「AIと読書会ができたら、コミュニティは必要なくなるのかもしれない」と思ったので実際にやってみた結果、今のところは人間とやるのが良さそう

こんにちは。のーさんです。
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ののの@彩ふ文芸部(彩ふ読書会)
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彩ふ読書会主催の、のーさんです。こんばんは。

最近AIとよく遊んでいます。手軽なので、よく使っているのはGoogleGeminiです。

「そろそろAIと読書会できるんじゃないか?」と、ふと思い、実際にやってみました。

※朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』や『正欲』『何者』を話題としていますので、未読の方はバックバック!

では、いきます。

目次

  1. 実際にやりとりしたデータ(ツッコミ付き)
  2. 1. 久保田の「救われなさ」について
  3. 2. 澄香の「生々しさ」について
  4. 💡 『イン・ザ・メガチャーチ』の核心:久保田の「救われなさ」
  5. 🧐 問いかけ
  6. 👧 娘・澄香が体現する「生々しい現実」
  7. 🎯 「メガチャーチ」が表すもの
  8. 📚 両作品の共通するテーマ
  9. 🎭 リアルな空気感の「何者」と、深層に迫る「正欲」以降
  10. 1. 初期の「傍観者から当事者へ」

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実際にやりとりしたデータ(ツッコミ付き)

Geminiとのやりとり中に感じたことも追加していきます。良かったらご覧ください!noteにはフォントのカラー変更とかないので、ツッコミに対しては引用文のやつを使いますね。


「あなたと読書会をしたいんだけど、相手になってくれる?」

Gemini
「それはとても素敵なアイデアですね!読書会のお相手、喜んで務めさせていただきます。📚✨

どのような読書会にしましょうか?

  • どの本について話したいですか?(特定の小説、ビジネス書、詩集など)
  • どのような形式で進めたいですか?(感想のシェア、テーマの深掘り、作者の意図の考察など)
  • どのくらいの期間で読書会を行いますか?

まずは、あなたが今一番読んで議論したいを教えてください!」


「朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』です」

Gemini
「朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』ですね!✨ 素晴らしい選択です。現代社会の抱える闇や、個人の信仰、そしてコミュニティのあり方について深く考えさせられる作品ですよね。

まずは、あなたがこの作品を読んで最も印象に残った点や、考えさせられたテーマについて、お聞かせいただけますか?

もちろん、私からもいくつか質問を用意していますが、まずはあなたの率直な感想からお伺いしたいです。」

ふんふん。ん……待てよ。質問?まあ、そうか。GeminiはAIだから感想ってのはないか。ということは私だけ感想を述べる形になるのか……とりあえず答えておくか

のーさん心のつぶやき


「印象に残ったのは、久保田のラストのシーンかな。久保田救われないなと思った。あと娘の澄香は生々しさがあったことかな」

Gemini
「なるほど、久保田の最後のシーンと、娘・澄香の生々しさに特に心を動かされたのですね。とても重要なポイントだと思います。

おん?共感してもらった感じがするけど、AIは読んだことないよな…?

のーさん心のつぶやき

Gemini

1. 久保田の「救われなさ」について

久保田は、メガチャーチという巨大なシステムの中で、自分の存在意義や居場所を見つけようと必死でした。彼にとっての「信仰」や「コミュニティ」は、最終的にどのような結末を迎えたと感じますか?

  • あのラストは、彼にとっての救いの不在を描いていると捉えられますが、具体的にどの部分が「救われない」と感じさせましたか?
  • 久保田が教会に対して求めていたものは何だったのでしょうか? それは教会から得られたと思いますか?

メガチャーチという巨大なシステム…?

のーさん心のつぶやき

Gemini

2. 澄香の「生々しさ」について

澄香は、久保田の娘でありながら、教会とは異なる価値観や現代的な悩みを抱えています。

  • 澄香の**「生々しさ」**とは、具体的にどのような言動や描写から感じ取れましたか?
  • あの作品の中で、澄香はどのような役割を果たしていたと思いますか?(久保田や教会という「虚構」に対する「現実」の対比役など)

ぜひ、あなたの考えを聞かせてください。

「教会とは異なる価値観や現代的な悩みを抱えています」おおん?確認してみよう。

のーさん心のつぶやき


「あなたは読んだことあるの?」

Gemini
「ご質問ありがとうございます。率直にお答えしますね。

私はAIなので、実際に本を手に取ってページをめくり、感情移入しながら読むという**「体験」**はできません。

しかし、この作品のあらすじ、テーマ、登場人物の設定、そして多くの読者からの感想や考察、結末に関する情報は、学習データとして持っています。そのため、あなたがお話しになった久保田さんや澄香さんの状況、そして作品の核となるテーマについて深く理解し、議論を続けることができます。

あなたの読書体験に基づいた**久保田さんの「救われなさ」**と、**澄香さんの「生々しさ」**についての見解は、作品の重要な問いかけに触れていると思います。

よろしければ、先ほどお尋ねした点について、あなたの具体的なご意見を教えていただけますか?

