記録用『ひとりがたり⑧』

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さて今日も手を出してしまいました。ひとりがたり。どうぞよろしくお願いいたします。

いやもうなんだ、もう⑧になったのかって感じではあるが、ちゃんと書こうとすると数日かかるし構想も練ったりしなければならないので頭を使うし、この「ひとりがたり」シリーズは気楽に始めて気楽に終えれて頭もスッキリするし日記というより雑記というよりとりあえず文字をカタカタコトコトと打ってるって感じではありますが、だいたいこういう気分のときは疲れているところを奮い立たせようとしているときなのでまあどうぞお付き合いくださいませ。しかしながら今日は愚痴メイン。

さて、私のパターンとしては、暇なのは良くない。色々と暗ーいことを考え出してしまうから、そのような思考を振り払うためにも常に何かを行い、常に忙しくしておく必要がある。とはいえ、他者に振り回される系の忙しさはただただストレスがたまるばかりである。他者に振り回される系の筆頭といえば、そう、仕事である。仕事自体が嫌いなわけではないのだが、この一ヶ月半、ひじょーに効率の悪い会議に出席させられている。本題に入る前にめちゃくちゃ時間がかかるのだ。その本題前の話に何か意味があるのかといえば、ない。無駄すぎる。しばらく様子を見ていたが、もうさすがに指摘する必要があろう。多分相手は落ち込むだろうけれど、他人の時間を奪っているということを自覚してもらう必要がある。有意義な会議であればとことん付き合うのだが、ただの愚痴や不満を述べて何も改善策も方向性も決まらない無駄な会議がこの先少なくとも一年続く状態になっている現状はさすがに付き合いきれない。

楽しい忙しさは大歓迎であって、これは私の場合は読書会の忙しさにあたる。大阪、東京で読書会のスペシャル版を企画し、その上で新たな策を練っているところなのだが、こちらに関してはとことん時間を費やしても問題ない。……と、おや、もしかすると、職場に人間たちにとっては、私にとっての読書会が仕事にあたるということなのかしら。そんなことを考えたりもする。とにかく暇なのは良くないが忙しすぎるのも良くない。心を亡くす、と書いて忙しいだったっけかな。こんな時には『モモ』だ。『モモ』を読むと良い。だが、こうした現状をふまえると、「忙しい」にもやはり種類があるのだろうか。まあ良いや。

さて、本日は文学フリマ東京38の日だった。私は関西在住なので行けていないが、前日には東京にいた。やはり話題にはなっていて(というか私から話題にしたような気もするが)やっぱり参加したかったなーという気持ちになった。とはいえ一般参加というよりは、私は出店側で参加したい。出店に向けて、またあの熱量を持って本を作りたいという気持ちがある。ただ、今の状態でやってもほとんど同じ結果になるので、出店参加については着々と以前書いたように一手一手進めていきたいなと思う。

現在23時20分。一応残り10分で終わらせよう。

いかん、本当に愚痴メインというか愚痴だけになってしまっている。まあそれだけ不満が募っているということを見つめなおせただけでも収穫ではあるが、そうそう、そんな中で迎えた昨日の読書会。読書会では自己紹介の際に「最近ハマっていること」を喋ってもらっているのだが、いざ自分の番が回ってきたときにふと気づいた。「最近ハマっていること」がなかったのである。それまでの私は何かしら読書以外のことにもハマっていることがあって、例えば「ネットフリックスで100話以上のアニメをだらだらと観る」だとか「公園めぐり」だとか「switch」だとか「ブラッシュアップライフ等のドラマ一気見」だとか「本搾り冬柑」だとか「動画作り」だとか「鍋」だとか「プール」だとか「あいの里」だとか「無煙ロースターとセカンド冷凍庫を買って毎日焼肉ダイエット」だとかだとか。そんな風に二週間あるいは一ヶ月の自分自身がハマっていることをその場で喋っていた。それが、何もなかったのである。どうしても出てこなくて「最近は仕事が忙しくって……」とつい言ってしまったくらいである。とにかく仕事とそれ以外のバランスが悪い状態だと改めて自覚した次第。

そんな状態ではあったのだが、新幹線の中では異様に読書が進んだ。いつもなら寝てしまうのだが、まるまる2時間半、『幼年期の終わり』と『お探し物は図書室まで』と『春期限定いちごタルト事件』を併読していた。たまに窓の外の景色を眺め、また本を読む。寝てしまうところを読書してしまっていたので、読書会が始まるまでに若干の疲労感はあったのだが、それは心地よい疲労感だった。

