐに直ってしまう、そんな究極のユートピア。
その内部にあって自殺する少女ミャハ。自殺事件から13年後に起きた世界同時多発自殺事件。その背後にはミャハの影が。
ミャハは生きているのか?
世界で何が起こったのか?
追跡するミャハの親友トァン。
超健康管理社会の行き着く果てに待っているのは完璧なユートピア? ディストピア?
闘病中の伊藤氏が書いた衝撃の最終作。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
東京読書会で課題本にしたやつー!と一人興奮しておりました!これは名作ですよねー♪

 

 


★臣女/吉村萬壱
『紹介者・鋤名彦名a.k.a.燦州ポポポ呪師さん』
夫の浮気を知った妻の身体の成長が止まらない。骨を軋ませどんどん巨大化していく妻。異形の者になりつつある妻を世間から隠しながら、必死で食事や排泄処理の面倒みる夫。しかし日々増える食事量と排泄量が夫を追い込んでいく、、、
読み手の生理的嫌悪感を刺激しながらも夫婦の愛情を描く、島清恋愛文学賞を受賞した異形の恋愛小説です。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪何コレ気になるー!と、紹介文を読んでめっちゃ思いました。夫の追い込まれ具合が凄そう!興味津々です♪

 

 


★夫のちんぽが入らない/こだま
『紹介者・へっけさん』
著者のこだまさんのエッセイ風小説です。好きな人と『普通』のセックスが出来ないこと、『普通』に子供を生み育てられないこと、親切な人達が『普通』の価値観を強要してくる苦しみ。『普通』の生き方が出来ないことに苦悩する、ある女性の物語。
とても胸に響きました。こだまさんの悲しみと葛藤が。そんな苦悩の中で見せる彼女の強さには、絶対に私は敵わないな、と羨望の目で読んでいました。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
タイトルのインパクトの大きさからずっと気になっていた一冊!書店で買うのに躊躇していた一冊!ネットで注文しようかな・・・・・・!!

 

 


★最後のひとり/メアリー・シェリー
『紹介者・沙織さん』
疫病に翻弄される人々を描いた作品。疫病で死ぬ恐れから最後のひとりになることに怯える。怖い、でもページをめくる手が止まらない。著者はフランケンシュタインを生み出したメアリーシェリー。波乱万丈の人生を送った彼女の集大成。
映画『メアリーの総て』公開中。女性がホラー小説を読むこと、まして書くことさえ禁止されていた時代に小説を発表し、夫の死後は自らの筆で生計を立てたメアリー。彼女がいなければ今女性作家はもっと少なかったかも?男女問わず彼女の作品に触れてほしい。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
最近フランケンシュタインをよく聞くな~と思っていたら、そうか、映画公開中か!と、今更ながら気づきました!「最後のひとり」も気になります!

 

 


★世にも奇妙な君物語/朝井リョウ
『紹介者・みっちーさん』
あのドラマを朝井さんが書くと…!?
この5つの物語はシェアハウス、リア充、ネットニュース、モンペなど現代社会と人の悪意や自己顕示欲をあぶり出している!
最後の物語が全てを繋げています。
(脇役あるあるが具体的!)
これ読んでたら読者の中にある悪意や自己顕示欲まであぶり出されそうでコワイ。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
朝井リョウさんの書いたあのドラマって、もう面白い予感しかない!!

 

 


★明治乙女物語/滝沢志郎
『紹介者・みっちーさん』
明治時代、女性は家事をして男性に尽くすのが当たり前とされていた時代で学問を学び教師になることを夢見る乙女たちがいた!
勇敢さと賢さと優しさを併せもつ最強の女性たち!
まさに理想の女性です。
物語は爆弾魔を探すミステリーとなっていてそのギャップも良いです。
実在の人物も何人か登場していて、元新撰組・斎藤一が藤田五郎という警察官として登場していて胸が高鳴りました。
表紙のイラストも好みです。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
斉藤一といえば私の中でるろうに剣心。あ、それが言いたかっただけです。実在の人物も登場するとワクワクしますよね♪気になる一冊です!

