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『「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』を読みました。
こちらは4/27の大阪読書会で紹介された本です。
《大阪》2025年4月27日(日) 推し本披露会(読書会)レポート
読書会で紹介をされると興味がわいて読みたくなることがよくあります。というか、大体読みたくなります。読書会が終わったら家に帰ってネットオフや図書館、楽天ブックスなんかで検索してすぐにポチることもあれば、ひとまずお気に入り登録することもあります。読書ペースには限界があるので、読みたいと思っても一度に読める本は限られています。本は積まれるばかり。積読マウンテンです。マウンテンが爆マウンテンレベルになっているときには、すぐに読みたくても「ぐぬぬ……」と歯ぎしりをして我慢をするようにしています。軽々とポチってしまう右人差し指を左手でがっしりと掴んで「お気を確かに!」と思いとどまらせる日々です。
そんなワタクシですが、4/27の読書会で紹介を聞いているうちに「あ、これわたしの本だわ」となったのが、今回の『「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』でした。
内容を引用します。
「聞く力」「気配り」「謙虚」「冷静」「観察眼」
「戦略的思考」「質の追求」「慎重」「準備力」……
「静かな人」の数々の潜在能力とは?
本書は台湾出身、「超内向型」でありながら超外向型社会アメリカで成功を収めた著者が書いた「静かな人の潜在能力」を最大限に引き出すための戦略書だ。
ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、
イーロン・マスク、ウォーレン・バフェットなど、
ケタ外れの成功をしているビジネスパーソンの多くが内向型であるように、静かな人は、底知れぬポテンシャルを秘めている。
・静かな人は「表面より本質」を重視する
・「じっくり聞く」という特殊能力
・冷静に「小さなミス」を見つけだせる
・大人数より「一対一」で深い関係をつくれる
・観察者で、リーダーで、集中力がある
・静かな人が「もっとも周到」なことは多い
・静かな人の「バックハンド」の威力
・完璧な準備で「質の高い」仕事をする
・「謙虚さ」こそが成功をもたらす
騒がしい言葉で埋め尽くされている世の中で、静かな人がその能力をフルに開花させる秘密が詰まった本書、必読である。
読書会の場に置いては問題ないのですが、読書会を少し離れると途端にコミュ障っぷりを発揮します。
これとか
https://note.com/embed/notes/nad4b0343debc
これとか
https://note.com/embed/notes/ne3ee3ff8c1c8
プライベートな時間にもこんなことをやらかしてますし、読書会であってもフリートークタイムになると(自分で設定しておきながら)あ、どうしよ……となることがあります。彩ふ読書会を立ち上げる前に通っていた読書会でも、読書会の間はすらすらと言葉が出てくるのに、待ち時間とか雑談タイムでは沈黙の人でした。交流を深められる貴重な時間だとは分かってるんですが、苦手なんですよね。
仕事でもそうでして、「あの人がいるから今日は黙っとこ」とか、多人数になると途端に黙りこんでしまったりとか、よくあります。
何とかしようとは思うんですが、何とかしようと思ったときにやってしまうのが「いつもの自分」と比較してしまうことです。「めちゃくちゃ喋りたいけど、いつも静かなキャラなのにいきなり喋りだしたら変だと思われそうだなー」といった風に、自分自身のキャラの統一化を図ろうとしてしまうところがあります。ブレない人間、のーさん。結果、喋れない。喋れないことが「いつもの自分」となり、ますます静かな人だと思われる。まあ支障があるわけではないんですが、外向型人間のほうが得をしているようで、やっぱり悔しかったり羨ましかったりするんですよね。
紹介を聞き終わったあと、紹介者に「まさに自分のことだと思いました」と話していました。それから後日、本を貸してくださり、読むに至ったというわけでした。
前置きが長くなってきましたので、そろそろ本の話に移りましょう!
この本は私みたいな内向型人間への救済本です。
本では自分が外向型か内向型かチェックできる項目があり、チェックしてみました。
私の場合、内向型のチェックは9個、外向型は2個でした。内向型のチェックが外向型より3個以上多かったら内向型の傾向が強いらしいです。まあそだよねーーーって感じでした!
で、ここから第一章が始まるわけですが、逐一うんうんと頷いてしまうくらい、経験ありありなことばかりでした。
ページに沿って書いていきます。
・63ページ 電話より「ネット」を使いたい
これ、めっちゃ分かる……!ってなりました。電話をかけるのってめちゃくちゃ躊躇するんですよね。相手の状況を想像してしまうから。忙しいときに電話かけてしまったら申し訳ないなーと思ってしまいます。
ピザの注文するときとかも、つい「お忙しいときにすみません」とか言っちゃってましたしね。滑舌も悪いし声も小さいので、商品名も何度も言うことになったり。注文するだけでピザ一個分くらいはカロリー消費できてるんやないかってくらい汗かきます。今はネットで注文できるので楽ですね。
電話がかかってくるのも結構嫌いなほうでして、昔よく「何してるん〜?」と暇あらば電話をかけてくる友人がいたんですが、次第に電話に出なくなってしまいました。その友人が嫌いなわけではなかったですし会えば楽しいんですが、外向型の彼とは分かりあえないまま疎遠になってしまいました。いや、多分私が「電話は嫌いなんだ」と伝えれば理解してくれてたとは思いますが、そういうことは言わないのが普通だみたいな意識がどこかにありましたね。
・68ページ 「外向型になろう」は得策ではない
これも分かるーって思っちゃいました。無理して外向型になろうとした時期もありましたが、続かないし何より疲れる!!この本では内向型には内向型の能力が備わっていて、内向型ならではのやり方があるのだと書かれています。うんうん、分かるぅーって感じでした。
・78ページ 内向型がエネルギーをチャージするには、ひとりになる必要がある
これも分かるぅーって感じでした。エネルギーの消費量が多いのか、なんか疲れちゃうんですよね。チャージが必要です。子育てが始まってからはひとりになる時間がほぼなくなったので、必然的に自転車操業チャージ術を覚えた感があります。
・83ページ 内向型の顕著な特徴
ここはもうヘドバン並に頷きまくった私です。10個の特徴が書かれてるのですが、見事に全て当てはまりました。ただ、だからあなたは内向型なんですよということを言われているわけではありません。この本では内向型の人たちが自分自身をよく理解し、仕事で成功するために、自分ならではの方法を見つけるお手伝いをすることを目的として書かれています。
と、こんな感じで分かるーなところから始まり、パート2からは内向型ならではの人間関係の構築の仕方や入念に準備をする必要があること、闘いの場を慎重に選ぶことなどが書かれています。自分は内向型だなーと思っている方にとって、この本は「これからこういうことを試してみようかな?」と思える内容となっているので、おすすめです。また、パート4あたりからは、内向型の部下を持つ人にもおすすめな内容となってます。
ちなみにイベントへの戦略は、読書会にも当てはまることが書かれていてナイスな内容でした!
あと個人的に、仕事の会議の場ではあまり発言できないタイプ(考えている間に話題が変わってしまう)でして、条件反射的に切り返しが出来る外向型タイプの人を見てつい最近もへこんでいるところでしたので、このタイミングで読めて良かったなあと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!