2018年7月15日、日曜日。
名古屋で読書会を開催しました。
場所は伏見駅より徒歩5分の所にあるRSビル1階会議室。
今回は主催含め7名(女性2名、男性5名)で読書会を開きました。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
さて、このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会」と「彩ふ読書会の目的」についてご説明させて頂きます。
≪読書会とはなんぞや?≫
読書会とは、集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベント、またはイベントを開催するグループである。
目的や参加者数、文化背景などに基づいて様々な様式・分類がある。
「読書会の進め方」による分類
・輪読会式: 特定のテキストを一区切りずつ読んでいく方式
・研究会式: 特定のテキストを事前に読んだ上で指導者を中心に報告や講義を行う方式
・発表会式: 参加者が各自自由なテキストとテーマで発表を行う方式
「何を読むか」による分類
・テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会
・テーマ読書会: 同一のテーマであればテキストは同一である必要はない読書会
・自由読書会: テキストもテーマも制約がない読書会
(wikipediaより引用)
彩ふ読書会の場合は「読書に関するコミュニケーションを行うためのイベントを開催するグループ」にあたります。様式・分類については今後別のものも行っていきますが、今回の会は「発表会式・自由読書会」です。持参した本を各自紹介していく形式で行いました。
読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。
自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。
≪彩ふ読書会の目的≫
簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。
家庭でもない。
職場でもない。
貴方にとっての、第三の場所。
居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。
教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。
集まって顔と顔を合わせれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。まだまだ理想を語るだけになってしまう段階ではありますが、貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。
「彩ふ」は「いろう」と読みます。
色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。
≪読書会レポート≫
では、読書会のレポートへと戻ります。
当日お越し頂きましたら、まずは受付を済ませて頂きます。
開始時刻になったら読書会開始です。
まずは司会のワタクシのーさん(ののの)がご挨拶させて頂きます。その後、皆さんにも自己紹介をして頂きます。お名前、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。
自己紹介が終わりましたら、それぞれ持ってきた本について紹介を行っていきます。ご紹介頂いた本は随時テーブルの中心に並べて頂きます。12:00頃になりましたら終了です。
当日の流れは以上になります。
≪紹介本≫
今回紹介された本はコチラです。
★有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。
★翼をください
★探偵AIのリアル・ディープラーニング
★津田梅子
★たのしいムーミン一家
★木のいのち木のこころ〈天〉
★ジム・ローンの億万長者製造法
それでは詳しく見ていきましょう♪
★有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。/ドリヤス工場
ワタクシのーさんが紹介した本です。こちらについてはまた後日記事にします(^^)
★翼をください/原田マハ
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
三部に分かれていて、第一部ではアメリカの女性飛行士アメリア・イアハートの事が描かれ、第二部では世界初の世界一周を成し遂げた「ニッポン号」の事が描かれ、第三部ではその話を聞いた女性の話が描かれているとの事でした。
読むと泣いてしまう!というお言葉が印象的でした♪
こちらについては参加された方ご自身が書評メディア「わたしの本棚」でレビューされてますので、詳しくはこちらで♪良かったら遊びに行ってみてください(^_^)
https://mybookshelf.site/moonsita/2018/07/2208/(別サイトに飛びます)
★探偵AIのリアル・ディープラーニング/早坂吝
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
Twitterや読者メーターなどで気になる作品を見つけて読まれているそうで、この作品もSNSで発見したそうです。本屋でも今推されているとのことでした!
あらすじ⇒人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して―。高校生の息子・輔は、探偵のAI・相以とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは!?大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。(「BOOK」データベースより)
紹介後、AIのお話に発展したのが面白かったです。AI関連の本って難しそうなものばかりで手がつけられてなかったのですが、ちょっとずつでも理解が深められたらなと感じました♪
★津田梅子/大庭みな子
初参加の女性からご紹介頂いた本です。
日本最初の女子留学生としてアメリカに11年滞在し、生涯独身を通しつつ教育に身をささげ、津田塾大学を創設した津田梅子さん。この方の手紙が屋根裏部屋に残っていたとのことで、それをもとに書かれた著書。
参加者の方はたまに本をなくしてしまうことがあったり、同じ本を何回か買ってしまうことがあるとのことでした。でも、複数同じ本があるのを見て「あ、自分はこの本が好きだったんだなと再確認できる」とも仰られていました♪この本も二冊あるとのこと!