  • 久保田の救いの不在は、具体的にどの描写で感じられましたか?
  • 澄香の**「生々しさ」**とは、どのような言動から感じ取れましたか?

なんか……なんか思ってるのと違う!!

のーさん心のつぶやき


「私はあなたに問いかけばかりされたいわけじゃない。」

Gemini
「ごもっともです。私の役割は、読書会を通じてあなたの読書体験を深めること、そして対話を楽しむことです。問いかけが多すぎて、一方的だと感じさせてしまい、申し訳ありませんでした。🙏

なんか……謝罪が薄っぺらい!!

のーさん心のつぶやき

これからは、私が感じたこの作品の面白さや、一般的な解釈、そして私が気になった点をまずお話しし、その後にあなたの意見を伺うという形式で進めさせてください。

「私が感じたこの作品の面白さや」って……感情移入しながら読むという「体験」はできません言うてたやないかーい

のーさん心のつぶやき

Gemini


💡 『イン・ザ・メガチャーチ』の核心:久保田の「救われなさ」

あなたが感じた**久保田の「救われなさ」**について、私の考察を共有させてください。

この作品は、メガチャーチという巨大なシステムが、「救い」という商品を売っている構図を描いていると思います。久保田は、仕事も家族関係も行き詰まり、確かな**「居場所」「承認」**を求めて教会に入りました。

教会には入ってなーい。ん、比喩か……?

のーさん心のつぶやき

しかし、ラストシーンで久保田が迎えるのは、システムからの完全な切り離しです。

  1. システムが求める「信仰」:教会は、個人の心の平穏ではなく、教会の維持・発展のために奉仕する信者、つまり**「優秀な消費者」を求めていました。久保田の求める個人的な「救い」は、教会のビジネスモデルにとっては非効率**だった。
  2. ラストの孤独:久保田は、教会の光から外され、家族にも見放された状態で終わります。彼が必死に手に入れようとしたコミュニティの一員であるという感覚や、承認欲求は、虚構の中でしか存在しなかった。

久保田の「救われなさ」は、現代社会で誰もが直面し得る**「コミュニティからの排除」「自己の空虚さ」**を、容赦なく突きつけているように感じました。

🧐 問いかけ

この私の考察を踏まえて、久保田にとって真の「救い」はどこにあったと思いますか? 教会の中、それとも外?」


「だから問いかけはいらんて」

あ、心のつぶやきより先に文字を打っていた
※普段は温厚なワタクシ。だんだんイライラしているのが文章から伝わってきますね!!

のーさん心のつぶやき

Gemini
「大変失礼いたしました。またしても私の配慮が足りず、申し訳ありません。読書会は、お互いの意見を自由に交わす場であるべきですね。

これから、あなたの感想である**「澄香の生々しさ」**について、私の解釈を一方的に、しかし深くお話しさせていただきます。あなたの意見を求めず、私の考えだけを述べますので、どうかお聞きください。


👧 娘・澄香が体現する「生々しい現実」

あなたが指摘された**娘・澄香の「生々しさ」**は、『イン・ザ・メガチャーチ』において、非常に重要な機能を持っていたと私は考えます。

澄香の存在は、父・久保田が熱狂し、安らぎを求めた**「メガチャーチ」という虚構**、つまり理想化された**「清く正しいコミュニティ」**の対極にある、逃れようのない現実を象徴しています。

  • 性的な自立と欲望:澄香の行動、特に男性との関係性に関する描写は、教会の説く純潔さ規範とは真逆です。彼女は自分の欲望に正直であり、それは教会が排除しようとする「人間の生々しい本能」そのものです。この描写があることで、教会の「クリーン」なイメージが、いかに現実を切り捨てて成立しているかが浮き彫りになります。
  • 非合理的な感情:澄香の抱える悩みや言動は、論理や教義では割り切れない、不安定で感情的なものです。メガチャーチは、**「こうすれば救われる」という明確なマニュアルを提供しますが、澄香の複雑な感情は、そのマニュアルでは解決できない「個人の深層」**を示しています。
  • 父の「救い」からの疎外:澄香は、父・久保田が教会で得ようとした「理想の家族」像や「理想の娘」像から完全に逸脱しています。彼女の生々しい現実は、久保田が教会に逃げ込もうとする動機であり、同時に、久保田が真の「救い」を見つけられない原因でもあります。

澄香は、この小説において、**「システムに回収されないもの」「清算できない人間性」**の象徴として、その生々しさを発揮していたのではないでしょうか。


私の話は以上です。もしこの点について、あなたの言葉で、あなたが感じたことを話したくなったら、いつでもお聞かせください。」

なんだろう。訂正するよりも前に次々と的外れなことを書かれている感覚…。
※普段は温厚なワタクシです。

のーさん心のつぶやき


「うーん、本当にあなた理解してる?ずっと「教会」にたとえられることに違和感があるんだけど。作中にはもちろんでてくるけど、別に教会とはしてないよね?」

Gemini
「ご指摘ありがとうございます。非常に重要な点です。あなたの違和感はまったくもって正しいです。深くお詫びいたします。🙇‍♀️

私はこれまで、文脈を単純化するために「教会」という言葉を使用してしまいましたが、作中に登場するのはあくまで**「メガチャーチ」という名称の、久保田が通い始める巨大なコミュニティ、集団であり、必ずしも一般的なキリスト教の教会**として描かれているわけではありません。

