みんな邪魔


みんな邪魔
真梨幸子
幻冬舎文庫

 

読書会で紹介して頂いた本。

 

名作少女マンガのファンクラブのコアメンバーの女性同士の確執を描いた作品。ドロドロした嫉妬や争いがすごいようで、読んでいて気分が悪くなるとのこと!逆にそこに興味を惹かれて読んでみました(笑)本の裏のあらすじを読んでみると「殺人鬼より怖い平凡な女たちの暴走ミステリ」と書かれていて、更に興味が沸きました♪

 

この作品ではエミリー、シルビア、ミレーユ、ジゼル、マルグリット、ガブリエルという六人の女性が登場します。六人は少女マンガ『青い瞳のジャンヌ』をこよなく愛する人たちで、ファンクラブの幹事を務める「青い六人会」のメンバーです。

 

本名は知らないながらも、同じ漫画が好きということで集まったメンバーたち。しかし、あるメンバーの失踪を機に正体が徐々に露になっていきます。

 

目次の名前になった人のエピソードが描かれるのですが、シルビアの嘘やミレーユの金遣いの荒さ、ジゼルの夢の中の恐怖、などなど、犯人は誰なのか?という事よりも、個人個人の思考や感情の描写が面白かったです。

 

ミステリーなのであまり具体的なことは書けませんが、面白いのでオススメです♪