《Review》教育とは何?日本のエリートはニセモノか/尾木直樹・茂木健一郎

教育評論家・尾木直樹さんと脳科学者・茂木健一郎さんが日本の教育問題について討論しています。鵜呑みにしちゃいけないなとは思いますが、読んでいると確かになーと思うことも結構ありました。

「今の学生には学びの意欲が失われている」という話が出てくるんですが、尾木さんも茂木さんも「すべての子どもたちには知的好奇心があって目を輝かせていた。初等中等教育のどこかでそういう心を殺されている」「学生たちも被害者」と言われているのが印象的でした。

「偏差値が唯一のモノサシだと思い込まされてきた日本人の脳は、いつの間にかそれだけを追いかけて、それ以外のことには「挑戦しない脳」になってしまった。規格外のことを受け入れられない脳になってしまった」

学生たちが悪いのではなく、教育制度の構造が問題だと言われています。じゃあどうやって制度を変えるかって話になるんですが、文科省の決定だから、教育委員長や校長が言うからということで決まっていることも、現場の先生方が一つになって「おかしい」と言えば変わるはずだと言われています。なんでそれが出来ないんだろう?とも。

ここについては俺は教育者ではないですが現場サイドでは難しいよねえと思ったりもしますね。おかしいと思うことをおかしいと主張出来ないのは異常ですが、多分そこはシステム的なところではなく日本人の性質?的なところで無理な気が・・・・・・。

だって変な事言ったら異端者扱いされてハブられるだけッスからね。そして、「おかしい」って主張したところで変わらない現状に気づき、あのアツかった奴もやがて死んだ目になっていくという・・・・・・。

実際、どうしたら良いんでしょうね?
教育は未来の日本を変えると書かれていますし、何か個人的に出来ることで・・・・・・。一ついえるのは無関心にならず関心を持ち続けておくことですかね?

《文:nonono》

 

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