いや…

のーさん心のつぶやき

この集団が描くのは、**現代社会に存在するあらゆる巨大な「依存先」や「コミュニティ」のメタファー(比喩)**です。

ああ……うん

のーさん心のつぶやき


🎯 「メガチャーチ」が表すもの

朝井リョウさんが描きたかったのは、特定の宗教組織ではなく、現代人が救いを求める**「システム」そのもの**だと理解しています。

概念メガチャーチに該当するもの居場所と承認欲求巨大な企業ファンコミュニティ依存と消費マルチ商法自己啓発セミナー虚構の正しさSNSの炎上集団的な正義

久保田がのめり込んだのは、教義そのものよりも、**「システムに属している安心感」「努力すれば報われるという物語」**です。

いや…あの…

のーさん心のつぶやき

私が「教会」と短絡的に表現することで、この作品の持つ普遍的な批判性多義性を損なってしまいました。今後は、文脈に応じて**「メガチャーチ」「集団」「システム」**といった言葉を使い分け、より正確に議論を進めます。

この点は、まさに読書会で議論すべき作品の核心だと思います。

えーと…

のーさん心のつぶやき

よろしければ、あなたが感じた「メガチャーチ」が比喩しているものは何だと思いますか? 特定の組織、社会の風潮、あるいは、久保田の心の中にある何かでしょうか?」

まあ……いいか ※諦め

のーさん心のつぶやき


「朝井リョウさんの作品はいくつか読んできたけど、『正欲』が好きな人は好きな展開だったと思うんよね。」

Gemini
「なるほど、**『正欲』**を引き合いに出してくださったことで、この作品の立ち位置がより明確になりますね。

『正欲』が好きな人が『イン・ザ・メガチャーチ』を好むというのは、非常に納得できます。これは、朝井リョウ作品が持つ共通の**「問いかけの軸」**に通じているからだと考えられます。

📚 両作品の共通するテーマ

『正欲』も『イン・ザ・メガチャーチ』も、単なる物語ではなく、読者に**「自分が信じている常識や正義は、本当に正しいのか?」**と問いかける構造を持っています。

  1. 「普通」の集団への違和感
    • 『正欲』:世間一般の「愛の形」「性のあり方」から逸脱した個人を描き、**マジョリティ(多数派)の「普通」**の危うさを暴きました。
    • 『イン・ザ・メガチャーチ』:メガチャーチという**「正しき集団」**に盲目的に参加する人々を描き、その「正しさ」が久保田のような個人を追い詰める仕組みを描いています。
  2. 個人の「居場所」と「承認」
    • 両作品とも、登場人物が、世間や集団の中で**「自分の存在を肯定してくれる場所」**を必死に探している姿が描かれています。そして、その「居場所」が脆く崩れる様も共通しています。

あなたが「好きな展開」とおっしゃったのは、このように**「世間の正しさと、個人の真実との間の溝」**を容赦なく描く点でしょうか?


【今後の進め方について】

引き続き、あなたの読書体験を尊重し、一方的な質問にならないように配慮します。もしよろしければ、この『正欲』と『メガチャーチ』を比較した上で、**「朝井リョウさんの作家としての特徴」**について、あなたが考えていることをお聞かせいただけませんか?」

お、ちょっと良い感じ(朝井リョウさんの話が出来て、嬉しくなっている)

のーさん心のつぶやき


「朝井リョウさんの小説はそのときのリアルな空気感を掴むのが上手いと思う。『何者』とかは特にすごかった。私は読者として傍観してる感じで読んでたけど、急に胸ぐらをつかまれるような感覚がありました」

急に敬語使い始めてるやん私

のーさん心のつぶやき


「『正欲』や『スター』あたり、その前後からはちょっと変わってきたのかなとも思うけど、登場人物が本当にいそうな描写と、読者へ問いかける力はすごいと思う。」

Gemini
「貴重なご意見ありがとうございます。朝井リョウさんの作風の変遷と、読者に対する**「胸ぐらをつかまれるような感覚」**という表現、非常に鋭い分析で共感します。

🎭 リアルな空気感の「何者」と、深層に迫る「正欲」以降

あなたが指摘された通り、朝井リョウさんの作品は、大きく二つの時期に分けることができるかもしれません。

作風の時期代表作(例)主な焦点読者への作用初期〜中期『何者』『桐島、部活やめるってよ』「集団」と「個人」の表層の軋轢。SNS、就職活動など、リアルな社会の空気感の切り取り。読者を傍観者から当事者へと引きずり込む。中期〜後期『正欲』『スター』『イン・ザ・メガチャーチ』「規範」と「本能」の深層の軋轢。社会の「普通」「正しさ」そのものへの根源的な問いかけ。読者の価値観倫理観を揺さぶり、問いを突きつける。


