“聲の形” 実は一番最初に書いていた推し本紹介記事

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最近気づいたんですが、自分の中には「本を読みたい期間」と「本を紹介したい期間(記事を書きたい期間)」があるようです。同時進行は難しいようで、ここ最近は本を読みたい期間真っ盛りでした。

 

で、気がつけば・・・・・・記事のストックがなくなっちゃってたよ!!

 

今までどんなに忙しくても2、3日おきに更新出来ていたのは――隠しても仕方ありますまい――そう、常にストックがあったからなのでございます。ストックがなくなってしまったため、1週間近く更新がストップしてしまっておりました。

 

俺・・・・・・ゴールデンウィークには沢山文章書いてストック作っておくんだ・・・・・・。

 

と、死亡フラグ立てておいた所で、久しぶりの推し本紹介参りましょー!!

 

聲の形
大今良時
講談社コミックス

 

とりあえず読んでくれ!話はそこからだ!以上!・・・・・・くらいで終わらせてしまっては誰も読んではくれないだろうと思いまして、色々文章を考えるんだけども納得いかず、作っては消してーってことを繰り返しておりました。実は一番最初に書いていた推し本なんですが、ずっと下書き保存のままにしてました。

 

凄く素敵な作品です。7巻で完結している漫画なんですが、何度も読み返しております。だからこそどう紹介したもんかなーと悩みに悩み・・・・・・あ、こりゃ一人じゃ完結させられないんだな!と気づいて今回ようやく公開した次第であります。これが本当に本当の最後のストック記事。

 

ワタクシ、マヨネーズもケチャップも最後の最後まで絞り出すタイプでございますゆえ、また書き溜めていく前に一旦全部使い切っちゃえ気分も多分に含まれております!( ー`дー´)

 

障害のある方々と関わるようになってから9年経ちました。今年度で何と10年目!10年戦士!まさかここまで続くとは自分でもビックリ。仕事としてではありますけれども、それだけではないなーと感じる日々を送らせて頂いております。

 

3月に開催した飲み会の時にも少しお話したんですが、今の仕事に就く前と後では自分の性格は大分変わりました。こんなまろやかパーマ男じゃあなかったよ!もっとね、切れたナイフな感じでしたよ。あ、それは言い過ぎました。

 

まあ見た目はともかく、内面が非常に大きく変わった気がしてます。目先のことだけしか考えられなかった自分が、生きることや死ぬことを考えるようになったり、もっと長い目で先々のことを考えるようになったり、自分自身のことだけではなく他の方々にまで視野を広げられるようになってきたのは、多分この仕事に就いて様々な人と関わり、様々な経験をすることが出来たからだと思います。大きなキッカケもありましたが、それだけではなく日々積み重ねてきたものによって、って感じです。

 

「聲の形」は非常に色んなことを考えさせてくれるものでした。障害のある方、障害のある方と関わっている周囲の方々、全く関わる機会のない方、色んな人に読んで頂きたい。そして、大いに語り合いたい気分。

 

聴覚障害のある西宮硝子と、小学生時代に彼女をいじめていた将也が主な登場人物です。小学生時代、硝子が転校してきた事により、それまで何となく上手く回っていたクラスの歯車が狂い始めます。クラスメイトたちのストレスが溜まっていき、いじめに発展。どんどんエスカレートしていきます。1巻では小学生時代が描かれ、2巻からは高校生時代のお話になります。

 

西宮硝子に対して、いわゆる福祉的な関わり方をする同級生もいれば、真っ正面から衝突する同級生もいます。「彼女は障害があるから(仕方がない)」といった見方をして距離を置いている同級生もいます。ピッタリ当てはまる人物はいないかもしれないけど、硝子や将也が色んな人と絡み合っていくので、その時々の感情だったり言動には、共感出来たり、全く共感出来なかったり、納得いったり、仕方ないじゃないかと半ば諦めてしまう部分があったりと、読む人の背景によって様々な感じ方が出来ると思います。まさに読書会の課題本向きな本。

 

 

少し違う本の話になりますが、リンダ・グラットンのLIFE SHIFTの中にこんな文章が書かれています。

 

年齢的に均質な人的ネットワークの中でメンバー同士がつき合えば、その集団のアイデンティティが強化される。そして、生き方についてみんなが同じ考え方をし、同世代の人間を紹介し合う傾向が強まる。問題は、年齢による分断が高齢者差別につながることだ。異なる年齢層の人と交わらなければ、「我々対彼ら」という発想にはまり込み、固定観念と偏見をいだきがちなのである。

 

打破する手立ての一つとしては、色んな人達が交わることが必要だといった事が書かれています。

 

年齢による分断が、違う年代に対しての固定観念や偏見、差別を抱いてしまうのと同じように、「健常者」と「障がい者」といった分断が、固定観念や偏見、差別を抱かせてしまいがちで、関わることがないから分からない、分からないから敬遠してしまうという状況。「障害」について意見を交わす機会って、普段なかなかないと思います。当事者や周囲の方々じゃなければ、やはり何となく敬遠しがちな話題ではないでしょうか。

 

10年近く福祉に携わっていて感じることなんですが、職場にいる方々もどことなく似たような考え方をする人が自然と集まっています。同じような考え方をするため、それこそ自分たちと違う考え方を排除しかねない。我々対彼らという構図になりかねない空間だなあと感じます。だんだんと偏りが出てきている気がして、「こりゃあまずいぞ」って感じたのも読書会を立ち上げた個人的理由の一つです。

 

全く関わる機会のない方々がどう感じるのか、感じていないのか。普段関わっている人たちばかりではなく、他の方々の意見にも耳を傾けるようにしなければならないのではないかなあと常々思います。互いのことを知らないから固定観念や偏見なんかが生まれるのであれば、知る機会をもっともっと作っていく必要があるんじゃなかろうか。自分のような働く立場で関わっているような者もですが、当事者自身にも声が届くような環境って、必要なんじゃないかなあ。あんまり気にしすぎてもいけないけど、一般的にどう思われているのかを知ることが、変えていくための一歩なんではないかなーとか。まあずーっとそんな事ばっかり考えているわけではないんですが、たまーにふと思います。

 

聲の形はいずれ課題本にしたい作品です。あくまでも気軽に話せるような感じでですけどね!7巻あるけども!!

 

さて、いよいよ今週末に読書会!!今回もどんなお話になるのか楽しみです♪

 

ではでは!!