そして迎えた第一部、推し本披露会。これがめちゃくちゃ面白かった。私のグループでは新書、ミステリー、ノベライズ、純文学、SFと紹介されたジャンルは全てバラバラでどれも興味深い本だった。特に『春期限定いちごタルト事件』を読んでいたので米澤穂信さんの作品が紹介された時には「おっ」と思ったし、久しぶりに参加(というか読書会が久しぶりだったので皆さんお久しぶりではあるのだが)してくださった方は、以前読書会に参加された時に他の方が紹介された本を読んでいて、そのタイトルがあがるたびに私もその時の読書会の様子を思い出したりもしていた。読書あるあるの話も盛り上がった。

23時32分。時間オーバーしているがもう少し続けよう。

さて、第二部の課題本読書会もめちゃくちゃ面白かった。もう何年も続けているものの、どれだけの方が参加してくれるのかは毎回読めない。今回は第1部も第2部も初参加の方が多かったのだが、『幼年期の終わり』をはじめSF作品をたくさん読まれている方もいれば、今回読んだことを機に自分自身とSFの相性が良さそうだと感じて他にもSFを読みたくなった方、普段SFを読まないけれど課題本になったことをきっかけに読んで参加してくださった方など、様々な姿勢で参加してくれていた。熱量がすごかった。以前の私は「レポートにまとめないといけない」という脅迫めいた意識があり、メモを取ることに必死になっていたが、最近の私は一応メモは取りつつも、その場の流れを楽しもうという姿勢で読書会に挑んでいる。リズムというか、ライブ感というか、その流れに身を任せてなるべく自然体でいるほうが楽しいし、おそらくだが主催が鬼の形相でメモをひたすら取るよりかは幾分か皆さんも自然体で喋りやすいのではないだろうか。実際、私は今回ほとんど喋っていなかった、気がする。というか、最近大阪でもだがうんうんと聞いているだけで時間が経ってしまっている。だが、これが心地よいのだ。もちろん、沈黙が続くようなら話題の提供の準備はしているし、同じ話題が続くようならあえて違う話題にすることもあるが、あまり私自身が気負わずに、読書会の場を楽しんでいる。

読書会が終わってからはごはんスイーツ会を行うのが東京では定番の流れだ。今回はサポーターの方がほとんどでいつものメンバーという感じではあるのだが、まずこの「いつものメンバー」というところが何より嬉しいことで、「飯いこうぜ!」「シーン……」となってしまう心配がないからこそ行けているところがあるし、初参加の方もわりといつもは参加してくれているのだが、ある程度集まることが分かっているから「ほな参加しましょか」となるわけだ。ほなとは言いませんなほなとは。そういえば読書会中にごはんスイーツ会するよと言えてなかった。と今思い出した。あああ!!

帰りの新幹線でも読書が捗った。のと、あわせてネットオフでいくつか本を選ぶ時間も楽しかった。

帰宅してからは酒を飲みつつ、映画『オデッセイ』を観た。なぜかというと推し本披露会のときにそういう話題になったからだ。プルートと迷ったが、そちらはまたじっくり観ることにして、映画なら寝るまでに観れるなと観ることにしたのだった。

オデッセイがどういう話なのかは何となく知っていたが、私は「火星に取り残されてから、どう展開するの!?2時間持つ話なの?」と思っていて、地味そうな気がして敬遠していたところがある。とんでもなかった。これはまた推し映画紹介で別に書こうと思っているが、冒頭10分で一人になった主人公は腹に何か刺さっているし(何だったかはあとで調べよう)、絶望的な状況から始まるのに、次のロケットが来る4年は生き延びなければならないという状況。なのに諦めない姿には目が離せなくなる。気が付けば全て観てしまって、夜中の二時半だった。また詳しくは後日。

とにかく、昨日はリフレッシュできた一日だった。読みたい本も増えたし、やりたいこともあるし、またぼちぼちとやっていこうと思えた。感謝。まじ感謝。そしてこういう機会や場はやはり大切だなと私自身が思えた一日でもあった。

23時54分。

とんでもねえ!!なんかのアニメが始まって今エンディング流れてるけど何のアニメだったか観てなかったから全然分からなかったヨ!!エンディング曲が素敵。

寝ます。