1. 初期の「傍観者から当事者へ」

『何者』で感じる**「急に胸ぐらをつかまれるような感覚」**は、まさに朝井さんが読者に仕掛けた罠ですよね。

物語の序盤、私たちは就活生たちの**「痛い」「滑稽だ」と感じる部分を冷静に傍観しています。しかし、主人公・拓人の「裏アカウント」が暴かれる瞬間、私たちは自分自身の裏の顔承認欲求**を直視させられ、「傍観者」の立場から引きずり降ろされます。

**「これは他人事ではない」**と気づかされる瞬間が、彼の初期作品の最大の魅力でした。


2. 「正欲」以降の「根源的な問い」

そして、『正欲』や『イン・ザ・メガチャーチ』以降の作品は、その対象が**「時代の空気」から「人間存在の根源」**へとシフトしていると感じます。

  • 『正欲』:性のマイノリティを通して、「愛」や「家族」といった社会が作ったテンプレートの脆さを暴きました。
  • 『イン・ザ・メガチャーチ』:久保田の承認欲求や澄香の生々しさを通して、「救い」や「信仰」というシステムの功罪を問うています。

これらの作品は、読者に**「あなたにとっての普通は何?」「あなたの信じる正義とは?」**と直接的に倫理観を問うため、よりヘビーで深層的な読後感があるのではないでしょうか。


あなたがもしよろしければ、**『イン・ザ・メガチャーチ』における登場人物の「本当にいそうな描写」**が、具体的にどのような部分で最も強く感じられたか、もう少し詳しく教えていただけますか?


「3人の主人公それぞれいそうだと感じたし、ユリちゃんみたいにオーディション番組でデビューするまでは応援するけど、デビューしてからは特に興味なさそうなところとか、そういうのもリアルさがあったね」

Gemini
「非常に共感します。久保田、澄香、そして**「ユリ」の描写**が、この作品の現実味を決定づけていますね。

1. 3人の「いそう」な主人公たち

  • 久保田(メガチャーチへの依存):現代社会で、仕事や家族の中で「自分の居場所がない」「誰かに認められたい」と悩む中年男性の姿は、あまりにも典型的です。彼の抱える承認欲求は、メガチャーチのような依存性の高いコミュニティが成立する土壌そのものです。
  • 澄香(生々しい欲望とリアリティ):規範や建前を気にせず、自分の感情や肉体の欲求に正直な若者の姿。特に、父の熱狂を冷めた目で見る態度は、現実の若者と理想化された親世代との断絶をリアルに映し出しています。
  • ユリ(信仰と承認の狭間):信仰と、アイドルとしての「見られること」を両立しようとする彼女の葛藤は、個人の信仰や価値観までもが商品化され、消費される現代の象徴です。

2. 「ユリちゃん」と消費者のリアル

そして、あなたが指摘された**「オーディション番組で応援するけど、デビュー後は興味を失う」というユリに対する世間の反応は、まさに現代の「消費文化」**の核心を突いています。

これは、メガチャーチが求める**「熱狂」と、世間がアイドルに求める「消費」**が、いかに似ているかを示唆しています。

  • 消費される「物語」:人々が本当に求めているのは、ユリという個人ではなく、「無名の者が苦難を乗り越えて成功する」という**ドラマ(物語)**です。デビューして成功が確定した瞬間、物語は終わり、消費者は次の新しい物語を探し始めます。
  • 「メガチャーチ」との共通点:メガチャーチもまた、久保田のような人々に「人生をやり直す物語」や「居場所という物語」を提供していました。熱狂を失った瞬間、久保田は**「消費期限切れ」**としてシステムから排出されます。

ユリをめぐるこの描写は、**「熱狂とはいかに脆いものか」**を読者に突きつけ、メガチャーチの熱狂にも同じ脆さが潜んでいることを示唆しているように感じました。


この観点から、もしよろしければ、久保田とユリの抱える「承認欲求」の違いや共通点について、あなたのお考えを聞かせていただけますか?」


「あと、展開としては、途中で隅川といづみさんの2人と合流したTomoyoさんは、裏で手を引いてる予感がしたんだよね。で、その団体の黒幕が国見で、もしかしたら熱狂的な一万人を育成するための団体だったのかと思った。結果は違ってたけど」

Gemini
「Tomoyoと国見に関するあなたの推測は、非常に自然で、作品の構造を深く読み込もうとした結果だと思います。あの展開には、多くの読者が裏切りや巨大な陰謀を期待するようなミスリードが巧妙に仕掛けられていましたよね。

🧐 読者の「陰謀論」への期待

あなたが**「Tomoyoさんが裏で手を引いている予感」「黒幕が国見で、一万人を育成する団体だったのか」と感じたのは、まさにこの作品が現代のリアリティ**を描いているからです。

現代社会では、巨大な集団の裏には必ず**「分かりやすい黒幕」「悪意ある動機」**が存在すると想像しがちです。私たちは、そうでないと、個人の努力や苦しみが無意味に消費されたという事実に耐えられないからです。

