がまくんとかえるくんの友情物語 “ふたりはともだち”と“ふたりはいっしょ”


ふたりはともだち
アーノルド・ローベル(著)
三木 卓(翻訳)
文化出版局

 

読書会で紹介して頂いた本。

 

仲良しのがまくんとかえるくん、二人のお話です。

 

「はるがきた」「おはなし」「なくしたボタン」「すいえい」「おてがみ」の5つのお話が収録されています。

 

「はるがきた」は、かえるくんががまくんを起こしに行くお話。しかし、がまくんはベッドから出てこようとしません。もう4月なのに起きようとしないで、「5月になったら起こして」なんて言われてしまいます。そこで、かえるくんはカレンダーをめくり始め・・・・・・というお話です。

 

「おはなし」は、病気になったかえるくんに「お話をして」と頼まれたがまくんがとても可愛らしかったです。何とかお話を考えるけども思いつかなくて逆立ちしたり頭を壁にぶつけたりします。結末がお見事!

 

「なくしたボタン」は、がまくんの上着のボタンがなくなってしまい、探しに行くお話です。

 

「すいえい」は、水着姿を見られたくないがまくんのお話です。見られたくないと言われると余計に見たくなるもの。自然と周囲には皆が集まってきて、がまくんピンチ!

 

「おてがみ」は、お手紙をもらったことのなくて落ち込んでいるがまくんのお話。かえるくんはがまくんにお手紙を書きますが、配達をかたつむりくんに頼んでしまい・・・・・・というお話。このおてがみは小学生の教科書にも載ってるようです。小学生時代に読んだ記憶があるようなないような・・・・・・という感じではありましたが、どこか懐かしいような親しみやすい絵でして、非常に癒やされました。

 

 


ふたりはともだち
アーノルド・ローベル(著)
三木 卓(翻訳)
文化出版局

 

こちらも読みました♪

 

「よていひょう」「はやくめをだせ」「クッキー」「こわくないやい」「がまくんのゆめ」の5つのお話が収録されています。

 

5つとも素敵なお話で、中でも好きなのは「よていひょう」でした(^^)

 

一日のよていひょうを書いたがまくんは、そのよていひょう通りに動こうとします。かえるくんのいえに行ったがまくんは、「ぼくのよていひょうではね、ぼくたちが おさんぽ するように なっているよ」と言います。「いいとも」と言ってくれる、かえるくん。このやりとりが素敵でした♪その後、よていひょうが風に飛ばされてしまい、慌てるがまくん。そして・・・・・・というお話です。

 

ふたりはともだち、ふたりはいっしょ、どちらもほっこり癒やされる素敵な本でした~(^_^)

 

最近絵本を読んだり動画を観たりしているのですが、絵本ってやっぱり良いですね(^^)大切なことを教えてくれます。

 

あ、そういえば最後に一つだけ気になることがありました!

 

がまくんとかえるくんって、どんなことがキッカケで出会って、仲良くなったんだろう?ってことです。自分で想像してみるのも面白いなーと思いながらではありましたが、もし二人の出会うお話もあれば読んでみたいなーと思いました♪