 

 


★完璧じゃないあたしたち/王谷晶
『紹介者・ニックネームさん』
奈良県立図書情報館での昨夏のビブリオバトルのチャンプ本です。
当時は未知の作家さんでしたが、バランスのとれた思考と感性の持ち主だと思います。
勝れたエンターティメント性を持ち、かつ読みやすい短編集。
スーパーの倉庫で起きるゾンビ話では、唯一逃亡に成功する一組に心なかで拍手喝采を送りました。
すべからく現代の世の中に必要不可欠なお話では。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
ビブリオバトルのチャンプ本!王谷晶さんの作品は未読でしたが非常に気になってきました(^^)短編集だと手にも取りやすいですね♪

 

 


★ミルハウザーやジャック・ロンドン等の著作/柴田元幸
『紹介者・ニックネームさん』
ミルハウザーやジャック・ロンドン等の著作
訳者 :柴田元幸
柴田先生訳の本を読まれた方は多くいらっしゃることと思います。
リズム感があって、素敵に読みやすい。
スティーヴン・ミルハウザー「十三の物語」の「猫と鼠」の素晴らしさ。
そうです。アニメ「トムとジェリー」のお話なんです。アニメよりもっとスピーディーで格好良い。
時代は違うけれどジャック・ロンドンの作品は言わずもがな。「火を熾す」

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
「トムとジェリー」のお話があるとは!子供の頃アニメで観ていたのを思い出します。スピーディーで格好良いとのことで気になります♪

 

 


★英国の最後の家族/マット・ヘイグ
『紹介者・ニックネームさん』
レトリバーが一人称で語る渋い小説。
私が最も驚いたのは、作者が20代後半で書いたのだということ。
人生の色々な出来事に直面した経験をもつ熟年世代が、書いたと思い込んで読んでいたので。
こんなんが書ける26?28?歳ってどんなん?
苦すぎる。渋すぎる。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
作者の年齢に驚くことってありますよね~!ハマッたあとに「あ、もうお亡くなりになってる方なんや・・・・・・」と知ることもあったり、あの時代にこんな作品が書けるなんて!って事も。

 

 


★虚無への供物/中井英夫
『紹介者・おたまさん』
氷沼家で起こる四つの連続密室殺人事件。
探偵役の面々は知りうる限りの知識を動員して謎解きに挑みます。
最後に語られる“事件の真相”
ミステリー好きにはたまらない、ミステリー中のミステリー。
しかし、物語は次第次第に過剰と逸脱をはらんで暴走し始めます。
古今東西のミステリーの名作や評論に言及するメタ・ミステリーであり、著者の言う「アンチ・ミステリー」でもあります。
ミステリーを堪能できると同時に、ミステリーファンへのドロップキックが待ってます。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
三大奇書じゃああーりませんか!そういえばドグラ・マグラ以外まだ読めていない・・・・・・!読みたい!!

 

 


★さよならフットボール/新川直司
『紹介者・藤棚さん』
男子サッカー部に所属する中学2年の女の子、恩田希。
彼女は天才的な技術を持ちながらも、男子とのフィジカルの差を懸念され、試合に出場させてもらえない。
街で偶然再会した幼なじみに「そんな身体で何が出来る?」と挑発を受けた彼女は、チームメイトを欺いて新人戦のピッチへ。「フィジカルだけのサッカーに負けたくない!」予想以上のフィジカルの差に圧倒されながらも、彼女は夢のあるフットボールを魅せつける!
全2巻と短めですが、試合や練習風景など全体的に詩的でお気に入りです。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
サッカー漫画、読みたい!スポーツ系の漫画でいえばバレーボールの「リベロ革命」とかハマっていたのを唐突に思い出しました。

 

 


★神聖喜劇/大西巨人
『紹介者・おたまさん』
イベント最終日。
昨年読んだ中で最も感動した本を。
1942年1月、対馬要塞に補充兵としてやってきた東堂太郎。軍隊の中の様々な不条理に対して、東堂太郎は抵抗を開始します。その超人的な記憶力と軍隊内部の法律・規則を逆用することによって。
後半は、ミステリー的な部分もあり引き込まれます。また軍隊の中での人間的連帯を描いた場面では大変心打たれました。
夥しいテキストの引用に足を取られなければ、きっと大きな感動をもたらしてくれます。
戦後の、そして明日への文学巨編。

『のーさんより』
読書会でも紹介して頂いた本ですね!(^^)
紹介ありがとうございます~♪

 

 


★憂鬱たち/金原ひとみ
『紹介者・鋤名彦名a.k.a.燦州ポポポ呪師さん』
うつ病に悩む神田憂は今日こそ精神科へ行かなければと重い腰を上げて出かけるのだが、なぜか辿り着くのは違う場所。
偶然見つけたバーのアルバイト募集の張り紙に引き寄せられ面接に来てしまったり、用もないのに秋葉原の家電量販店に行ってしまったり。
7編の短編集で主人公は同じ神田憂ですが、どの話にも違う設定で登場する二人の男性、カイズさんとウツイ君が面白い。
金原ひとみ特有の毒のあるエログロな妄想満天の、しかしなぜか笑ってしまう(個人差あり)の短編集です。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
金原ひとみさんといえば綿矢りささんとのW受賞・・・・・・以来、自分の中で記憶が止まってしまっていました(^_^;)読みたい、読みたくなってきましたよ!