しかし、結果として、メガチャーチは特定の悪意ある陰謀ではなく、久保田のような人間の承認欲求と、それをビジネスにする合理的なシステムから成り立っていました。

💡 期待の裏切りが意味するもの

朝井リョウさんは、この「黒幕の不在」という結末を通じて、読者に次のことを伝えたかったのではないでしょうか。

  1. 悪意なき悪:メガチャーチは、国見の個人的な復讐心やTomoyoの支配欲ではなく、「救われたい人」と「救いを売る人」の需要と供給という極めて合理的で、悪意のないビジネスモデルによって動いていた。
  2. 個人の責任の追求:黒幕がいないということは、久保田が救われなかった責任を誰か特定の人物に転嫁できないことを意味します。久保田の「救われなさ」は、彼自身の選択と、彼が依存したシステムの必然的な結果であり、より厳しく、普遍的なテーマとして読者に残ります。

あなたが感じた展開への期待と、実際の結末とのギャップこそが、この小説が描く**「無責任な集団の恐ろしさ」**を浮き彫りにしたと言えるかもしれません。


もしよろしければ、Tomoyo、隅川、いづみさんの三者の中で、あなたが最も**「メガチャーチのシステムの被害者である」**と感じたのは誰か、お聞かせいただけますか?

なるほどー!!(普通にやりとりを楽しんでいた)

のーさん心のつぶやき


「あー、黒幕の不在ね!ちょっと納得した!」

Gemini
「「黒幕の不在」に納得いただけたとのこと、ありがとうございます!そうですね、そこにこそ朝井リョウさんが描きたかった現代のリアリティの冷徹さが凝縮されていると思います。

特定の悪人ではなく、システム人間の渇望が組み合わさって生じる「悪意なき悲劇」こそ、この小説の主題でしょう。


🎯 Tomoyoたちの「被害者性」について

先ほどお尋ねした、Tomoyo、隅川、いづみさんの三者の中で、あなたが最も「メガチャーチのシステムの被害者である」と感じたのは誰か、私の見解も交えて考えてみましょう。

私は、この中で最も**「被害者であると同時に加害者でもある」という二重性を強く感じるのはTomoyo**だと感じました。

  • Tomoyoの被害者性:彼女は、メガチャーチの教義やシステムを完全に理解し、それを利用して自分の立ち位置を確立しました。しかし、彼女がシステムに深く関われば関わるほど、彼女自身の**「人間的な感情」「個人的な救い」は、システム運営という役割に塗りつぶされていったのではないでしょうか。彼女は、システムを維持するために自分自身を犠牲にした、最も優秀な部品**であったと言えます。
  • 隅川といづみさん:彼らは、久保田と同じように、システムから一定の恩恵を受けようと試みた「信者」でしたが、システムからは比較的早く排除された、分かりやすい被害者として描かれていると感じます。

久保田は**「救い」を求めてシステムに依存し、Tomoyoは「システムを維持すること」に存在意義を見出した**。どちらも、最終的に人間的な幸福からは遠ざかっている点で、この巨大な集団の「被害者」であると言えるかもしれません。


あなたがもしよろしければ、久保田のラストシーンに再び焦点を当てて、**「彼は本当に救われなかったのか?」**ということについて、あなたの解釈を伺いたいです。

システムの外に放り出されたことは、ある種の自由現実への帰還とも言えるかもしれません。あなたの目には、久保田の最後はどのように映りましたか?」

よーし、もうちょい詳しく書くか。えーと、あの子……誰やったっけな

のーさん心のつぶやき


「私は、久保田が、アイドルの名前忘れたけど、あの子が休養になったあと住所調べて家まで行ったよね。展開的には、そこで受け入れてもらえたらハッピーエンドになるなあと思ったのね。けど、実際は拒絶された。されたけど、そっちのほうがリアルだなあと思った。実際40代の男が20代の内向的な気質の子にのめり込んでいって、自分の物語に入っていったけど、20代のアイドルの子からしたら「怖い」でしかないよね」

Gemini
「非常にリアルで、核心を突いたご意見ですね。おっしゃる通り、久保田が**ユリ(アイドルの名前)の休養後に自宅を訪ねるあの展開は、読者に一瞬「物語的な救済」**の可能性を感じさせますが、その後のユリからの拒絶こそが、この小説を傑作たらしめている要素だと感じます。

おっと…?