★たのしいムーミン一家/ヤンソン
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
ムーミンって何となく知っているけど、そういえば物語を読んだことがないなーと興味津々でした!子供の頃は絵などに興味向いてたけど、大人になったらえげつなくてどんよりした話だと感じたとのこと!
この「たのしいムーミン一家」は散発的な日常が描かれているようで、もし最初に読むなら「小さなトロールと大きな洪水」がオススメとのことでした。本当はこちらを持って来ようとしたけど、なくしてしまったと!長らく絶版だったそうですが、書かれた時期でいえばムーミン童話シリーズの幻の第1作目。
本当は怖い童話のお話などにも発展し、盛り上がりました!
★木のいのち木のこころ〈天〉/西岡常一
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
法隆寺専属の宮大工、西岡常一さんの言い伝えや生き方の書かれた著書。大学の推薦図書で読まれた時は「ふんふん」という感じだったそうですが、社会人になって読んだら「とんでもない生き方してるな」と感じられたそう。というのも、西岡さんはたまたま法隆寺の修理に関わることが出来たけど、宮大工は基本仕事がない。普段は畑を耕したりされていたそうです。
宮大工といえば漫画「ハチミツとクローバー」で竹本が自分探しの旅に出た時に出てきたような・・・・・・?くらいの知識しかなかったのですが、時代によって使われる木が違うことだったり、他の参加者の方から「樹木たちの知られざる生活」が面白い!と関連した本をオススメして頂いたり、諏訪大社の御柱祭の話になったり色々と教えて頂き、非常に興味深い内容でした!
★ジム・ローンの億万長者製造法/ジム・ローン
初参加の男性からご紹介頂いた本です。
アメリカのスター級の成功哲学家たちが軒並みその影響を受けたというジム・ローンの著書。
人間としてどう生きたいかが書かれているので、読むといつも立ち返る事が出来る。自分に戻れる。自分を気づかせてくれると仰られていました!目標設定について書かれているので、旅行の時などにも手帳とセットで持参されるそう。タイトルは嫌いだったけど、読んでみたら面白かったそうです。
中古で購入した時点で一部のページが破れていた・・・・・・!ということで、これはもしや何か事件があるのでは・・・・・・!?と妄想会議が始まりました(笑)
破れたページを追っていたら実は○○があって~という風なミステリーで一冊書けそうですね!このお話も非常に面白かったです♪
ご紹介頂き、ありがとうございました!
≪個人的感想≫
名古屋での読書会は今回が初めてでした!
当然ながら参加者の方々と私は初対面。読書会自体が初参加という方もほとんどでした。
「きっと皆さん緊張されるに違いない。よし、ここは一つとびっきりの笑いを!」と自分にハードルを課してしまったがために、空前絶後の緊張感を身に纏って名古屋の地へとやってきたのですが・・・・・・!!
開催する少し前にサポーターさんから「楽しんできてくださいね」とメッセージを頂き、ふっと緊張感を緩める事が出来ました♪
2017年11月に大阪で初開催した時や、今年2月に東京で初開催した時の事を思い出しました。あの時も緊張していたなーと。緊張って何となく伝わっていきますからね。自分がまず楽しもう!という気持ちになったら、ふっと楽になりました(^^)
いよいよ読書会受付時間になり、参加者の方がちらほらと・・・・・・あ、そっちじゃないです!こっちです!