 

 


★夜中の薔薇/向田邦子
『紹介者・r.iさん(イシマルさん)』
向田邦子のエッセイ集になります。
表題作の夜中の薔薇は、向田が子供の頃に間違えて覚えた歌の歌詞から始まる小話です。
クスッと笑える話の中でも、さらっと繊細な表現を時折見せるのが向田の凄さです。
おすすめは、ことばのお洒落です。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪一周年イベントや忘年会以降、向田邦子さんの作品も非常に気になっております(積ん読マウンテンだぜ・・・・・・)

 

 


★銃・病原菌・鉄/ジャレド・ダイアモンド
『紹介者・KJさん』
年末年始に読んで面白かったのでご紹介。多分、オフの読書会でこの手の本を紹介することも無いのでこの機会に(笑)
なぜ、ヨーロッパ系の民族がアフリカやアメリカ、オーストラリア大陸の原住民を蹂躙し、入植し得たかを考察する人類史の本。
その決定的な要因は、環境的なものであり、人種としての能力の優劣によるものでは無い。今の世界の在り方や、我々が当然の物として享受しているものの根拠を考えさせられる良書でした。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
オフの読書会でも是非ご紹介を・・・!(笑)むしろ色々と質問したいコトがありすぎて・・・・・・!考察をお聞きしたい所です(^^)

 

 


★ギリシャ語の時間/ハン・ガン
『紹介者・ダイチさん』
韓国のブッカー賞受賞小説家ハン・ガンの小説です。
視力を失いつつあるギリシャ語の講師の男性と言葉を失ってしまった女性、2人の視点で描かれます。終始やや淡々とした語り口のため、読みにくい部分もありますが、これは本当の意味で人と人が出会うことを描いた素晴らしい作品だと思いました。韓国文学という馴染みのない世界観も、新鮮でとても良かったのでオススメです。
2018年読んだ中でも印象に強く残る一冊でした。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
韓国文学は未開拓・・・・・・!印象に残った一冊とのことで、非常に気になります♪

 

 


★おまえじゃなきゃだめなんだ/角田光代
『紹介者・サキさん』
可愛らしくファンシーでいかにも女性向けな表紙とは裏腹に、
収録されている短編には、ヒリヒリしたほろ苦い感情がつぶさに描かれています。
難解な言葉や大仰な言い回しを使わずとも、わかる、と頷きたくなるような、それでいて胸に残る角田さんの文章が好きです。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
角田光代さんの作品も未だに未開拓・・・・・・!色んな作家さんを開拓していきたいなーと思う今日この頃です♪

 

 


★友だち幻想/菅野仁
『紹介者・聖家さん』
10年前に書かれた本ですが、例え友達だとしても「全てを受け入れてくれる」という思いは自己中心的な願望にすぎず、相手の異質性も受け入れたうえで親密性を築くにはどうするのか?、親しさを作り上げていくにはどんな距離感で臨めばよいのか、丁寧に記載しています。人間関係に悩んでいる方、是非読んでほしい一冊です。

『のーさんより』
紹介ありがとうございます♪
帯にも書かれてますが、又吉先生が紹介されてから気になってた一冊!人間関係の悩みって尽きることがないな~と実感しているからこそ読みたい一冊です(^_^;)

 

 

ありがとうございました♪

 

 

 

 

個人的感想

参加してくださった皆様、ありがとうございました(^^)

推し本紹介をして頂くと、毎回知らない作家さん・作品に出会うことが出来て、自分の読むジャンルに偏りがあることにいつも気づかされます(^^)読んだことあるー!という作品もあれば、全く知らなくて興味津々な作品もあって、面白い♪

皆さんの中でも気になる一冊があれば幸いです♪

 

 

 

 

他開催レポート

書いて下さった方はご連絡頂けると嬉しいです。こちらに随時掲載させて頂きます。

Twitterでのツイートもありがとうございます!ハッシュタグ「#彩ふ読書会」とつけて頂くか、彩ふ読書会(@lapinrire )とどこかに載せて頂けるとこちらにも通知が来ますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