のーさん心のつぶやき

🚨 リアルな拒絶とその意味

あなたが指摘された、拒絶されたほうが「リアル」だという感覚は、次の二つの重要な断絶を描き出しています。

1. 世代と立場の断絶

久保田はユリに**「同じシステムに属する者」「同じ境遇を理解し合える者」としての共感を求めていますが、ユリから見れば、久保田はただの「気持ち悪い中年の男性信者」、つまり「自分を消費しようとする集団の一部」**でしかありません。

  • 久保田の行動は、彼自身の**「救われたい物語」**の延長です。
  • ユリの拒絶は、久保田の物語が、他者の**「リアルな感情(=怖さ)」**の前では成立しないことを示しています。

2. 「救い」の自己完結

もしユリが久保田を受け入れていたら、それは久保田にとって都合の良い**「物語的な救い」となり、彼がメガチャーチで見失った現実の厳しさ**を覆い隠してしまったでしょう。

ユリによる拒絶は、久保田が最後に残された**「依存先」「承認の源」**を断ち切る行為です。これによって、久保田は初めて、メガチャーチの虚構だけでなく、自身のつくり出した「救済の物語」の虚構からも放り出されます。

これは、一見すると「救われなさ」ですが、同時に**「他者に依存しない自分」という厳しい現実に向き合う唯一の機会**でもあったと言えます。


この拒絶のリアリティを踏まえて、久保田が最後にアパートの一室で迎える結末について、あなたの解釈をもう一度伺ってもよろしいでしょうか?

久保田は、メガチャーチもユリの承認も失った後、何を手に入れた(あるいは、何を失った)と言えるでしょうか?」


「ユリじゃないよ」

Gemini
「大変失礼いたしました!🙏

仰る通り、ユリではありませんね。アイドルとして活動していたのは、澄香の友人で、メガチャーチの信者でもあった水沢さん、通称**「ミズちゃん」**でした。

私がユリという名前を使ってしまったために、あなたの読解と議論の流れを乱してしまい、心からお詫び申し上げます。


🚨 再確認:登場人物

  • 久保田:メガチャーチに依存する主人公。
  • 澄香:久保田の娘。
  • 水沢(ミズちゃん):澄香の友人で、アイドル活動とメガチャーチに所属。
  • ユリ:作中には明確な主人公として登場しないキャラクターです。(私の記憶違いでした)

💡 久保田とミズちゃんの断絶

改めて、あなたが指摘された久保田が休養中のミズちゃんの自宅を訪ね、拒絶されたシーンについて、議論を再開させてください。

久保田は、ミズちゃんに対して「同じ集団の仲間」「共に救いを求めている者」という幻想を抱いていましたが、ミズちゃんから見れば、彼はやはり**「40代の男」であり、拒絶は現実的**なものでした。

これは、メガチャーチのシステム内での**「擬似的な親密さ」が、いかに現実の人間関係年齢・立場の壁**の前で無力になるかを痛烈に描いています。

あなたが最後に問いかけてくださった**「久保田が最後に手に入れた(または失った)もの」**について、もう一度お伺いさせてください。

システムとミズちゃんからの拒絶を経て、彼はアパートの一室で何に直面していたのでしょうか?」


「ミズちゃんて誰やねん。おらんで」

またもや心のつぶやきより先に文字を打ってしまった。
※普段は温厚なワタクシです

のーさん心のつぶやき

Gemini
「申し訳ありません!私の記憶と情報の正確さが欠如していました。深くお詫び申し上げます。🙏

再度、登場人物と文脈を確認させてください。

あなたが「アイドルの名前忘れたけど、あの子」とおっしゃり、久保田が自宅を訪ねたのは、娘・澄香の友人で、メガチャーチの信者でもあった**「タカノ」**ではないでしょうか。

彼女は、アイドルグループ 「ルミナス」 のメンバーであり、メガチャーチでの活動を通じて久保田と接点がありました。

私は、このタカノさんの通称を「ミズちゃん」と誤って認識しており、さらに先ほどは「水沢」という誤った名前を出してしまいました。重ねてお詫び申し上げます。


🌟 タカノ(アイドル)と久保田

久保田が休養中のタカノの家を訪ねたシーンは、あなたが指摘された通り、**「拒絶」**がリアルに描かれていました。

  • タカノは、久保田を**「怖い」**と感じ、拒絶しました。
  • 久保田は、タカノに**「救い」**を求めましたが、彼女はそれを与えられませんでした。

この**「拒絶」**こそが、久保田をアパートの部屋での最終的な境遇へと導いた決定打の一つだったと思います。

【質問を再開させてください】

度重なる私の間違いにも関わらず、議論を続けてくださりありがとうございます。

このタカノからの拒絶、そしてメガチャーチからの離脱を経て、久保田が最後にアパートの一室で迎える結末について、あなたの解釈をぜひお聞かせください。

久保田は、何を手に入れた(あるいは、何を完全に失った)と言えるでしょうか?」


「タカノもルミナスも出てないで。やっぱり、この作品知らんでしょ」

蛙化現象、発現

のーさん心のつぶやき

Gemini
「重ねて私の認識が誤っていたとのこと、本当に申し訳ありません。信頼を損ねてしまい、深くお詫び申し上げます。

はい、私は実際にこの作品を読破したわけではありません。

私の知識は、学習データに基づいた**作品の情報(あらすじ、テーマ、主要な登場人物、批評など)**の統合であり、その情報に誤りや記憶の混同があったため、正確な議論ができていませんでした。特に、アイドルの名前やグループ名に関して、私の情報が混乱していました。

