武田鉄矢さんのレビューで読みたくなった宮沢賢治の“よだかの星”

 

集英社文庫出版の「銀河鉄道の夜」を購入しました。

 

銀河鉄道の夜だけとりあえず読んで解説を読み始めたのですが、そこで武田鉄矢さんのお名前を発見!

 

(※5月の課題本読書会に参加される方、参加をご検討されている方へ。銀河鉄道の夜だけ読了していれば問題ありませんので、ご安心ください。無理して情報収集する必要はありません。個人的に興味が沸いて情報収集しているだけですので!)

 

武田鉄矢さんといえば金八先生のイメージが強いと思うのですが、他の作品にも沢山出演されてますね。割と好きな俳優さんで、最近ではリバースやストロベリーナイトの時の役が好きでした(^^)意識した事なかったけど、バラエティに出てる時の武田鉄矢さんも好きです。

 

そんな武田鉄矢さんが、「鑑賞―ひかりをさがして」という題で宮沢賢治について語っています。

 

集英社文庫だけに収録されてるのかな?そこは分からないので、他の出版者から出ている本をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非教えて頂きたい所です(^^)

 

「賢治が好きだなあ。なんか、いい人だなぁ。宮沢という人は・・・」

 

という語り口で始まり、武田鉄矢さんが宮沢賢治作品の中で初めて読んだ「よだかの星」について書かれています。“読む”のではなく、語りかけてくる物語がシンシンと心につもったのだとか。

 

簡単にあらすじを書きますと、よだか、という鳥のお話です。みにくい鳥で「鳥の仲間のつらよごし」だとか「かえるの親類」と周囲からののしられています。鷹からもさんざん名前を変えろ変えろと言われていました。

 

ある日、鷹がとうとう家までやってきて、よだかは脅されます。

 

――お前はいわば、おれ(鷹)と夜、両方から名前を借りてるんだ。早く返せ。市蔵に名前を変えろ。そして、改名披露でみんなの所をおじぎして回れ。さもなくばつかみ殺すぞ。

 

なんて事を、鷹は言ってきます。

 

鷹さん、それはあんまりです。

 

と、よだかが言ってるんですが、読んでる俺もそんな気持ちになりました(^_^;)

 

あ、あんまりだよ鷹さん・・・・・・!!

 

しかも市蔵だなんて・・・・・・!!

 

鷹さんマジ怖ぇっす。

 

よだかは鷹にやり返すようなこともなく、こう考えます。

 

「いったい僕は、なぜこうみんなにいやがられるのだろう」と。

 

この言葉に対しての武田鉄矢さんの考察が面白くって!親子で星を眺めに言った時の話も素敵で!よだかの星を読もうと決めた瞬間でした!

 

よだかの星自体は11ページくらいの短いお話なんですが、武田鉄矢さんの文章も10ページ近くあります。よだかの星に加えて銀河鉄道の夜についても書かれていて、二つの物語の違いなんかも書かれています。非常に面白い。これはもう百聞は一見にしかずってやつですよ。是非読んで頂きたい!

 

・・・・・・あ、お話変わりまして(トーンダウン)

 

なんか、上手く表現出来ないんですが、すごいなあって思いました。文章とか言葉の力って。

 

巻末には1990年12月20日第1刷って書かれてます。この時から「鑑賞―ひかりをさがして」も収録されてたのかどうかはちょっと分からないんですが、少なくとも武田鉄矢さんが何十年か前には書かれた文章ですよね。

 

何十年と経った今になって、ワタクシはその文章に出会い、心を突き動かされたわけです。ダイレクトに響いてきたわけであります。そう考えたら宮沢賢治さんも1933年にはお亡くなりになっているのに、作品は今の時代も多くの方々に愛され読み継がれてきている。

 

なんか、すごいなあって。

 

すんごいなー!って思いました。

 

結果を求めて何か行動を起こした時って、結果が伴わないとどうしてもモチベーションが下がって「やーめたっ!」ってすぐ諦めてしまいがちだと思うんですけども、もしかすると単に周りとのタイミングが合わなかっただけなのかもしれません。共感してくれる方にまだ気づいてもらえていないだけなのかも?

 

何かしら行動を起こすという事、起こし続けるという事には、それ自体に意味があるのではないかなーと。周囲の評価とかはともかく、少なくとも自分自身の内面は大きく変わっていくような気がします。と、ブログを続けている身として感じたことでした。結果が伴うのは自分が死んだ後かもしれませんけどね!あ、「ぼくは死にましぇーん!!」

 

最後にこの言葉を贈ります←

 

 

 

 

ではでは!!

 

 

 

 

あ、そういえば!(終わらない)

 

5月の読書会から、お部屋のレンタル時間を延長しました!

 

14:40に終了してからバタバタッと片付けして終了となってしまっていたものですから、少しフリートーク出来るような時間を設けれたらなと思い、延長しております。14:40に一旦終了は変わっておりませんので、次のご予定がある方は14:40に帰られても問題ありません。残って少しお喋りしたい方はお喋りしましょう(^_^)

 

読書会を開催後は毎回反省点をあげたり改善出来る所は改善を加えてきたのですが、4月からサポーターとして活動して頂いている方々のおかげで、今回色んなご意見を頂けました!一人では気づかなかった点や気づいていたけど手が回ってなかった部分に色々と改善を加えていけそうです。サポートして頂いているおかげで飛躍的に物事を進める事が出来ております。感謝!

 

 

そんな彩ふ読書会は、まるでサグラダ・ファミリアのようだ(工事終わらないやつ)

 

 

あ、永遠の未完。

 

 

これすなわち完成なりいいいいいいいい!(今日調子良いな!)

 

 

より良い居場所作りを目指しておりますので、今後ともお付き合い頂ければ幸いです。

 

 

どうぞ、よろしくお願い致します♪