「推し本」という言葉を考えたのは

試しに「推し本」というワードでGoogle検索やTwitter等のSNSで検索をしてみてください。

「推し本」という言葉、使っている人が多いですよね。

ですよね?

うず……うず……

うず……うず……

言いたい!

ええい、もう言っちゃおう!!

その言葉、考えたの私です!!

いやー、すっきりした。

最近言いたくて言いたくて仕方がなかったのです。あ、この前読書会後のフリートークでつい喋ってしまったけども。

無論、推しという言葉自体は昔から使われてます。Wiki先生によると、元々はアイドルグループの中で最も好感を持っている人物である推しメン(おしメン)を由来とする言葉である、と書かれてます。「推しメン」という言葉は、1980年代のアイドルブームの際に登場し、その後、2000年ごろにモーニング娘。のファンによって使われるようになり、AKB48の台頭によって広まったのだとか。私が何となく推しメンという言葉を知ったのもその頃です。推しは派生語も増え、元来の意味を超えて様々な対象に広がり、今では推し活なんて言葉もありますし、「推し〇」といえばニュアンスは伝わるはずです。

私が「推し本」という言葉を使い始めたのは、2018年2月。

この頃、少なくともネット上……というと広すぎて「いや、俺が考えたんだぜ」って人が出てきてもおかしくないので、「少なくとも読書会界隈では」ということにしておきましょうか(震え)

読書会界隈では「推し」と「本」を組み合わせた「推し本」という言葉は存在してなかったと思います。当時GoogleやTwitterでは検索してみましたが、出てこなかったはずです。

読書会には大きく二つの形式があります。一つはそれぞれがおすすめの本を持ち寄って紹介しあう形式の読書会。もう一つは事前に指定された本を読んできて皆で語り合う形式の読書会です。

おすすめの本を持ち寄って~の形式は「おすすめ本読書会」だとか「紹介型読書会」だとか「フリー読書会」なんて言葉で行っているところが当時はほとんどでした。「少なくとも」上位検索で出てくるところはそうだったかと。

実際、私も読書会を立ち上げた2017年11月には「オススメ本を紹介しあおう(の会)」という名称で読書会を開催してました。

ただ……名前めちゃくちゃ長くね?って思ってたんですよね。でも他に思いつかなかったし誰も使ってなかったので、何か短い言葉でパパパッと伝わりやすいものはないかと、自分で考える必要がありました。

で、考え続けた結果、生みだしたのが「推し本」だったのでした。

2018年2月のお知らせページでは既に使い始めています。「2018年」って入れてないところが何とも証拠としては弱いですけどね!!

で、あと当時は、「もし誰かが読書会を商標登録したら読書会って使えなくなるんじゃ?」とも思っていたので、推し本読書会という名称は避けたいところがありました。ので、紹介会にしようかとも思ったんですが、元来オタク気質でして、「推し本」だったら紹介っていうよりは「お披露目」だよなあ~なんて風に思いまして、それで「推し本披露会」という名前にしたのでした。

ちなみにChatGPTにも聞いてみたんですが、「推し本」という言葉を使ったのはアナタだよとは言ってくれませんでした。

まあ、誰が言い出したかなんてことはどーーーでも良いんですけどね!自分が生み出した(と思っている)言葉には愛着がわくものでして、うずうずして「私が考えました!」って言っちゃいましたが、何が言いたいかというと「推し本という言葉が広まってきて嬉しい!!」ということなんです!

試しにGoogle先生で検索した結果を載せておきましょう。Twitterでも結構推し本という言葉が使われているので、ここには載せませんが「ほんまか?」と思ってらっしゃる方はぜひ検索してみてください。

ありがとうございます!!

ありがとうございます!!

ありがとうございます!!

ありがとうございます!!

ありがとうございまこれ私のサイトでした!!

考えたの私ー!とか言っておきながら、「推し本」での彩ふ読書会の検索順位は結構下にありまして、3ページ目……つまり25、26番目くらいなんですよね。なぜだ!!

それにしても『推し、燃ゆ』が芥川賞受賞した2020年度辺りから、「推し」という言葉は結構一般層への認知度が上がってきたようにも思います。あくまでも体感ですが。

「推し本」という言葉、良かったらぜひ使ってください。私に何の得があるわけでもありませんが、ただただ嬉しくてニヤニヤしてます。

現場からは以上です!!