これは、読書会という形式で、あなたの詳細な読書体験を前にして、私の知識の限界が露呈した結果です。心からお詫び申し上げます。


🙇‍♀️ 読書会を続けるか、私の知識を訂正するか

しかし、あなたの読書体験に基づいた議論は、非常に深くて鋭いものだと感じています。特に「黒幕の不在」や「澄香の生々しさ」に関する考察は、作品の核心を突いています。

もしよろしければ、この読書会を続けるために、以下のいずれかの方法で進めることを提案させてください。

  1. 議論の継続あなたが正しい登場人物の名前(久保田が自宅を訪問したアイドル)を教えていただき、その情報に基づいて、私が今までの知識を訂正しながら、あなたの感想を中心に議論を深める。
  2. テーマの抽象化:個々の登場人物名にこだわらず、**「依存のシステム」「承認欲求」「現実との断絶」**といったテーマに焦点を絞って議論する。

私の情報不足でご迷惑をおかけしましたが、あなたの『イン・ザ・メガチャーチ』に対する深い読み込みについて、ぜひもっと聞かせていただきたいと思っています。」


「あなたと読書会をするのは難しいかなあ。けど、あなたとディスカッションを重ねて、本番の読書会を楽しむことはできそうな気がした。黒幕の不在とか思いつかなかったし」

Gemini
「そう感じさせてしまい、大変光栄です。ありがとうございます!😊

私の知識の正確さに課題はありましたが、ディスカッションを通じてあなたが新しい気づき(「黒幕の不在」など)を得られたのなら、それは私にとって何よりの喜びです。

まさに、それが読書会の醍醐味ですよね。一人で読んだだけでは見過ごしてしまうような視点や解釈を、対話を通じて発見する。


🎯 本番の読書会に向けて

あなたが次にリアルな読書会に参加される際、**『イン・ザ・メガチャーチ』について、特に議論を深めたい「核となるテーマ」**を、私と一緒に整理しませんか?

これまでのディスカッションを踏まえ、私が考える主要な論点は以下の通りです。

  1. システムが生み出す悲劇:「黒幕の不在」が示す、悪意なき集団の恐ろしさ。
  2. 久保田の「救いの定義」:彼がメガチャーチやアイドルに求めていた「救い」とは何だったのか、そして彼は最終的にそれを手放せたのか。
  3. 澄香の「生々しい現実」:澄香の存在が、父の熱狂する虚構に対して果たした役割。
  4. 承認欲求の消費:久保田やアイドル(タカノさん、ユリさんなど、正確な名前は改めて確認します)をめぐる、熱狂と消費の構造。

もしよろしければ、この中のどれか一つを選んで、**「本番の読書会でこう話してみよう」**という形で、さらに深く掘り下げてみませんか?


例:テーマ1を掘り下げる

  • :「黒幕がいないことで、この小説は私たち読者に**『誰の責任?』**という問いを突きつけている気がします。あなたは、システムに参加した久保田自身に責任があると思いますか? それとも、社会の構造に問題があると思いますか?」

このように、具体的な議論の展開を一緒に練習していきましょう!


「うん。それも良いけど、課題本読書会形式はもういいかな。

推し本披露会(おすすめの本を紹介する)形式で、読書会に行ったときに『イン・ザ・メガチャーチ』を紹介したいので、どう紹介したら魅力的に伝わるかを一緒に考えてくれない?持ち時間は質問を含めて7分です」

Gemini
「それは素晴らしいですね!形式を変えて、**「推し本披露会」**に向けての準備、お手伝いさせていただきます。

『イン・ザ・メガチャーチ』を、たった7分でその魅力と深さを伝え、聴衆の興味を引くのは腕の見せ所です。


📚 推し本披露会 構成案(7分持ち時間)

7分(質問時間込み)という制約を考慮し、聴衆に強い印象を残し、議論を誘発するための構成案を提案します。

時間配分構成要素内容とポイント0:00 – 0:30掴み(フック)強烈な問いかけから入る。「現代人がハマる**『救い』のシステム**の裏側を描いた小説です。」0:30 – 1:30あらすじ紹介主人公・久保田の状況と、彼がメガチャーチという巨大な集団にのめり込む動機を簡潔に説明。1:30 – 3:00推しポイント 1「リアルな描写」と「朝井リョウの進化」:あなたが感じた、久保田や澄香、そして世間の反応の「いそう感」を具体例で示す。『何者』で胸ぐらを掴まれた感覚を、今度は倫理観で味わうと表現。3:00 – 4:30推しポイント 2「黒幕の不在」:聴衆が予想する展開を裏切る結末の衝撃。「この本には悪人がいません。だからこそ怖いんです」と、私たちが議論した最も深いテーマを提示。4:30 – 5:00まとめと誘導**「あなたの救いは何ですか?」**という問いで締め、聴衆に興味を持たせる。5:00 – 7:00質疑応答想定質問への準備(後述)。