次回お知らせ

★1/20 京都AM
①開催日:2019年1月20日(日)
②受 付:10:20~10:40
③時 間:10:40~12:05
④定 員:18名
⑤形 式:課題本
⑥参加条件:課題本の読了
⑦課題本:切れない糸/坂木司
⑧持ち物:課題本、飲み物
⑨参加費:1,500円(当日現金払い)
⑩場 所:アンテナカフェ&スペース 御所西
⑪住 所:京都市上京区新町通丸太町上る春帯町349-1
U R L:http://www.antennacafe.com/
アクセス:地下鉄丸太町駅から徒歩4分、市バス府庁前から徒歩1分
※1月20日は午前と午後の内容を入れ替えております。ご注意下さい。
※会場変更しました。会場はSAKURA CAFEではなく「アンテナカフェ&スペース 御所西」です。

 

★1/20 京都PM
①開催日:2019年1月20日(日)
②受 付:13:30~13:40
③時 間:13:40~15:00
④定 員:18名
⑤形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
⑥参加条件:どなたでも
⑦持ち物:紹介したい本1冊以上、飲み物
⑧参加費:1,500円(当日現金払い)
⑨場 所:アンテナカフェ&スペース 御所西
⑩住 所:京都市上京区新町通丸太町上る春帯町349-1
⑪U R L:http://www.antennacafe.com/
⑫アクセス:地下鉄丸太町駅から徒歩4分、市バス府庁前から徒歩1分
※1月20日は午前と午後の内容を入れ替えております。ご注意下さい。
※会場変更しました。会場はSAKURA CAFEではなく「アンテナカフェ&スペース 御所西」です。

 

★1/20 京都夕方
①開催日:2019年1月20日(日)
②受 付:16:00~16:10
③時 間:16:10~17:10
④定 員:18名
⑤形 式:装丁グランプリ(実験的経験会)
⑥参加条件:どなたでも
⑦持ち物:エントリー用の本1冊~3冊、飲み物
⑧参加費:1,500円(当日現金払い)
⑨場 所:アンテナカフェ&スペース 御所西
⑩住 所:京都市上京区新町通丸太町上る春帯町349-1
⑪U R L:http://www.antennacafe.com/
⑫アクセス:地下鉄丸太町駅から徒歩4分、市バス府庁前から徒歩1分
※会場変更しました。会場はSAKURA CAFEではなく「アンテナカフェ&スペース 御所西」です。

 

★1/27 東京AM
開 催 日:2019年1月27日(日)
受  付:10:20~10:40
時  間:10:40~12:00
定  員:18名
形  式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
参加条件:どなたでも
持 ち 物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場  所:イタリアン伊酒屋 やっちゃん 田町・三田本店
住  所:東京都港区三田3-4-10 リーラヒジリザカ1F(三田駅・田町駅から徒歩5分)
U R L:https://yacchan.jp/
※満席になりましたので募集終了しました

 

★1/27 東京PM
開 催 日:2018年1月27日(日)
受  付:13:30~13:40
時  間:13:40~15:00
定  員:18名
形  式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:サラバ!上・中・下巻/西加奈子
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場  所:イタリアン伊酒屋 やっちゃん 田町・三田本店
住  所:東京都港区三田3-4-10 リーラヒジリザカ1F(三田駅・田町駅から徒歩5分)
U R L:https://yacchan.jp/
※午後の部受付時間を10分短縮しております。ご注意下さい。

 

★2月 大阪
2019年2月は2月3日を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本は木皿泉さんの「昨夜のカレー、明日のパン」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★2月 京都
2019年2月は2月17日を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です、夕方の部は実験的経験会です。
午後の部の課題本は高野和明さんの「幽霊人命救助隊」です。
夕方の部は「推しマンガ披露会」を予定しております。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★2月 東京
2019年2月は2月24日を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本は原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★3月 大阪
2019年3月は3月3日を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本は吉本ばななさんの「キッチン」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★3月 京都
2019年3月は3月17日を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です、夕方の部は実験的経験会です。
午後の部の課題本は宮本直美さんの「宝塚ファンの社会学」です。
夕方の部は「未定」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★3月 東京
2019年3月下旬を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本は綿矢りささんの「ひらいて」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★4月 大阪
2019年4月上旬を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本は小川洋子さんの「人質の朗読会」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★4月 京都
2019年4月中旬を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です、夕方の部は実験的経験会です。
午後の部の課題本は重松清さんの「青い鳥」です。
夕方の部は「未定」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

★4月 東京
2019年4月下旬を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本読書会です。
午後の部の課題本はウィリアム・ゴールディングさんの「蠅の王」です。
ご予約開始までしばらくお待ちください。

 

 

★次回名古屋
3月上旬を予定しております。
午前の部は推し本披露会、午後の部は課題本形式の読書会を予定しております。
課題本は羽田圭介さんのスクラップ・アンド・ビルドです。
ご予約開始までしばらくお待ちください。