ビル1階の会議室とお伝えしてしまっていたので、皆さんビルの方へ足が向かっておられました。しかし、実は入口はビルの外にあったのです!(といいつつ、私も最初はビルに入りました笑)
そんなハプニング的展開から始まったのですが、むしろ始まる前からそんなやりとりが出来たおかげで、緊張感はどこかへ飛んで行ったように思います♪皆さん本当に初対面?というくらい、読書会が始まる前から穏やか和やか和気藹々とお話をされてました♪
本をなくしてしまった!ページが破れてる!図書館といえば~といった本にまつわるお話にも発展し、非常に有意義な時間だったように思います。ありがとうございました!
名古屋での次回開催は9月となりますが、またお会い出来たら嬉しいなーと思っております。また今回日程が合わず参加出来なかった方とも、お会い出来たら嬉しいです♪
たまに「若い方が多くて驚いた」と年齢層を気にされる方もいらっしゃいますけども、当読書会では年齢制限は設けておりませんので全く気にする必要はありません。むしろ年代性別問わず集まることで色んな価値観や考え方があることを知る良い機会となりますし、有意義な時間になると考えてます。
どうぞ宜しくお願い致します!
≪他開催レポート≫
すーちゃん7/15AM開催レポート(別サイトに飛びます)
他にも書いて下さった方はご連絡頂けると嬉しいです。こちらに随時掲載させて頂きます。
Twitterでのツイートもありがとうございます!彩ふ読書会(@lapinrire )とどこかに載せて頂けるとこちらにも通知が来ますので、どうぞ宜しくお願い致します。
≪7/15午後の部・開催レポート≫
午後の部の開催レポートはこちらです。
≪次回開催予定≫
ご予約・お問い合わせは開催日程(https://iro-doku.com/archives/category/schedule)よりお願い致します。
★7月29日AM・東京(午前の部)
開催日:2018年7月29日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:10名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
持ち物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参加費:1,500円(当日現金払い)
場 所:KOMOREBI
住 所:東京都渋谷区桜ヶ丘町29-35 ヴィラ桜が丘401号(渋谷駅から徒歩5分)
※満席のため募集終了してます。
★7月29日PM・東京(午後の部)
開 催 日:2018年7月29日(日)
受 付:13:30~13:50
時 間:13:50~15:10
定 員:10名
形 式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:モモ/ミヒャエル・エンデ
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:KOMOREBI
住 所:東京都渋谷区桜ヶ丘町29-35 ヴィラ桜が丘401号(渋谷駅から徒歩5分)
※満席のため募集終了してます。
★8月5日AM・大阪(午前の部)
開催日:2018年8月5日(日)
受 付:10:20~10:40
時 間:10:40~12:00
定 員:18名
形 式:推し本披露会(オススメ本を持ち寄って紹介)
持ち物:紹介したい本一冊以上、飲み物
参加費:1,500円(当日現金払い)
場 所:オックスフォードクラブ(JR大阪駅から徒歩8分)
★8月5日PM・大阪(午後の部)
開 催 日:2018年8月5日(日)
受 付:13:30~13:50
時 間:13:50~15:10
定 員:18名
形 式:課題本
参加条件:課題本の読了
課 題 本:しゃべれどもしゃべれども/佐藤多佳子
持 ち 物:課題本、飲み物
参 加 費:1,500円(当日現金払い)
場 所:オックスフォードクラブ(JR大阪駅から徒歩8分)
※お飲み物は各自持参でお願いします。
※予約フォームを送信後に自動返信メールが届きます。その後、2~3日以内に予約完了メールを送らせて頂いております。数日経っても返信がない場合はブログにコメントやTwitter等の方法で連絡をお願い致します。お手数おかけします。(自動返信メールは来ない場合もあります)
★午前・午後どちらもお申し込み頂いた方へ
お昼も部屋は使用出来ます。午前の部が終わった後にランチしながら交流しましょう。弁当をご用意下さい。コンビニ弁当やパン等でも問題ありません。(アルコールは不可となっております)
強制ではありませんので、外食しに行って頂いても構いません。午後の部の受付時間内にはお戻り下さい。よろしくお願い致します。