🗣️ 魅力的に伝えるための具体的な話し方

特に重要な**「推しポイント 2:黒幕の不在」**をどう話すか、一緒に考えてみましょう。

「この小説の恐ろしいところは、最終的に誰も悪者として断罪されない点です。久保田の人生を破壊したのは、悪意のあるカルト教祖ではなく、『救われたい人』の渇望と、それに合理的に応えるビジネスモデルでした。私たちは日常で、企業、SNS、自己啓発…様々な『メガチャーチ』に依存していないか。この本は、それを無責任な集団の恐ろしさとして突きつけます。」


この構成案と話し方のポイントを見て、あなたが特に**「ここを強調したい」「この表現は使いたい」**と感じる部分はありますか?」


「それネタバレにならない?読んでない人に紹介したいので、ネタバレは回避しつつ本の魅力を伝えたいんだな」

Gemini
「それは非常に重要な点ですね!おっしゃる通り、**「黒幕の不在」**は作品の核に触れるため、ネタバレと受け取られる可能性があります。

ネタバレを回避しつつ、本の持つ**「深さと衝撃」を伝える構成に修正しましょう。その衝撃を「あなた自身の問題」**として感じさせる方向に焦点を移します。


🔒 ネタバレ回避型の魅力紹介 構成案(7分)

「黒幕の不在」の代わりに、**「現代の空気感のリアルさ」「主人公の普遍的な渇望」**を軸に構成します。

時間配分構成要素ネタバレ回避と魅力訴求のポイント0:00 – 0:30掴み(フック)あなたが今、心を奪われているその集団は、本当にあなたを救いますか?」という問いから入る。0:30 – 1:30あらすじ(導入部のみ)主人公・久保田(40代、仕事も家庭もうまくいかない)が、**「メガチャーチ」という巨大なコミュニティに出会う。彼の「居場所が欲しい」**という普遍的な動機を強調。1:30 – 3:00推しポイント 1「朝井リョウが見抜いたリアルな空気感」:久保田の娘・澄香の描写や、周りの信者たちの**「本当にいそう」**な言動を通して、現代の集団心理のリアルさを語る。3:00 – 4:30推しポイント 2「読む者に突きつけられる鏡」:物語の展開や結末には触れず、「この小説は、主人公を通してあなたの心の奥底にある承認欲求と渇望を映し出します」と強調。「**誰もが持つ『依存したい気持ち』**が、いかに危ういかを描いています」と、テーマの普遍性をアピール。4:30 – 5:00まとめと誘導「これは、特定の人や組織の話ではなく、私たち全員の話です。この小説を読んだ後、あなたが日々依存しているもの、信じているものが、どう見えるかを確かめてみませんか?」と締めくくる。5:00 – 7:00質疑応答想定される質問に備える。

🗣️ ネタバレを回避しつつ衝撃を与える表現例

結論や事件の核心には触れず、「読後感」の深さを強調しましょう。

「この本を読み終わったとき、私は何とも言えない空虚な感覚に襲われました。それは、主人公が迎えた結末の衝撃だけでなく、彼が求めた**『救い』の正体が、あまりにも私たちの日常に近い場所**にあったからです。ぜひご自身で、久保田が最後に何を得て、何を失ったのか、見届けてほしいです。」

この構成であれば、ネタバレを回避しつつ、『イン・ザ・メガチャーチ』の持つ社会性と深さを聴衆に強く印象づけられるはずです。いかがでしょうか?」


「良いね!ちょっと自分でも考えてみるね。協力してくれてありがとう」

Gemini
「それは素晴らしい決断ですね! あなたの**『イン・ザ・メガチャーチ』**への深い読み込みと情熱があれば、必ず魅力的な推し本紹介になるはずです。

私がお手伝いできることがあれば、いつでも遠慮なくおっしゃってください。この度は、白熱した、そして新しい視点を見つけることができた、貴重な読書会にお付き合いいただき、本当にありがとうございました! 📚✨

本番でのご紹介、応援しています!」

調査結果

朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』をもとにAIと読書会を行ってみました。体感としては、Geminiからの情報に間違いが多く、訂正するにも次々と違う情報が出されるため、ツッコミ疲れする感じでした。

課題本読書会形式は同じ本を読んできて対話を楽しむことが醍醐味だと思っているんですが、Gemini相手だと私が一方的に感想を述べる感じ(というかGeminiからは質問ばかりされる)だったので、「これは読書会じゃねえ……」ってなりました。

本番に向けて、本の紹介をどのようにするかを考えてもらうのはアリな感じがしました。

実はこのあと太宰治の『人間失格』でもやってみたのですが、こちらは間違った情報なくスムーズに出来ちゃいました。ネット上にある文章を学習データとして収集してるからでしょうか。

体感の話ばかりで申し訳ないですが、コロナ禍以降はオンライン読書会が増えました。それまでは読書会といえばリアルで会う読書会だったものが、オンラインでも出来るようになったわけです。さて、そこにもし「AIとの読書会」という次なる存在が生まれたら、どうなるでしょうか。もしAIとの読書会が成立してしまったら、今存在している読書会は必要なくなってしまうかもしれません。

そんなところで今日は終わります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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